平成1143日目

平成4年2月24日(月)

1992/02/24

【大相撲春場所】新番付発表

日本相撲協会は24日朝、大相撲春場所(3月8日初日・大阪府立体育会館)の新番付を発表し、初場所で19歳5カ月の史上最年少優勝を飾った貴花田が関脇に返り咲き、兄の若花田は小結に復帰、兄弟同時三役が実現した。

旭富士の引退で横綱は初場所全休の北勝海1人になり、番付上では昭和61年名古屋場所(千代の富士)以来の“一人横綱”。

先場所に続いて新三役の誕生はなく新鮮味に欠けるが、初場所千秋楽まで貴花田と優勝を争った曙が大関最短距離の東関脇に座り、ハワイ出身の武蔵丸が幕内3場所目で西前頭筆頭に躍進するなど、大相撲の世代交代を強く感じさせる上位の顔ぶれとなった。《共同通信》



【渡辺美智雄外相】天皇訪中「真剣に検討中」

衆院予算委員会は24日、社会党の串原義直、関晴正、共産党の吉井英勝、藤田スミの各氏らが総括質問を続けた。

この中で渡部外相は、新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)での個目市場開放問題に関連して、串原氏がコメは国内産で自給するという従来からの方針に従って交渉に臨むよう求めたのに対し「そのような趣旨で交渉している」と、慎重な答弁をした。

また串原氏は、日中両国の友好関係を強化するためにも天皇、皇后両陛下の訪中を政府として決断するよう迫った。

外相は、これに対し「中国側から、ぜひ天皇のご訪問をとの申し込みがあり、真剣に検討するということになっている。まだ時間もあり、検討を続けている」と述べた。《共同通信》

【宮沢喜一首相】党4役と政治改革について協議

宮沢首相は24日夜、首相官邸で自民党の綿貫幹事長ら党4役、梶山国対委員長らと政治改革の進め方について協議した。

この結果(1)3月中旬をめどに各党に政治改革協議会の開催を呼び掛ける(2)それまでに自民党の基本方針をまとめるよう努力する(3)与野党で合意に達したものから必要に応じ法制化を進め今国会中の実現化を目指すーことで意見が一致した。《共同通信》

【コスモ証券】「すかいらーく」に360億円賠償

コスモ証券の文箭安雄社長は24日夕、東京証券取引所で記者会見し、同社東京支店の元課長が外食大手「すかいらーく」との間で行った帳簿外取引による損失に関連して、実質約360億円の損害賠償を行う民事調停が成立したと発表した。同時に、この責任をとって矢野宗一会長、古谷哲雄副社長の二人が3月31日付で退任することも明らかにした。

また、山種証券の石田浩司、山崎稔両専務も同夜、東証で記者会見し「幹部社員二人が独断で行った株取引で、三社に約200億円の評価損が発生、このうち一社が既に計6億9000万円の賠償を求める民事訴訟を起こして係争中である」と発表した。

両証券とも、有価証券の評価損を表に出さないための「飛ばし」と呼ばれる取引に関連するとの見方が強く、財テクの失敗に伴う企業と証券会社とのトラブルが予想以上に深刻であることを裏付ける結果になった。

コスモ証券によると、元課長は昨年7月、額面408億円(時価48億円)の米国ゼロ・クーポン債を「半年後に額面プラス20億円で買い戻す」と持ちかけ、「すかいらーく」に額面通り408億円の現先取引契約を結ばせた。ところが期日が来ても契約が履行されないため、「すかいらーく」側が調停を申し立てていた。

調停の結果、コスモ側が元課長の不法行為を認め、債券を額面通りの408億円で引き取るほか、金利分として7億4000万円を上乗せし、計415億4000万円を支払うことで合意した。この債券の現在の時価は約55億円のため、実質的な賠償額は約360億円になるという。

一方、山種証券に対する訴訟は、日本住宅金融の子会社である東京証券金融(東証金)と丸善を主な取引先とするマルヤ・ビジネス・アソシエイツの両社が昨年暮れまでに起こした。

山種証券の元部長級と元課長級の二人の幹部が「(値上がりするという)断定的な推奨」を行って株を売りつけ、大きな評価損を与えたというもの。東証金は1億6500万円、マルヤが5億2500万円の株式購入価格の賠償を求めているが、山種証券によると、別の一社を加えた三社との間で、総額300億円強の購入株が200億円の評価損を出すトラブルが起きている。《読売新聞》

【幕張メッセ】展示ダイヤ盗難

24日午後4時20分ごろ、千葉市中瀬二の幕張メッセ国際展示場で開かれていた「第三回国際宝飾展」で、展示中のプラチナ台のダイヤの指輪とダイヤ裸石2個(計3億3900万円相当)が盗まれているのを警備員が発見し、110番通報した。

千葉西署の調べによると、盗まれたダイヤは指輪が11カラット、裸石が6カラットと13カラット。東京都渋谷区南平台町の宝石店が出展したもので、ガラスケース内に展示されていたが、カギなどはかけておらず、自由に手に取って見られるようになっていたという。

同宝飾展は日本で最大規模の展示会で、世界各国の宝石店約800社が出展、同日始まったばかりで、26日までの予定。盗まれた時は会場に約8000人が訪れてにぎわっていたといい、同署では、大勢の客の目と警備のスキを突いた犯行と見て捜査している。《読売新聞》



2月24日のできごと