平成5224日目
2003/04/28
この日のできごと(何の日)
【岐阜県八幡町、大和町】白装束集団に車の退去要請
岐阜県八幡町と大和町は28日、両町境にある林道に数日間、十数台の車を駐車したまま車内で生活している団体に対し「林道の不当使用にあたる」として、文書で退去を要請した。両町によると、団体は「パナウェーブ研究所」を名乗り、現場にいるメンバーは30〜40人。全員が白装束を身にまとい、車も白い布で覆っている。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【みずほフィナンシャルグループ】最終赤字2兆3800億円
みずほフィナンシャルグループは28日、2003年3月期決算について、株価下落により株式関連の期間、評価が約9000億円に膨らんだため、最終赤字額の見通しが2兆3800億円と、1月時点の予想に比べ4300億円拡大すると発表した。最格赤字額は上場企業で過去最大。
この結果、大手7銀行・グループの03年3月期の株式関連損失は計約3兆円と前期に比べほぼ1.9倍に増加。7銀行・グループすべてが最終赤字となり、赤字額は4兆980億円と前期を約6000億円上回る。
大手行は03年3月期に計2兆円を超える資本増強を実施したが、株関連損失の拡大が増資効果を帳消しにしており、株価低迷が大手行の経営を圧迫している実態があらためて示された。《共同通信》
【新型肺炎】
中国、感染者3000人超す
中国衛生省は28日、国内の新型肺炎(SARS)感染者数が203人増えて計3106人となり初めて3000人を突破、死者も8人増の計139人になったと発表した。香港も感染者数が14人増え計1557人に、死者は5人増の計138人となった。
衛生省は感染者数について、前日の統計から11人を除外し実質で203人増えたとしている。中国の感染者増は北京が96人と半分近くを占めたほか、内モンゴル自治区38人、山西省29人、天津市22人と北京周辺地域でも増加が目立っている。
北京で感染者や感染の疑いがある患者に「密接に接触」したため隔離された市民の数は前日より1252人増え8924人となった。
北京では死者も3人増え計59人と、中国国内で最高を記録している。中国での感染状況を調査している世界保健機関(WHO)専門家チームは28日の記者会見で「いつピークを迎えるのか十分なデータがなく、分析できない」として、北京市にさらに感染者の住居や職業などについて詳細な情報を求めていく考えを示した。《共同通信》
台北・故宮博物院、マスク義務付け
台北市の観光名所である故宮博物院は新型肺炎感染防止のため、28日から参観客に対し、マスク着用を義務付けた。新型肺炎が終息するまでの措置で、持参していない参観客にマスクを販売する。
同博物院はまた、同日から職員の体温測定を実施、38度以上あった場合は出動させないことにした。参観客についても体温測定を実施する計画という。
同博物院は3月末から展示ガラスの消毒を徹底するなどの新型肺炎防止措置を講じている。《共同通信》
【小泉純一郎首相】スペイン・アスナール首相と会談
4月28日、小泉首相は欧州諸国訪問の二カ国目となるスペインを訪問した。
マドリッド郊外のサルスエラ宮殿におけるカルロス一世国王への表敬訪問の後、市内の首相府でアスナール首相との首脳会談に臨んだ小泉首相は、イラクの復興支援・北朝鮮問題等について意見交換を行った。
イラク復興支援について両首脳は、「国連の役割が重要で、十分な関与が必要」との認識で一致、国際協調体制の確立に向けて努力することで合意した。北朝鮮問題については、小泉首相から「核開発問題とともに、ミサイル・拉致問題が日本にとって重要な課題である」と説明し、平和的・外交的解決を図るために米朝中三カ国協議へのEU(欧州連合)の協力を要請。アスナール首相の理解を得た。《首相官邸》
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スペイン訪問中の小泉純一郎首相は28日午前、マドリード市内のホテルで同行記者団と懇談し、自民党の一部が要求している内閣改造について「考えていない。総裁選で敗れれば当然変わる。それを見てから判断しても遅くはない」と述べ、9月の総裁選前の改造を否定した。
個人情報保護法案、有事関連法案を抱える通常国会の見通しでは「今の状況でいけば、延長なくして成立できるような環境になってきた。野党の対応が柔軟になってきた」と、会期延長は必要ないとの見解を示した。
衆院の解散・総選挙については「全く考えていない。9月に総裁選がある。内閣不信任案が通る状況にはなく、重要法案、外交日程などを考えるとあえて解散する必要はない」と現時点では念頭にないことを強調。「総裁選後はどういう状況になるか分からない。一寸先は闇で、臨機応変だ。解散の仕方によっては政局が転換する可能性もあり、慎重、冷静な判断が必要だ」と述べ、総裁再選に自信をにじませながら、総裁選後の状況を見極めて判断する考えを示した。《共同通信》
【イラク】米軍、デモ隊に発砲
イラクの首都バグダッドの西約60キロにあるファルージャで28日夜、反米デモの群衆に米軍が発砲し、少なく、とも13人が死亡、53人が負傷した。地元病院の当局者が29日、明らかにした。カタールの衛星テレビ、アルジャージーラは死者15人と伝えているほか、死者17人との情報もある。
米軍のイラク制圧後、米軍の発砲による住民の犠牲としては最大規模とみられ、今後、イラク国内で米軍への反発が強まる可能性もある。
住民によると、ファルージャ中心部にあるイスラム教のモスクで行われた夜の礼拝の後、若者約200人が、米軍が地元司令部として占拠していた小学校の前に押しかけて退去を要求。これに対し、米軍が無差別に発砲した。デモは平和的なもので、武器は持っていなかったという。
しかし、現地の米軍将校は共同通信に対し、デモ隊から自動小銃による発砲があったため、やむなく応戦したとし「これはかなり組織されたデモだと思う」と述べた。通り掛かった車の中から米軍に発砲があり、これが引き金となって米軍が群衆に発砲を始めたとの情報もある。《共同通信》