平成1150日目

平成4年3月2日(月)

1992/03/02

【ワシントン条約京都会議】開幕


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絶滅の恐れがある野生動物の国際商取引を規制するワシントン条約の第8回締約国会議が2日、京都市の国立京都国際会館で始まり、初日は開会式や会議の手続きを決める本会議があった。日本での開催は初めて。

最大の焦点となっていたスウェーデンでの大西洋クロマグロ規制提案について、条約事務局が「クロマグロは規制に値しない」との見解を報告書の中で示していることが同日明らかになり、否決される公算が大きくなった。

締約国会議はほぼ2年おきに開催。京都会議は13日までの日程で、条約加盟国112カ国の政府代表や非政府組織(NGO)の代表約1000人が参加した。《共同通信》



【将棋・里見香奈さん】誕生日

【宮沢喜一首相】元秘書証人喚問「委員会に従う」

共和リゾート汚職に絡む阿部文男元北海道、沖縄開発庁長官らの証人喚問問題で空転していた衆院予算委員会は2日午後、審議を再開し、平成4年度予算案の総括質疑を終了した。

宮澤首相はリクルート未公開株譲渡問題で、野党各党が要求している服部恒雄元秘書らの証人喚問について「委員会の決定には従う」と述べ、予算委員会で喚問を決めた場合は応じる考えを初めて示した。《共同通信》

【中曽根康弘元首相】ロシア・エリツィン大統領と会談

ロシアを訪問中の中曽根元首相は1日、クレムリンでエリツィン大統領と約1時間会談した。この中で、エリツィン大統領は北方領土を含む日ロ間の平和条約締結問題について、今世紀中に解決する考えを表明。さらに「ロシア国民は食糧その他の問題でくたびれているので今すぐこの問題を持ち出すのは、時宜を得ていない」と前置きしたうえで、「秋になれば余裕も出てくるし、好転もする。そういうタイミングを見ながら進めていく」と述べ、今年秋の訪日を事態打開の大きな契機としたいとの意向を示した。

同大統領は、訪日時の宮澤首相との首脳会談にどういった姿勢で臨むかは明らかにしなかったが、何らかの具体案を打ち出すことを示唆したもの、との受け止め方も出ている。《読売新聞》

【米国ホンダ】追徴22億円

米関税当局は2日、本田技研工業の米国法人がカナダ工場からアメリカに輸出する際に関税の支払いを回避したとして追徴を正式決定した。関税追徴額は明示しなかったが、その間の輸出に見合う1700万ドルが(22億円)前後の巨額にのぼる見通し。決定は免税条件となる米加自由貿易協定の現地部品調達率を下回っていたとの判断に基づくもので、今回の決定はカナダに進出中のトヨタ自動車など他の日本車メーカーにも波及する恐れが強い。また、決定は外国企業の投資に悪影響を与えるとして、カナダ政府は反発しており、日米だけでなく米加の問題としても今後、こじれそうだ。

決定によると、米国ホンダはカナダ・オンタリオ州の工場で製造している小型乗用車「シビック」をアメリカに無税で輸出しているが、「関税(2.5%)免除の条件である北米部品調達率50%以上を満たしていないとの結論に達した」とし、不当に関税を回避したとした。追徴額は米関税当局が監査対象とした米加自由貿易協定発効の89年1月から90年3月までの間に関税を回避した相当額。

また「ホンダ側は関税当局に不服を申し立てることができるが、当局が却下した場合には追徴に応じなければならない」と、ホンダ側に反論の機会を与えている。《読売新聞》

米関税当局の決定について、米国ホンダ製造の一スコット・ホウィットロック副社長は2日、ワシントンで記者会見し、「カナダ政府は免税条件を満たしていると判定したのに、米関税当局が否定したのは納得できない」と強く反論した。

同副社長によると、米関税当局が2日にホンダ側に示した監査報告書は「ホンダ車のエンジンが北米部品でない」と判定、それが響いて「米加自由貿易協定で免税条件である北米部品調達率50%以上を満たしていない」との結論になった。

これに対し、カナダ政府は2月27日に、米オハイオ州の工場で製造され、カナダに輸出された問題のエンジンを「北米部品」と認定している。《読売新聞》

【自民党・金丸信副総裁】公定歩合引き下げを改めて主張

羽田孜蔵相は2日の政府・自民党首脳会議で、金丸副総裁らに対し、公定歩合再引き下げ問題について発言は慎重にするよう要請した。しかし当の金丸氏は、同日夕重ねて再引き下げの必要性を訴え、改めてこの問題をめぐる自民党と大蔵省・日銀の間の認識のずれをうかがわせた。

羽田蔵相は同会議で、「(再引き下げを求める)党側の意向は十分承知しているが、年金や預貯金を頼りに生活する人もいる。日銀、大蔵省はそのへんを踏まえ、社会情勢をみて対応しているので、公定歩合についての発言は十分配慮してほしい」と述べた。

同時に、羽田蔵相は「昨年末の公定歩合引き下げが、市中の銀行金利にすみやかに対応しているか、企業経営への影響はどうかなどを調査している」と述べ、大蔵省としても実態調査中であることを強調した。

これに関連して、金丸氏は「荒っぽい言い方をしたが、要は景気を心配し予算を早く通したいということだ。これからは言葉を選んで慎重に発言する」と述べた。

ところが金丸氏は、参院補選応援のため訪れた仙台市での講演で、「景気は下降線だ。中小企業も投資をしないと増産は考えられない。金利が高くては投資ができない」と前置きしたうえで、「だから(先に)公定歩合を0.5%引き下げろと言った。いろいろ批判はあったが、多くの国民はなかなか言えないことを言ったとほめてくれる人もいる」と述べ、現行4.5%の公定歩合をさらに引き下げるべきだとの考えを重ねて強調した。《読売新聞》

【自民党・金丸信副総裁】左派切り離せば社党との新党も

金丸氏自民党の金丸副総裁は2日夕、参院宮城補選応援のため訪れた仙台市のホテルで講演し、持論の政界再編に言及、「社会党に対しては左(派)を切って、右(派)と竹下派とで新しい政党をつくろうではないかと訴えている」と強調、社会党が大きく脱皮すれば、竹下派を軸とした保守勢力との新党結成もありうるとの考えを表明した。

ただ金丸氏は「国民政党でなくなった社会党に、今の状況を任せられるか」と厳しく批判、現状では難しいとの認識を示した。《読売新聞》

【カブス・サンドバーグ二塁手】平均年俸9億2000万円

米大リーグのライン・サンドバーグ二塁手(32)(カブス)は、2日、球団と1993年から4年間、総額2840万ドル(約37億円)の延長契約を結んだ。同選手の平均年俸710万ドル(約9億2000万円)はこれまで最高のボビー・ボニーヤ外野手(メッツ)の平均年俸580万ドルを大幅に更新する史上最高給となった、

同選手は1982年にカブス入り、84年にナ・リーグMVPを選得したほか、昨年まで8年連続オールスター出場、優秀な守備選手を対象としたゴールドグラブ賞も9度選得、10年間通算成績は打率2割8分8厘、205本塁打、749打点。《読売新聞》



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