平成9964日目

2016/04/19

この日のできごと(何の日)

【熊本地震】

エコノミークラス症候群で初の死者

熊本県を中心に4月14日から続発している地震で、熊本市は19日、車内に避難していた同市西区の女性(51)がエコノミークラス症候群で死亡したと発表した。今回の地震で同症候群による死者が明らかになったのは初めて。熊本、大分両県の避難者は同日現在で計9万5812人に上る。

避難生活の長期化に伴って震災関連死が増える懸念が高まり、対策が急務になっている。一方、熊本県南阿蘇村の土砂崩れ現場では、19日も安否不明者の捜索が続き、新たに3人が見つかり、いずれも死亡が確認された。これで地震による県内の死者は47人、安否不明者は5人となった。《毎日新聞》

安倍晋三首相「長期避難備え住宅確保」

安倍晋三首相は19日、首相官邸での熊本地震の非常災害対策本部会議で、車中泊した被災者がエコノミークラス症候群で死亡したことを受け、「機動的な対応に全力を尽くす」よう指示した。また「避難所での不自由な生活に起因する問題を根本的に解決する必要がある」と述べ、避難生活の長期化に備えた住環境の確保を図る考えを示した。

4月19日のできごと(何の日)【安倍晋三首相】熊本地震「長期避難備え住宅確保」
https://www.kantei.go.jp/

首相は会議で、自宅を失った被災者のために約1500人分の宿泊施設▽2000戸超の公営住宅▽約1500戸の民間賃貸住宅−−を確保したと報告。高齢者や慢性疾患の患者ら災害弱者が優先的に入居できるよう割り当てを急ぐ考えを示した。《毎日新聞》

おおさか維新の会・片山虎之助共同代表「大変タイミングのいい地震だ」

おおさか維新の会の片山虎之助共同代表は19日、国会内で開かれた党会合のあいさつで、熊本地震について「終盤国会になってから地震が起こった。政局の動向に影響を加えるのは確かだ。大変タイミングのいい地震だ」と述べた。その後、「言葉の使い方が不適切だった。おわびする」とのコメントを発表し、発言を撤回した。被害者感情を逆なでしかねないとして、被災地から批判が出そうだ。

片山氏は、TPP特別委員会の審議や24日投開票の衆院ダブル補欠選挙、「衆参同日選」、来年4月予定の消費税再増税を指摘。その上で今回起きた熊本地震が首相の政局判断に「全部絡んでくる」との見方を示した。《共同通信》

熊本空港、一部再開

日航や全日空などは19日、ターミナルビルが被災し、閉鎖していた熊本空港に到着する便の運航を再開した。出発便もフジドリームエアラインズ(FDA)など5便が再開。被災地の空路が4日ぶりに一部正常化した。午前7時40分ごろ、羽田発の全日空臨時便が到着。乗客38人はターミナルビルを通らずに直接、駐機場に降り立ち、関係者用ゲートを通った。《共同通信》

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【神奈川県伊勢原市】死刑囚が殺人を告白、遺体発見

前橋スナック銃乱射事件で死刑が確定したY死刑囚(67)が別の殺人への関与を告白した事件で、警視庁などは19日、神奈川県伊勢原市の山中で遺体を発見した。約20年前に行方不明となった不動産会社代表の男性の疑いがあり、同庁は身元の確認を急ぐとともに、Y死刑囚らについて殺人容疑での立件も視野に捜査を進める。《時事通信》

【日、米、韓】北朝鮮へ圧力強化

日本と米国、韓国は19日、ソウルで外務次官協議を開き、5回目の核実験の兆候が見られる北朝鮮に対し圧力を強化することが重要との認識で一致した。日米韓は協議後、共同記者会見を開き結束を誇示。韓国の林聖男外務第1次官は「北朝鮮が追加の挑発を行えば、国際社会のより強力な制裁と深い孤立に直面することになる」と述べた。

同協議は1月に東京で開催して以来。林氏のほか斎木昭隆外務事務次官と米国のブリンケン国務副長官が出席した。《共同通信》

【キューバ】カストロ議長を再選

キューバの共産党大会は最終日の19日、党の幹部人事を発表しラウル・カストロ国家評議会議長(84)を第1書記に再選した。キューバメディアが報じた。

第2書記にはマチャド副議長(85)が再選された。カストロ議長自身、党や政府の幹部に年齢制限を提案するなど、指導部高齢化に危機感を示し、重要ポストの若返りを模索していたが、党ナンバー1、2は留任した。

カストロ議長とマチャド副議長はいずれも5年前の党大会で選出された。経済政策に市場原理を一部導入するなど、キューバの社会主義が過渡期の中で経験を重視した人事だったが、世代交代には大きな課題を残していた。《共同通信》

キューバ共産党大会は19日、党人事が公表され、閉幕した。革命の英雄フィデル・カストロ前国家評議会議長(89)が議場に現れ、社会主義を完全なものにするために「歩み始めよう」などと演説した。国営テレビが報じた。前議長が2008年の退任後、公の場で演説するのは珍しい。

青いジャージー姿の前議長は、ややしわがれた声で、この年齢まで生きたのは「運のなせる業だ」とし、自分は近く死期を迎えるが「キューバ共産党の理念は残る」と述べた。議場は拍手と「フィデル、フィデル」という呼び声に包まれた。《共同通信》



4月19日 その日のできごと(何の日)