平成8447日目
2012/02/23
【この日の野田総理】
衆院予算委員会
野田佳彦首相は23日午前の衆院予算委員会で、日本経済の現状について「東日本大震災や円高、欧州債務危機など下振れリスクが続く中、経済再生に総力を挙げなければいけない状況だ」と指摘し、円高やデフレへの対策に全力で取り組む姿勢を示した。
また、日銀との連携をめぐり「白川方明総裁と膝をつき合わせる頻度を高め、適切な連携関係を強化する」と述べた。
古川元久経済財政担当相は、深刻な財政状況に関して「不良債権処理を含めて問題解決を先送りした結果、財政赤字を拡大させてきた」と自民党政権の責任に言及した。《共同通信》
野田佳彦首相は23日の衆院予算委員会で、政府が閣議決定した税と社会保障の一体改革大綱に「衆院定数80削減」を明記したことについて「立法府のあり方に深く踏み込んだ表現があり、国会の議論にご迷惑をおかけしたことを遺憾に存じ、深くおわび申し上げる。今後の閣議決定では慎重な態度で臨む」と陳謝した。
「三権分立の趣旨から問題」などと反発していた野党も矛を収め、12年度予算案の中央公聴会を3月2日に開くことに同意したが、予算案の年度内成立は厳しい情勢となった。《毎日新聞》
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【民主党・前原誠司政調会長】定例会見で産経新聞記者の出席を拒否
民主党の前原誠司政調会長は23日、国会内で開いた定例記者会見で産経新聞記者の出席を拒否した。前原氏は同日午前、産経新聞が前原氏を「言うだけ番長」と記載したことなどに抗議。文書での回答を求めた上で、会見拒否を伝えていた。
前原氏は夕方の記者会見開始前に産経新聞記者をみつけ、「会見を始められない」と拒否。会見場所を別に移したうえで民主党政調会の職員が出席者に普段は求めない名刺提出を求めた。産経新聞記者に対しては、「産経新聞はお断りしています」と拒否され、記者が理由を尋ねると、職員は「詳細は承知していない」と返答した。《産経新聞》
【スノーボードW杯ハーフパイプ】平岡卓選手が2位
スノーボードのワールドカップ(W杯)は23日、カナダのストーンハムでハーフパイプ(HP)を行い、男子で平岡卓(フッド)が91・25点で自己最高に並ぶ2位に入り、今季初の表彰台に上がった。子出藤歩夢(アメリカン)は4位。ネイサン・ジョンストン(オーストラリア)が95・50点で優勝した。
女子は松本遥奈(クルーズ)が80・25点で3位に入り、大江光(クルーズ)は8位。蔡雪桐(中国)が92・75点で勝った。《共同通信》
【グリー】ゲーム内容を巡る訴訟でDeNAに勝訴
携帯電話向け釣りゲームで画面が酷似しているなどとして、ソーシャルゲーム大手のグリーが同業のディー・エヌ・エー(DeNA)など2社を相手取り、配信差し止めや約9億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁の阿部正幸裁判長は23日、「著作権侵害に当たる」として、配信差し止めと約2億3千万円の支払いを命じた。グリー側代理人によると、携帯向けソーシャルゲームの著作権侵害訴訟で差し止めが認められたのは初とみられる。DeNA側は即日控訴した。《日経新聞》
【セガサミー】「シーガイア」買収を発表
セガサミーホールディングスは23日、リゾート施設「シーガイア」(宮崎市)などを運営するフェニックスリゾート(同)の全株式を、米投資会社、RHJインターナショナル(RHJI、旧リップルウッド)から取得し、完全子会社にすると発表した。フェニックスの持つ大規模施設の運用ノウハウを得て将来は複合型リゾート施設の運営を目指す。3月までにフェニックスの株式19万8400株を4億円で取得する。あわせて54億円を同社に貸し付け、債務の弁済にあてる。《日経新聞》
【民主党・小沢一郎元代表】解散阻止で倒閣に言及
民主党の小沢一郎元代表は23日、自身が会長の勉強会で講演し、野田佳彦首相が消費税増税を掲げて衆院解散に踏み切る動きを見せた場合はこれを阻止するため、野田内閣打倒を目指す可能性に言及した。「『国民生活が第一』という柱を据えた政権を構築し直すことに思いをはせなければならない」と述べた。出席者が明らかにした。
総選挙で過半数を獲得できる政党はないと指摘した上で「強引に増税問題で選挙をすれば国民生活が混乱に陥る。どうすれば生活を安定させられる政権ができるか、政治家の責任として考えなければならない」と述べ、政界再編も視野にあることを示唆した。《共同通信》
【歌舞伎・中村雀右衛門さん】死去
みずみずしい芸風で、娘役などを得意とした歌舞伎女形で人間国宝、文化勲章受章者の中村雀右衛門さんが23日午後3時55分、肺炎のため東京都中央区の聖路加国際病院で死去した。91歳。東京都出身。
父は六代目大谷友右衛門。1927年、大谷広太郎を名乗り初舞台。名子役から立役の道を歩んだが、兵役から戻った戦後に女形に転向。48年、七代目大谷友右衛門、64年に四代目中村雀右衛門を襲名した。《スポニチ》