平成10190日目
2016/12/01
この日のできごと(何の日)
【タイ・ワチラロンコン国王】即位
タイ暫定政権のプラユット首相は1日深夜、10月に88歳で死去したプミポン前国王の後継者として、長男のワチラロンコン皇太子(64)が新国王に即位した、と発表した。チャクリ王朝第10代国王が誕生した。
タイ暫定議会(非民選)は11月29日、特別会合を開き、皇太子を新国王とする暫定政権の決定を承認した。
暫定議会のポンペット議長は1日夜、宮殿を訪れ、ワチラロンコン皇太子に新国王即位を要請し、皇太子はこれを受諾した。プラユット氏はテレビ放映の演説で、新国王誕生を国民に報告した。タイのメディアは一斉にこれを速報した。
ロイター通信によると、皇太子は1日午前、滞在先のドイツから帰国。即位に先立ち、王宮で同日に執り行われたプミポン前国王死去50日の法要に参列した様子はテレビで中継され、厳粛な雰囲気の中、皇太子が儀式を行った。
王宮周辺は1日、法要に伴い立ち入りが禁止され、一般市民らの王宮での記帳なども中止された。法要は2日も行われる。
戴冠式は、プミポン前国王死去による1年間の服喪期間後に予定される葬儀後となる見通し。《産経新聞》
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10月に88歳で死去したタイのプミポン前国王の後継として、1日に即位したワチラロンコン新国王(64)は「国民の利益のため(即位を)受諾する」と述べた。暫定議会議長が即位を要請した際のやりとりの映像をタイ政府が公表した。
暫定政権のプラユット首相は1日のテレビ演説で「プミポン前国王の教えを受け継ぎ善行をしよう」と語り、新国王の下で結束するよう国民に呼び掛けた。《共同通信》
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【富山市議会】議員報酬増額を撤回
政務活動費の不正で13人が辞職した富山市議会は1日、議員報酬の月額10万円増額を撤回する条例を賛成多数で可決した。議員報酬引き上げを巡っては市民からの抗議が殺到し、一連の不正が発覚する発端となった。
増額を主導した自民党会派の五本幸正会長(79)は提案理由説明で「(引き上げの)審議では市民に対する説明責任を全く果たさないまま議決した。深くおわび申し上げる」と謝罪した。
条例は10会派中、自民党会派など6会派が共同提出。本会議などに出席する際の交通費に当たる「費用弁償」を廃止する条例も同時に可決した。《共同通信》
【民進党】子ども国債で教育無償化
民進党は1日、次期衆院選公約の検討会を開き、経済政策の骨格をまとめた。子どもと女性に重点を置いた「人への投資」が消費拡大につながるとして、就学前から大学までの教育無償化や育児休業時の支援強化を打ち出した。参院選公約と比べ、「子ども国債」発行や消費税率10%引き上げの際の税収増1%分を充てるなど財源を明確化したのが特徴だ。
アベノミクスを「極端な金融緩和、ばらまき的財政出動」と批判した。
検討会会長の細野豪志代表代行は記者団に「旧民主党時代の現金給付から、サービスを無料にする手法に転換した。公共事業よりも人への投資に資源を投入したい」と述べた。《共同通信》
【2016ユーキャン新語・流行語大賞】「神ってる」
今年の世相を映した言葉を選ぶ「2016ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、都内で発表された。年間大賞には、25年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた広島東洋カープの緒方孝市監督が、交流戦での鈴木誠也選手の活躍を評した「神ってる」が選ばれた。昨年の「トリプルスリー」に続き、プロ野球に絡む言葉に決まった。
トップ10には、世界的流行となったピコ太郎さんのユーチューブ動画「PPAP」とともに、タレントや国会議員らの醜聞を称した「ゲス不倫」、待機児童に不満を持つ匿名の母親のネット上の書き込み「保育園落ちた日本死ね」なども入った。
ネット時代を象徴する言葉が多く並び、選考委員の姜尚中・東京大名誉教授は「不確実な時代を映す過激な言葉が多かった。ネット社会の増幅装置が言葉をとがったものにしている」と評した。
「神ってる」で受賞した鈴木選手は「信じられないの一言。試合に出たい一心がこういう結果になって、数多くのファンに名前を覚えてもらったことをうれしく思います」と話した。
【愛子内親王殿下】15歳の誕生日
15歳の誕生日を迎えた皇太子ご夫妻の長女愛子さまは1日夕、皇居・御所を訪れ、天皇、皇后両陛下にあいさつした。愛子さまは午後5時ごろ、車で半蔵門から入る際、報道陣から「おめでとうございます」と声をかけられると、会釈をしながら笑顔で手を振ってこたえた。愛子さまは約25分後、御所を後にした。《朝日新聞》
【仏・オランド大統領】再選出馬を断念
フランスのフランソワ・オランド大統領(62)は1日夜(日本時間2日未明)、大統領府からテレビ演説し、来年4~5月の次期大統領選(2回投票制)に再選出馬しないことを決めたと発表した。テロが続発し、失業率が高止まりした任期を振り返り「冷静に判断して、私の任期は失敗だった」と述べた。
2012年大統領選の決選投票で、保守派の現職だったニコラ・サルコジ氏(61)を破り初当選したが、支持率低迷から再選が危ぶまれていた。
オランド氏は、自分の後継者となる左派、社会党の大統領候補には言及しなかった。来年5月までの大統領任期は全うする考えを示した。《共同通信》