平成5223日目

2003/04/27

この日のできごと(何の日)

【新型肺炎】世界の死者、300人突破

アジアを中心に猛威を振るう新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)は27日、さらに被害を拡大、感染者は中国で161人、香港で16人増え、世界保健機関(WHO)の26日の発表に加えると可能性例も含めた感染者は5000人を超えた。

死者も香港で12人、中国で9人増えたほか、台湾でも1人死亡し、世界で300人の大台を超えて316人を数えた。

新型肺炎対策で初めて首脳が協議する東南アジア諸国連合(ASEAN)緊急首脳会議を前に、アジアの新型肺炎禍は勢いを増している。

中国衛生省の発表によると、感染拡大は北京が深刻で、死者が8人増えて56人となった。初めて広東省(51人)を上回り、香港を除く中国大陸で最多となった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【川口順子外相】ヨルダン・ラゲブ首相と会談

ヨルダンを訪問している川口順子外相は27日午前、アンマン市の首相府でラゲブ首相と会談し、イラク復興について、国際協調を再構築し、イラクの「領土の一体性」や主権を尊重して取り組むことが重要との認識で一致した。

外相は「国際協調の再構築が極めて重要だ」と指摘。首相は「国連は復興のためのよい枠組みを提供するものだ」と応じた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】キャビネット・ウォー・ルームを見学

4月27日のできごと(何の日)【小泉純一郎首相】キャビネット・ウォー・ルームを見学
https://www.kantei.go.jp/

27日、英国滞在中の小泉首相は、ロンドン市内にあるキャビネット・ウォー・ルーム(第二次世界大戦時、地下に避難した戦時下の首相官邸。現在は博物館となって公開されている)をブレア首相と共に見学、歓談した。《首相官邸》

【南北閣僚級会談】

韓国と北朝鮮の第10回南北閣僚級会談が27日午後、平壌市内のホテルで始まった。韓国首席代表の丁世鉉・統一相は基調演説で「北の核保有発言が事実なら、韓(朝鮮)半島非核化共同宣言に全面的に違反する重大な事件だ。北の核保有は絶対に容認できない」と述べ、北朝鮮に核兵器廃棄を強く要求した。

韓国側は「核保有発言は事実か」とも問いただしたが、北朝鮮首席代表の金朎星・内閣責任参事は答えず「北京での協議で新しく大胆な提案をした」とだけ述べ、核問題ですれ違いを見せた。

南北閣僚級会談は今年1月以来約3カ月ぶり、盧武鉉政権発足後は初の開催だが、難航は必至。《共同通信》

【滋賀・豊郷町長選】失職した前町長が再選

米国出身の建築家ヴォーリズが昭和初期に設計した小学校校舎の建て替え問題をきっかけにした住民投票で町長が解職され、無所属3人で争われた滋賀県豊郷町の出直し町長選が27日、投票された。

即日開票の結果、前町長の大野和三郎氏(47)=自民推薦=が、校舎の「改修・活用」を訴えた新顔の元町議伊藤定勉氏(55)と元町長戸田年夫氏(61)を破った。大野氏の2204票に対し、次点の伊藤氏は2149票。わずか55票差での再選となった。《朝日新聞》

【インドネシア】ジャカルタ空港で爆発

ジャカルタ国際空港の国内線出発ターミナルにある米国系ファストフード店の前で27日午前6時半ごろ、爆発があり、生後9カ月の乳児を含む11人が負傷した。うち1人は重傷。

ダイ国家警察長官によると、爆発したのは手製の小型パイプ爆弾で、米国関連施設を狙ったテロの疑いがある。今月24日にジャカルタ中心部の国連事務所の脇で起きた爆発事件で使われた爆弾と、同じタイプとみられるという。

インドネシアでは昨年10月のバリ島爆弾テロ以降、実行犯グループを含めたイスラム急進派の摘発が進み、今月23日には東南アジアの地下組織ジェマ・イスラミア(JI)の精神的指導者とされるアブ・バカル・バシル氏の公判が始まったばかり。こうした動きに反発する勢力の犯行の可能性がある。

空港は閉鎖されておらず、発着便に影響はないという。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ヤンキースの松井外野手は27日、アーリントンでのレンジャーズ戦で初めて「4番」に座ったが、初の3三振を喫し、5打数無安打。打率は2割5分2厘に下がった。

マリナーズのイチロー外野手はタイガース戦で三回に中前適時打を放つなど4打数1安打1打点(打率2割5分7厘)。

ドジャースの石井投手はパイレーツ戦で6回を2失点で2勝目(1敗)。エクスポズの大家投手はアストロズ戦で3回5失点で3敗目(2勝)。メッツの新庄外野手はダイヤモンドバックスとのダブルヘッダー第2試合に先発し、3打数1安打1打点だった。《共同通信》

フィリーズのケビン・ミルウッド投手(28)が27日、ペンシルベニア州フィラデルフィアのベテランズ・スタジアムで行われたジャイアンツ戦でノーヒットノーランを達成した。自身初、チーム通算9度目。大リーグでは昨年、同じ4月27日にレッドソックスのデレク・ロウ投手(29)がデビルレイズ戦で達成して以来で、今季初。速球とカーブの緩急で10奪三振、3四球の内容。味方打線が一回にリッキー・レディー外野手のソロ本塁打で挙げた1点を最後まで守った。今季4勝目(1敗)。

ミルウッドは昨年、ブレーブスで18勝8敗、防御率3.24を記録した右の好投手。昨年12月、フィリーズにトレードされた。《共同通信》

【この日の民主党】

衆院東京6区補選で小宮山候補が勝利

民主党の故石井紘基議員が右翼の凶刃に倒れたために実施され、27日に投開票の行われた衆議院東京6区の補欠選挙で、民主党公認の小宮山洋子候補が、自民党等の候補を退けて堂々の勝利を収めた。

当選確実の報道を受けて、世田谷区太子堂にある選挙事務所には小宮山候補、故石井議員のナターシャ夫人、民主党の菅直人代表、羽田孜最高顧問と多くの支援者らが駆けつけ、小宮山候補の勝利を祝った。

記者会見で勝因を問われた小宮山候補は、「一部の人が得をするような政治ではなく、本当に公正な、すべての人のための新しい政治をここから作ろう、石井紘基さんの遺志を継いで、『不正を正し、税金の無駄遣いを許さない』という正義が通る政治をぜひ一緒に作って下さいとお願いしたことを聞いていただけたのだと思う」と語った。

選挙戦を通じて、特に「暮らしの安定」を訴えた小宮山候補は、「3人の子育てをしながら仕事をしてきた。高齢社会への取り組みも大事だが、日本はあまりにも子育てを支援してこなかった。特に東京は全国最低の出生率。子どもたちのことをまずやりたい」と当選後の抱負を明らかにした。

小宮山さんの当選について感想を求められた石井ナターシャさんは、「民主党には、利権体制を徹底的に暴いてほしい。小宮山さんには、これから一所懸命頑張ってほしい。大変うれしい」と、娘のターニャさんとともに感激の表情を見せた。

また、ゼネコン汚職事件で逮捕、実刑が確定した自民党の中村喜四郎前衆議院議員の失職に伴う衆院茨城県第7区の補欠選挙では、自由党公認で民主党が推薦した加藤真砂子候補が健闘したが、及ばなかった。

開票結果確定後、選挙事務所で会見に臨んだ加藤候補は「今回の選挙は、大変厳しいものと当初から考えていた。時間が短かったこともあるが、保守基盤の強いところで、なかなかわれわれの目指すところが浸透しにくかったのではないか」と選挙戦を振り返り、駆けつけた支持者らを前に「このままでいいとは思っていない。日本の将来を見つめながら一番いい手段を選び、また挑戦したい」と再起への意欲を示した。

「次の総選挙への足がかり築く」岡田幹事長

民主党の岡田克也幹事長は27日21時30分から統一補選の開票経過を受けて記者会見し、「唯一の与野党激突である東京6区で、圧倒的な差をつけ民主党の小宮山洋子候補が勝った意味は大きい」と述べた。

茨城7区で推薦した自由党候補については、残念な結果としながらも、「民主党と自由党が力を合わせて選挙をたたかう姿を見せられた」とし、両補選の結果は「次の総選挙への足がかり。政権交代に近づくその第一歩となった」と評価した。

国政統一補選・統一地方自治体後半戦選挙結果について(談話)

民主党幹事長 岡田 克也

本日、国政統一補選と統一地方自治体選挙後半戦の投開票が行われ、自民党との直接 対決となった衆議院東京6区補欠選挙において、わが党公認の小宮山洋子候補が圧倒的 な勝利を収めました。ご支持・ご支援いただいた多くの皆さまに心から感謝申し上げます。

衆議院東京6区におけるわが党の勝利は、故石井紘基議員の遺志を受け継いだ小宮山洋子さんに対する高い支持のあらわれであるとともに、小泉・自民党政権の2年間に対し、国民の審判が下ったものでもあります。小泉改革は看板倒れであることが明らかになったばかりか、この2年間で株価は半減して失業率は最悪を更新するなど、小泉政権の経済失政が国民生活をさらに悪化させています。こうした小泉政権に対する国民 の評価が、東京6区補選の結果となってあらわれたものと考えます。

茨城7区補欠選挙においては、自由党が公認し、わが党が推薦した加藤真砂子候補が 残念ながら当選を逃しました。しかしながら、民主党と自由党がともに手を組んで次期総選挙をたたかう手応えを得ることができました。

また、統一地方選の後半戦においては、大分市長選挙でわが党所属議員であった釘宮磐候補が激戦をくぐり抜け、当選を果たしました。地方分権・地域主権の確立をめざす上で、わが党の理念・政策を共有する首長がまた一人誕生した意義は大変大きいと考えます。現段階ではすべての結果が出揃ってはいませんが、この他にも全国各地で行われた市区町村長および議員選挙において、多くのわが党公認・推薦候補が当選を果たすことができました。ご支持、ご支援いただいた多くの皆さまに心より感謝申し上げます。

私たち民主党は、この度の勝利を来るべき次期総選挙の追い風として、今回議席を得た多くの民主党地方議員とも力をあわせ、政権交代を実現し、日本の政治を変え、日本の再生をはかるために全力を尽くします。そして、旧い既得権を打破し、開かれた公正で透明性の高い社会をつくり、国民が安心して暮らせる、新しい国づくりをすすめます。引き続き、民主党への一層のご支持、ご支援をお願い申し上げます。《民主党ニュース》



4月27日 その日のできごと(何の日)