平成114日目
1989/05/01
【安嶋弥東宮大夫】勇退
11年余り天皇、皇后両陛下や皇太子さまをお世話してきた宮内庁の安嶋弥東宮大夫兼東宮侍従長(66)が1日、勇退した。安嶋氏は退任前の最後の会見で「皇太子さまのお妃が決まらなかったことが心残り」などと心情を語った。
ここ数年お妃選びは東宮大夫にとって最大の課題で、記者団の質問もご結婚問題に集中した。安島氏は、現在も水面下で進められている選考作業の内容については一切明らかにしなかったが「皇太子さまの場合、ご結婚は公的な意味合いが極めて強いが、やはり私的な部分も大きく、ご本人のお気持ちも大切にしないと」と語った。
さらに「ご結婚は早く決まった方がいいということは分かっていた。やはり心残りです」と結論が出る前の退任に残念そうな表情。「めどがついたから勇退するのか」との問いには「どう答えても騒ぎのもとになりますから」と否定も肯定もしなかった。《共同通信》
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【4野党党首】メーデーに出席
社会党の土井、公明党の矢野、民社党の永末各委員長と社民連の江田代表は1日午前、東京・代々木公園で開かれた第60回メーデー中央大会(連合、総評系)であいさつし、自民党単独による予算案強行採決・衆院通過を厳しく批判するとともに、中曽根前首相の証人喚問、衆院解散・総選挙、野党連合政権を実現させる決意をそれぞれ表明した。《共同通信》
【竹下登首相】タイ・チャチャイ首相と会談
タイ訪問中の竹下首相は1日午後2時すぎから、バンコクの首相府でチャチャイ首相と約2時間会談した。この中で両首脳は、政治解決への動きが出ているカンボジア問題について「平和の方向に向かっている」との認識で一致、カンボジア和平とインドシナ半島の復興のため「日本とタイが協力する」ことで合意した。
これに関連し竹下首相はタイ、カンボジア国境地帯のカンボジア避難民の帰国のため、職業訓練などの実施で全面的に協力することを表明した。《共同通信》