平成9705日目

2016/08/04

この日のできごと(何の日)

【政府】普天間移設工事「1カ月中断」

菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について、今月10日から9月9日までの1カ月、移設計画にかかる一切の工事を停止し、県と移設問題について集中的に協議すると発表した。

県が求めているキャンプ・シュワブ沿岸域の臨時制限区域への立ち入り調査を認める方針も述べた。菅氏は会見で「普天間の危険性除去と辺野古移設に関する政府の考え方や沖縄県の負担軽減を目に見える形で実現したいという取り組みをあらためて丁寧に説明したい」と述べた。《琉球新報》

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に関連する工事を安倍政権が一時中断することについて、米国防総省のデービス報道部長は4日、「移設を進めるための日本政府の内政上の判断」として理解を示した。国防総省で記者団に語った。

デービス氏は一方で、辺野古移設が「普天間の継続使用を回避する唯一の解決策だと信じている」とも述べ、計画通りの進展に「期待している」とくぎを刺した。移設実現は「日本の防衛と、地域の平和や安定の促進にとって根本的に重要だ」と意義を強調した。《共同通信》

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【オリビエ・ドビ氏】五輪エンブレム「盗作は明白」

2020年東京五輪の公式エンブレムがベルギーの劇場のロゴと似ていると指摘された問題で、ロゴのデザイナー側が、日本オリンピック委員会(JOC)などに使用停止を求めて送付した書簡の中でエンブレムが「盗作であることは明白」と主張していることが4日、関係者への取材で分かった。

書簡はデザイナーのオリビエ・ドビ氏や劇場の代理人が作成。7月31日付で国際オリンピック委員会(IOC)とJOCに宛てられ、8日以内に使用停止に同意するよう求めた。応じなければ「管轄する裁判所に使用停止を求めて法的手続きを取る」とした。《共同通信》

【JR京浜東北線】横浜〜桜木町間で架線切断

4日午後7時10分ごろ、JR京浜東北線の横浜-桜木町間で架線が切れて停電、駅の間で3本の列車が立ち往生した。JR東日本は列車から乗客を降ろし、線路を歩かせて最寄り駅に誘導した。京浜東北線と、架線を共有する横浜線が一部区間で運転を見合わせたほか、誘導の安全確保のため、隣を走る東海道線や横須賀線も一時、全線で運転を見合わせるなどした。《時事通信》

【楽天・松井裕樹投手】球団新記録の23セーブ目

楽天5-4西武◇4日◇コボスタ宮城

19歳の守護神が楽天の歴史に名前を刻んだ。9回から登板した松井裕樹投手が、西武のクリーンアップを抑え23セーブ目。12年に青山が記録した22を更新する球団新記録を達成した。ウイニングボールを受け取ると「新記録は宮城で達成したかったので良かった。今日は100点です」と無邪気に笑った。《日刊スポーツ》

【火花】200万部突破

文芸春秋は4日、人気お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)による小説「火花」を40万部増刷すると発表した。累計発行部数は200万部を突破し、209万部になる。

又吉さんは「ありがとうございます。『火花』が多くの皆さまに届くことがうれしいです。僕も、この夏はたくさんの本を読もうと思っています」とコメントしている。

文芸春秋によると、同社発行の単行本ではR・J・ウォラーさんの「マディソン郡の橋」(1993年)の256万5千部に次いで2番目の記録。村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(105万部、2013年)の2倍近くにあたる。《共同通信》

【自民党・武藤貴也衆院議員】ツイッター撤回せず

自民党の武藤貴也衆院議員は4日、安全保障関連法案に反対する学生らのデモを「『戦争に行きたくない』という極端な利己的考え」と自身のツイッターで批判したことに関し「撤回するつもりはない」と述べた。谷垣禎一幹事長は記者会見で「自民党を支える人々の中にも『戦争はこりごりだ』という感覚があることを謙虚に学ぶ必要がある」と苦言を呈した。

武藤氏は「法案が通っても戦争に行くことはないのに、扇動や間違った情報で若い人がだまされている」と党本部で記者団に主張した。《共同通信》

【この日の安倍総理】

参院特別委員会

安倍晋三首相は4日の参院特別委員会で、米国家安全保障局(NSA)が日本の省庁などを盗聴していたとする機密資料を内部告発サイト「ウィキリークス」が公表したことに関し「事実であれば同盟国として極めて遺憾だ。引き続き事実関係の確認を強く求めたい」と述べた。

同時に「民間機関の発表に対して直ちに反応するのではなく、まず同盟国である米国に真意を確かめることが重要だ」と述べ、国家安全保障会議(NSC)の開催などには慎重な姿勢を示した。《共同通信》

【タリバン】内部対立が明確に

アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの前最高指導者オマル師に近いとされるアガ幹部が4日までに、対外交渉を担う政治部門のトップを辞任した。幹部はオマル師の後継者選出をめぐるプロセスを「歴史的な誤り」と批判しており、内部対立が明確になった。組織が分裂する可能性も出てきた。

アフガン・イスラム通信が4日、伝えた。新指導者アクタル・マンスール師の選出には隣国パキスタンが深く関わったとみられており、同国の影響を懸念するタリバン内の勢力は新体制に強く反発している。《共同通信》

【ドイツ】検事総長を解任

ドイツのマース法務相は4日、連邦検察庁のランゲ検事総長を解任すると発表した。機密資料を暴露したとして、同庁がジャーナリスト2人を国家反逆容疑で捜査していたことが明らかになり、メディアからランゲ氏への批判が相次いでいた。

発覚後、捜査を疑問視するマース氏とランゲ氏が対立。ランゲ氏は同日朝、捜査への「政治介入」があったとする声明を発表し、マース氏は夜になって「信頼関係が失われた」とランゲ氏を厳しく非難した。

捜査につながったのはインターネットサイト「ネッツポリティク」に2月と4月に掲載された記事。《共同通信》



8月4日 その日のできごと(何の日)