平成2380日目

平成7年7月15日(土)

1995/07/15

【警視庁】オウム幹部ら21人逮捕

オウム真理教が旧ソ連型自動小銃を密造していた事件で警視庁は15日早朝から、武器等製造法違反の疑いで、静岡県富士宮市の教団本部や山梨県上九一色村、都内の教団施設計18カ所を一斉に捜索。自動小銃の設計、加工機械の調達と実際の製造作業に加わった表団「科学技術省」幹部や信者計21人を逮捕した。

警視庁は、教祖の麻原彰一晃被告(40)の直接指示で、教団が想定した「ハルマゲドン」(最終戦争)実現のため都市ゲリラで使用しようと、1000丁規模の自動小銃密造を計画したとみており、実行グループの刑事処分を終えた後、麻原被告ら指示、指揮した最高幹部らを再逮捕し、犯罪史上例のない大量の銃器密造事件の全容を解明する方針。

逮捕されたのは、教団「科技省」所属、U容疑者(28)ら。警視庁は、逮捕した21人のほかに、松本サリン事件などでも逮捕状が出ている「科技省次官」W被告(36)ら8人についても武器等製造法違反容疑で逮捕状を取っており、順次逮捕していく方針。

調べによると、W被告らは①自動小銃の設計②密造に使う工作機械の調達③金属加工作業―の3グループに分かれ、一昨年春から旧ソ連製「カラシニコフ」型を模した自動小銃2丁と大量の小銃部品の密造作業に関与した疑い。

密造は、麻原被告が指示、刺殺された教団「科技省大臣」の故村井秀夫元幹部=当時(36)=や「建設省大臣」早川紀代秀被告(46)ら最高幹部が指揮を執ったとされる。

設計グループは「科技省」幹部広瀬健一被告(31)が数人を指揮。機械調達グループは村井元幹部やW被告が数人の信者とともに担当。金属加工グループは同横山真人被告(31)を中心に「科技省」所属のK容疑者(27)=証拠隠滅容疑で逮捕=らが中心とみられる。

このほか、自動小銃の密造とは知らずに作業をさせられていた信者も多数おり、警視庁は、密造グループは総勢100人以上に上っていたとみている。《共同通信》

警視庁のグレーのバスに、白いオウム服姿の信者らが吸い込まれていく。オウム真理教施設が点在する山梨県上九一色村。曇り空の15日午前、史上例のない大量の武器密造容疑事件で、教団からまた新たな逮捕者が出た。

捜索が始まって3時間近く経過した午前10時、コンピューターや食品の工場とされる「第8サティアン」から捜査員に囲まれた男性信者6、7人が続々と出てきた。一様に前方を見詰めたままで、抵抗する様子はなく、敷地前に止められた護送用のバスに乗り込んだ。建物の窓が開けられ、残った信者が連行される信者を見送っていた。

静岡県富士宮市の教団総本部。正面玄関前に機動隊員がロープを張り、ドアを開閉する音が繰り返されて慌ただしい雰囲気に。午前11時すぎに捜索は終了した。総本部隣の駐車場には、上祐史浩緊急対策本部長が普段乗っている白のベンツ。しかし上祐本部長は姿を現さなかった。

この日、警視庁生活安全部の捜査員らは早朝から続々と教団施設近くに集結。午後7時半ごろから、「第8サティアン」や総本部のほか「第3」「第5」「第6」の各サティアンを捜索した。捜索令状を信者に示して容疑事実を説明する間、監視小屋の信者が教祖の麻原彰晃被告の書籍広告ポスタを捜査員の前に掲げる一幕も。総本部では信者が麻原被告の歌を流し、無言の抵抗をしていたが大きな混乱はなかった。

一方、東京・南青山の教団東京総本部にも午前7時半すぎ、捜査員二十数人が入った。しかし、逮捕状が出ている信者はいなかったらしく約2時間で捜索を終えた。《共同通信》



【大相撲名古屋場所14日目】横綱貴乃花、2場所連続10度目の優勝

大相撲名古屋場所14日目(15日・愛知県体育館)横綱貴乃花が2場所連続10度目の優勝を決めた。貴乃花は“1差”で追う大関武蔵丸を肩透かしで下して13勝1敗。大関若乃花が横綱曙に突き出されて3敗となり、2敗が消えたため、優勝が決定。優勝10回は史上6位タイ。曙は10勝目。

魁皇は寺尾を押し出して勝ち越し、4場所連続関脇を守った。関脇武双山、小結琴の若はともに9勝目を挙げた。平幕の元気者剣晃は10勝目。新入幕の土佐ノ海は負け越した。十両は9勝5敗で蒼樹山ら4力士が並ぶ混戦となった。《共同通信》

【Jリーグ・サントリーシリーズ】第24節

Jリーグ・サントリーシリーズ第24節(15日・札幌厚別公園競技場ほか=7試合)首位の横浜マリノスはサンフレッチェ広島に3−0で快勝、勝ち点49(16勝8敗)でマジック1とし、次節(19日)の清水戦に勝てば、初のシリーズ優勝が決まる。

横浜Mを勝ち点4差で追うジェフ市原と浦和レッズはともに勝って優勝に望みをつないだ。市原は新村のハットトリックなどでガンバ大阪に5−0で大勝、浦和は2−1で鹿島アントラーズを下し、6連勝した。ヴェルディ川崎は1−0でジュビロ磐田を破って10連勝、ベルマーレ平塚は清水エスパルスに4−0で勝ち、川崎とともに優勝にわずかな可能性を残した。《共同通信》

【三豊百貨店崩壊事故】発生から16日、18歳女性が生還

韓国ソウル市瑞草区の「三豊百貨店」の崩壊事故で捜索作業を続けている救助隊は15日午前11時ごろ、崩壊した北側A棟の地下2階部分で女性1人が生存しているのを確認、約20分後、無事救出に成功した。

先月29日の事故発生から16日、377時間ぶりで、事故現場では9日と11日にも救出者が出ており、奇跡的な生存者救出が続いている。《読売新聞》

【社会党・田辺誠元委員長】村山首相を批判

社会党の田辺誠元委員長は15日、山口県徳山市の同党推薦候補の街頭演説で、村山首相について「一生懸命やっておられる。なかなか大変なことだけれど、それだけでは日本のトップとしては若干足らないのではないか」と批判した。

さらに「新進党とも十分連絡を取り、政策の合意を行い、今よりもっと明朗な政治体制をつくればみなさんにとって喜ばしい結果になると思う」として、参院選後、新進党と連携していく考えを示した。《読売新聞》

【土井たか子衆院議長】社会党候補を応援

6年前の参院選で党委員長として社会党大躍進を実現、“山を動かした”土井たか子衆院議長が、15日の盛岡、福島両市での遊説を皮切りに社会党系候補への応援をスタートさせた。

土井氏は中立であるべき議長の立場から選挙応援は避けていたが、社会党の苦戦が伝えられ、室内での講演会の形をとって遊説要請を受けた。自社協力選挙区である盛岡市の演説会場では「時期が時期だけに、特定の候補の応援になると心配する向きもある」と慎重なスタート。

「政治が混迷した状況になればなるほど、原理原則を思い起こし、忘れてはいないか、と問いただすことが必要だ」と、次々と路線転換してきた現執行部への苦言と取れる発言も。

約40分間の話の中で候補者を名指ししての応援依頼は一切なく、それまで候補者への支持を呼び掛けていた地元選出の社会党国会議員や候補者夫人らは肩透かしを食った格好だった。《共同通信》

【ボスニア・ヘルツェゴビナ】2万人が救援待つ

ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人勢力による新たな民族浄化の犠牲となった国連安全地域スレブレニツァの住民は15日までに、イスラム教徒地域のツズラにたどり着いたものの、満足に水や食料ももらえないまま放置される悲惨な状況が続いている。

サラエボ放送によると、ツズラ空港の国連防護軍基地で野宿する女性や子供、老人は14日には2万人に膨れ上がった。多くの人々は丸一日以上も何も食べておらず、真夏の強い日差しの中で、救援物資の配給を待っているという。14日朝には基地内で20歳前後の女性が首つり自殺しているのが見つかった。

同放送などによると、空港の入り口にパンを積んだ一台の車が着くと約300人が先を争うように群がる一方、後方でパンをもらいに行く気力もなく、草の上に座ったままの老人の姿も。

避難民が殺到する中で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などの救援物資の到着が遅れている。救援団体関係者は「何もない。大惨事だ。せめて水だけでもあれば」と訴えた。

イスラム教徒主導のボスニア政府は「陥落は国連の責任」と支援を拒否、住民は自分たちの政府からも見捨てられている状態だ。

また、スレブレニツァで4000人の男性が泣き叫ぶ家族から引き離されて拘束されたと伝えられている。少女たちはどこかに連行され、一部は戻ってこなかった。戻った少女はレイプされた、と明かした、という。《共同通信》

【男子高校生】2割が毎日喫煙

総務庁が15日付で発表した「青少年と自動販売機に関する調査研究報告書」によると、男子高校生の3人に1人が喫煙経験があり、「毎日吸う」という生徒も5人に1人に上ることが分かった。大半が自動販売機で買っていることも明らかになった。喫煙場所は自宅、友人宅、公園・路上の順で多かった。

「この1年間にたばこを吸った」高校生は男子34.9%、女子13.8%。中学生では男子14.3%、女子は5.2%だった。毎日喫煙している高校生の割合は男子で19.4%、女子6.5%、中学生は男子2.6%、女子1.0%となっている。

調査は昨年10月、秋田、千葉、静岡、岐阜、徳島5県の公立中学、高校それぞれ3校のいずれも2年生の2クラスを対象に実施2248人の回答を集計した。

「この1年での飲酒経験」は、男子高校生が78.6%、女子高校生で77.7%といずれも高率。中学生でも男子50.4%、女子46.2%とほぼ2人に1人という結果。「月1回以上の飲酒」は男子高校生で全体の45.6%、女子高校生30.3%、中学生でも男子が14.1%、女子で11.0%だった。

たばこ、酒の主な入手法を2つ挙げてもらったところ「自販機での購入」は、たばこが71.0%だったが、酒類は20.0%にとどまり、「店で飲む」との回答が12.6%あった。

アダルトビデオを買ったり借りたりした男子高校生は33%で、うちビデオショップの利用が67%と圧倒的。男子中学生では入手経験は9%と少ないが、自販機利用が約30%で最も多かった。女子は中学、高校生とも96%以上が「買わない、借りない」と答えた。《共同通信》

【ドジャース・野茂英雄投手】大リーグ初安打

後半戦は白星スタート。米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手は15日、ロサンゼルスのドジャースタジアムでのマーリンズ戦に先発、今季3度目の完投で7連勝を飾った。9回を3安打1失点で、三振は4試合連続2けたとなる0個を奪い、ナ・リーグのトップの奪三振を129に伸ばした。

オールスター戦の先発から中三日で後半戦の初登板に臨んだ野茂は、一回に死球から二盗を許し、さらに犠打と犠飛で1点を先制された。しかし、ドジャースがその裏にオファーマンの2点本塁打で逆転すると、二回以降はフォークボールを有効に使ってマーリンズ打線に長打すら許さない安定した投球。死球はあったが、1試合目で初の無四球だった。

7連勝はマダックス(ブレーブス)と並ぶリーグ最多タイで、防御率も1.90とした。また通算40打席目の七回の打席で中前に大リーグ初安打を放った。次回先発は舞台をマイアミに移しての20日のマーリンズ戦。《共同通信》

7月15日のできごと