平成9965日目
2016/04/20
この日のできごと(何の日)
【熊本地震】九州新幹線、一部区間で運転再開
熊本地震の影響で4月14日から全区間で運転を見合わせていた九州新幹線は20日、新水俣-鹿児島中央間で、6日ぶりに運転を再開した。同日は、8両編成の上下各16本が各駅停車で運行する。水俣市の新水俣駅には午前6時57分、鹿児島中央駅発の始発列車が到着。通勤客や通学の高校生が次々とホームに降りた。JR九州広報部は「臨時ダイヤなので、駅やホームページで時刻を確認してほしい」と話している。新水俣-博多間の復旧のめどは立っていない。《熊本日日新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【三菱自動車】燃費試験不正を謝罪
三菱自動車の相川哲郎社長は20日、国土交通省で記者会見し、自動車の燃費試験に関し、不正行為があったと発表した。「eKワゴン」「eKスペース」と日産自動車向けに生産している「デイズ」「デイズルークス」の計62万5千台で、いずれも軽自動車。これら4車種の生産や販売を停止する。
相川社長は会見で「深くおわび申し上げる」と謝罪した。三菱自によると、不正があった自動車は正規の試験を受けた場合、燃費が5~10%程度悪くなるという。《共同通信》
【菅義偉官房長官】消費増税巡り「大震災級に該当せず」
菅義偉官房長官は20日の記者会見で、熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震に関し、来年4月の消費税率10%への引き上げを再延期する条件には、当たらないとの認識を示した。安倍晋三首相が条件に挙げた「東日本大震災級の事態」に該当するかを問われ「そうした状況ではないと判断している」と述べた。
再増税について「現時点では全く変わりない」として、予定通り実施する考えを強調した。同時に「政府は経済の好循環を力強く回していくことに全力で取り組んでいる」と語った。
熊本地震ではトヨタ自動車の生産停止など企業活動に影響が出ており、増税を先送りするとの見方が与党内でも出ている。首相は18日の衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会で、増税に関し「リーマン・ショックや大震災級の事態にならない限り、予定通り引き上げていく基本的な考えに変わりはない」と答弁した。《共同通信》
【囲碁・井山裕太碁聖】全七冠同時制覇
囲碁の最多6冠保持者、井山裕太碁聖=棋聖・名人・本因坊・王座・天元=(26)が20日、七大タイトルのうち残る十段位を奪取、史上初の全七冠同時制覇を達成した。東京都千代田区の日本棋院で打たれた第54期十段戦5番勝負の第4局で、挑戦していた伊田篤史十段(22)に163手まで黒番中押し勝ちし、対戦成績3勝1敗で4期ぶりに十段位を獲得した。今期の十段戦5番勝負は、持ち前の勝負強さを発揮して若手実力者に勝利。前人未到の偉業を成し遂げ、名実ともに「井山時代」を確立した。《共同通信》
【2015年訪日外国人】初の2000万人突破
日本政府観光局が20日発表した訪日外国人数(推計値)によると、2015年度は前年度比45.6%増の2135万9000人で、2000万人の大台を初めて突破した。アジア諸国を中心とした「訪日ブーム」が影響した。15年暦年では1974万人とわずかながら届かなかった。政府は東京五輪・パラリンピックが開催される20年の訪日外国人数の目標として、2000万人を掲げてきたが、現在は2倍の4000万人に引き上げている。為替の円安や訪日ビザ(査証)の発給要件の緩和のほか、格安航空会社(LCC)を中心としたアジアでの国際航空路線の拡充も寄与した。 《時事通信》
【安倍晋三首相】パナマ・バレラ大統領と会談
安倍晋三首相は20日、パナマのバレラ大統領と官邸で会談し、タックスヘイブン(租税回避地)をめぐる「パナマ文書」問題に関し、両国間で企業資金の情報などを交換する租税情報交換協定について協議を始めることで合意した。首相は文書問題の解決に向けて経済協力開発機構(OECD)や20カ国・地域(G20)の取り組みに、パナマも参加するよう求めた。《産経新聞》
安倍晋三首相は20日、パナマのバレラ大統領と首相官邸で会談した。租税回避地を巡る「パナマ文書」問題を受け、2国間の租税情報交換協定の締結に向けた正式協議を早期に開始することで合意。パナマに日本方式のモノレールを導入する都市交通インフラ整備に向けた約2810億円の円借款の供与も決定した。
首相は共同記者発表で、租税回避問題について「国際的協調の枠組みの中で対応することが重要だ」と指摘。バレラ氏は「パナマ政府が積極的に協力し、国際社会の努力の先頭に立つ意思がある」と応じた。《日経新聞》
【米・オバマ大統領】サウジアラビア・サルマン国王と会談
オバマ米大統領は20日、訪問したサウジアラビアの首都リヤドでサルマン国王と会談し、両国の戦略的関係の重要性を再確認した。オバマ氏は、過激派組織「イスラム国」(IS)対策強化の重要性を強調、米軍主導の有志国連合に参加するサウジに謝意を伝えた。米ホワイトハウスが会談内容を発表した。
シリア内戦に関しては、一時停戦の継続や、アサド大統領の退陣を前提とした移行政権を支援することなどを話し合った。イランの中東での勢力拡大も議論。地域の緊張緩和に向けた包括的な対策の必要性で一致した。《共同通信》
【ノルウェー】テロの犯処遇改善認める
ノルウェーの裁判所は20日、2011年の連続テロで禁錮21年の判決を受け収監中のアンネシュ・ブレイビク受刑者が求めた刑務所内の処遇改善について、一部を認める判断を出した。ロイター通信などが報じた。
連続テロでは、首都オスロの官庁街の爆発と近郊の島での銃乱射で計77人が死亡した。
ノルウェーは受刑者の処遇が良いことで知られ、ブレイビク受刑者は運動部屋など3部屋に出入りでき、テレビやゲーム機の使用も許されている。ブレイビク受刑者側は、検査の際に裸にされ睡眠時に何度も起こされることや、他の受刑者との接触制限が人権侵害として、国を訴えていた。《共同通信》