令和1410日目

2023/03/10

この日のできごと(何の日)

【イラン・サウジアラビア】関係正常化

2016年から断交していたイランとサウジアラビアの外交関係正常化の合意を巡り、仲介した中国の外交担当トップ、王毅・共産党政治局員は10日「中国は、信頼できる善意の仲介役として責任を果たした」と成果を誇示した。米国は交渉に直接関与しておらず、中東での中国の存在感を印象付けた。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は10日「中東の緊張緩和に向けたいかなる努力も支持する」と述べ、アラブ諸国や国連も中東の対立軽減につながる可能性があると合意を歓迎した。

イラン、サウジと中国は共同声明で「主権の尊重と内政不干渉を確認した」とうたった。イランのアブドラヒアン外相は10日、ツイッターで「中東やイスラム世界に大きな可能性をもたらす。正しい方向に向かっている」と合意の意義を強調。サウジのファイサル外相も「中東諸国には共通の利益があり、繁栄と安定のモデルを共につくり出す必要がある」とツイッターで表明した。《共同通信》

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【WBC】

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、東京ドームで1次リーグB組の2試合が行われ、日本は韓国に13―4で快勝し、2連勝とした。韓国は2連敗。日本は11日にチェコと対戦し、佐々木朗(ロッテ)が先発する。チェコに勝ち、オーストラリアが中国に敗れれば、2位以内が確定して準々決勝進出が決まる。

日本は0―3の三回にヌートバー(カージナルス)の適時打と近藤(ソフトバンク)の適時二塁打、吉田(レッドソックス)の2点打で4点を挙げて逆転し、五回に近藤のソロと吉田の犠飛で2点、六回に大谷(エンゼルス)と吉田の適時打などで5点を加え、突き放した。先発のダルビッシュ(パドレス)は3回3失点だった。

初出場のチェコは8―5で中国に逆転勝ちし、白星発進した。中国は2連敗。《共同通信》

WBCの1次リーグA組は10日、台湾の台中市で2試合が行われ、キューバがパナマに13―4で大勝し、パナマとともに1勝2敗とした。地元の台湾はイタリアに11―7で競り勝って初白星。ともに1勝1敗となった。

開幕から2連敗のキューバは2―4の六回にモンカダとロベルトの連続適時打などで4点を奪い逆転。七回はモンカダの2点打など打者一巡の猛攻で5点を加えた。

台湾は7―7の七回に適時内野安打で1点を勝ち越した。八回には3ランで突き放した。《共同通信》

岸田文雄首相は10日、東京ドームで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本―韓国戦の始球式に臨んだ。第101代首相にちなんだ背番号「101」のユニホームに身を包み投球。山なりのワンバウンドとなったが、客席から歓声を浴びた。捕手を務めた日本代表の栗山英樹監督からボールにサインをもらい、握手を交わした。

首相は元高校球児。地元のプロ野球広島カープの大ファンとしても知られる。《共同通信》

【第46回日本アカデミー賞】

第46回日本アカデミー賞の授賞式が10日、東京都内のホテルで開かれ、石川慶監督の「ある男」が作品賞や監督賞など最多8部門で最優秀賞を受賞した。

「ある男」は平野啓一郎さんの小説が原作。死別した夫の身元調査という依頼を受けた弁護士が、別人として生きた男の真実を追うミステリー。出演の妻夫木聡さんが主演男優賞を受賞。窪田正孝さんと安藤サクラさんも、助演男優賞と助演女優賞にそれぞれ輝いた。主演女優賞には「ケイコ 目を澄ませて」の岸井ゆきのさんが選ばれた。

アニメ作品賞は原作者の漫画家、井上雄彦さんが監督した「THE FIRST SLAM DUNK」。《共同通信》

【東京大空襲】都庁で式典

約10万人が命を落としたとされる東京大空襲から78年となった10日、「東京都平和の日記念式典」が都庁で開かれた。小池百合子知事は「家族や友人を失った深い悲しみは今なお、被災した方々の心の中に深く刻み込まれている。記憶をしっかりと次の世代に語り継ぎ、平和の大切さを伝えていかねばならない」とあいさつした。

空襲被災者を代表し、武蔵野市の小峰光弘さん(86)の「人間同士が殺し合う戦争は絶対にしてはいけない。この世界から戦争がなくなることを願う」とするメッセージを家族が代読した。

都は戦争の惨禍を繰り返さないことを誓い、条例で3月10日を「平和の日」と定めている。《共同通信》

【東京株式市場】

10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落した。日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決定したことを受け、午後に銀行株や保険株が急落し、下げ幅を広げた。

終値は前日比479円18銭安の2万8143円97銭。東証株価指数(TOPIX)は39.51ポイント安の2031.58。出来高は約16億9375万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内で10日、9103人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京778人、大阪475人、神奈川456人など。死者は埼玉8人、大阪5人、神奈川と愛知でそれぞれ3人など計40人だった。

厚生労働省によると、全国の重症者は116人で前日から8人減った。

沖縄が過去に発表した死者数を修正した。《共同通信》

【共産党】職員除名を巡る報道に注文

共産党の田村智子政策委員長は10日の記者会見で、党首公選制の導入を求める著書を出版し除名された元党職員松竹伸幸氏を巡る一連の報道に注文を付けた。「言論の自由は保障されなければならないが、党の見解が完全に無視されている。しっかり報道してもらいたい」と述べた。

 党機関紙「しんぶん赤旗」は10日付紙面で、松竹氏のインタビュー記事を掲載した長崎新聞社に対して、党長崎県委員会が9日、事実に基づかない内容だなどとして抗議したと報じた。記事は共同通信社が配信した。

 田村氏は、党中央委員会は関与しておらず、現地での対応だと説明した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

バフムト「状況悪化」

ウクライナのマリャル国防次官は10日、ロシア軍が攻勢を強める東部ドネツク州バフムトについて「状況は悪化している」と通信アプリで窮状を訴えた。米紙ニューヨーク・タイムズ電子版によると、戦闘による破壊が広範囲に及び、特に町の東側で被害が甚大なことが衛星画像で明らかになった。

衛星画像は米宇宙技術企業マクサー・テクノロジーズが公開。集合住宅や橋、工場が破壊された。マリャル氏は「敵は防衛を突破しようとしている」と危機感を示した。

ウクライナメディアによると、ゼレンスキー大統領は10日、「ノルドストリーム」で昨年起きたガス漏れについて「関与していない」と述べた。《共同通信》

【藤井直伸さん】死去

バレーボール男子の日本代表選手として2021年の東京五輪に出場した藤井直伸さんが10日に死去した。31歳。所属するVリーグ1部の東レと、日本バレーボール協会が12日に発表した。昨年2月に自身のインスタグラムで「胃がんのステージ4」であることを公表していた。宮城県出身。

宮城・古川工高から順天堂大を経て東レ入り。2017年から代表に選ばれ、攻撃を指揮するセッターとして活躍した。胃がん公表時は「前を向いてこの病気に打ち勝つという強い意志を持っている」とつづっていた。女子元日本代表でセッターだった佐藤美弥さん(33)と21年に結婚した。《共同通信》



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