平成7044日目
2008/04/21
【福田康夫首相】韓国・李明博大統領と会談
福田康夫首相は21日、韓国の李明博大統領と官邸で会見し、日韓関係を「一層成熟したパートナーシップ関係」に拡大することで一致した。経済連携協定(EPA)締結交渉の再開準備として6月中に実務協議を開くことや、日中韓協力のため3カ国首脳会議を年内に日本で開くことでも合意。
両首脳は北朝鮮の核放棄に向け日韓、日米韓が緊密に協力していく方針を確認し、大統領は拉致問題を解決し日朝国交正常化を目指す日本の立場に支持を表明した。《共同通信》
平成20年4月21日、福田総理は貴代子夫人とともに総理大臣官邸で、大韓民国の李明博(イ・ミョンバク)大統領ご夫妻を出迎え、日韓首脳会談を行いました。
会談では「シャトル首脳外交」の重要性を確認するとともに、本年後半に福田総理が韓国を訪問することを確認しました。また、李大統領が、福田総理の招待により、7月9日に北海道洞爺湖で開催されるG8首脳会議アウトリーチ・セッションに出席することも確認しました。
その他、両国の若い世代間の理解と友情の増進に大きな役割を果たしている「日韓ワーキグング・ホリデー制度」の拡充や、両国の経済交流の活性化を目指した「日韓ビジネス・サミット・ラウンドテーブル」について今後の活動への期待を表明するなど、人材交流・経済分野での協力について幅広く話し合いました。
さらに北朝鮮について、福田総理から、日朝平壌宣言に則って、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して日朝国交正常化を早期に実現する方針を李大統領に説明し、李大統領は理解と支持を表明しました。
首脳会談後に両首脳は、「日韓ビジネス・サミット・ラウンドテーブル」第1回会合に参加した日韓両国の経済団体代表から報告を受けました。
その後の共同記者会見で、福田総理は「李大統領と率直に話し合うことを通じ、協力し、日韓新時代を切り開いてまいりたいと思っております」と述べました。
夜には、大統領ご夫妻のほか日・韓の関係者を招いて晩餐会を開催し、福田総理は「日韓両国の国民が様々な分野で官民を挙げて築いていく成熟したパートナーシップ、これこそが日韓新時代を形作るのだと思います。私は、両国国民のこうした努力を李大統領と緊密に協力して後押ししていく考えであります」と述べました。《首相官邸》
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【愛子内親王殿下】学校生活が本格化
学習院初等科1年生の本格的な授業が21日始まり、10日に入学した皇太子ご夫妻の長女、愛子さま(6)も、黒いランドセルを背負って元気に登校した。雅子さまも一緒で、愛子さまが通学に慣れるまでしばらく同行するという。
宮内庁東宮職などによると、雅子さまと愛子さまは午前7時45分ごろ、お住まいの東宮御所(東京都港区)がある赤坂御用地の門を出た。二人は手をつなぎ、紺のコート姿の愛子さまは雅子さまと笑顔を交わしながら学校までの数十メートルのなだらかな坂道を歩いた。《毎日新聞》
【この日の民主党】
農林水産部門会議を山口県内で開催
民主党は21日午後、山口県岩国市内で「『次の内閣』農林水産部門in山口 農林漁業政策に関する意見交換集会」を開催。筒井信隆『次の内閣』ネクスト農林水産大臣をはじめ佐々木隆博、石川知裕両衆議院議員、郡司彰、主濱了、平野達男、松野信夫各参議院議員が参加、地元の農林水産業関係者と意見交換の後、わさび畑、梨畑を訪れた。
会議でははじめに、筒井ネクスト農水相が(1)食の安全・安心対策関連法案(2)農林漁業再生ビジョン~6次産業化プログラム~――を説明。(1)については、食品安全に対する関心の高まりを受けて策定、衆議院へ法案を提出したと現状を述べた。(2)については、先の臨時国会に提出して継続審議中である農業者戸別所得補償法案に加え、限界集落の再生のため、多面的機能を果たす農林水産業全般に対して支援するものであると、その基本方針を示した。
意見交換で出席者は「『都会からUターンした若者を(後継者に)』と言うが、待っていられない」と、後継者不足に悩む農業経営の実態を訴え、与党の政策については「机上の空論だ」と批判。「実態に沿った政策で農村の活性化を」と、支援対象を小規模農家までとする民主党の政策に、期待の声が寄せられた。大規模農家に対するガソリン税の優遇措置に対して「平等な政策を」と求める発言もあり、活発な意見交換が行われた。
さらに地元の方から「声なき声を国政に反映させてほしい」と訴えがあり、米軍基地再編に係る地域住民の声の要望書が手渡された。
この後、一行はわさび畑、梨畑を視察。田圃を転作した梨畑も、10日に1回の消毒が必要であるなど、手間がかかるために人手不足に陥り、以前は9人いた栽培者が、現在では1人になってしまったと説明があった。白いきれいな花が咲き誇るものの、人手がかけられないために梨の実がなることはない寂しい現状が語られ、出席議員は、地域再生へ政策で応える思いを新たにした。《民主党ニュース》