令和1409日目

2023/03/09

この日のできごと(何の日)

【最高裁】マイナンバー制度「合憲」

マイナンバー制度は憲法で保障されたプライバシー権を侵害し違憲だとして、各地の住民が国に個人番号の利用差し止めなどを求めた3件の訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は9日、住民側の上告を棄却した。合憲との判断による住民側敗訴の一、二審判決が確定した。

マイナンバー制度を巡り、全国8地裁に起こされた同種訴訟で最高裁の判断確定は初めて。地裁、高裁段階のいずれも住民側の敗訴が続いている。

今回の3件は仙台、名古屋、福岡の各地裁に起こされた訴訟。住民側はマイナンバーの利用範囲が極めて広範で乱用を防止する措置が不十分な上、漏えいの具体的な危険もあるなどと主張していた。《共同通信》

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【WBC】

野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は9日、東京ドームでの1次リーグB組初戦で中国に8―1で快勝した。大谷翔平(エンゼルス)が二刀流として「3番・投手兼指名打者」で先発し、投げては4回を無四球の1安打無失点で5三振を奪い、勝利投手となった。打では2点二塁打を含む2安打2四球で、白星発進に導いた。

大谷は豪華な顔ぶれで第2回大会以来、3度目の優勝を目指す「侍ジャパン」の中心として4万1616人の大観衆の声援に応えた。1―0の四回1死一、三塁では低めの球を引きつけて振り抜き、左中間フェンス直撃の二塁打とした。4―1の八回は先頭打者で右前打を放ち、追加点につなげた。

日本は中国の後に韓国、チェコ、オーストラリアと対戦し、上位2チームに入れば東京ドームでの準々決勝でA組上位と対戦する。準決勝、決勝は米マイアミで開催される。《共同通信》

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の初戦を迎えた9日、会場の東京ドームは新型コロナウイルス禍で近年は感じられなかった野球ファンの熱気が渦巻いた。4万人超の観客の後押しを受け、日本が8―1で勝った。

日系選手で初めて代表入りしたヌートバー(カージナルス)の母で埼玉県出身の久美子さん(57)は、祖父の榎田達治さん(84)らと観戦。久美子さんは「まだ後楽園球場だった時に来ていた。ここで息子がやるの、という感じ。まだ信じられない」と感慨深げに話した。

試合前のセレモニーで最初にダルビッシュ有(パドレス)が紹介されると球場全体がどよめき、拍手が湧き起こった。声出し応援とトランペットの演奏が解禁され、日本の攻撃では大きな歌声が響いた。《共同通信》

WBCの1次リーグA組は9日、台湾の台中市で行われ、オランダがパナマを3―1で退けて2連勝とした。パナマは1勝1敗。イタリアは延長十回タイブレークの末、6―3で勝って白星スタートした。キューバは2連敗。

過去2大会連続で4強入りしているオランダは三回にボガーツのソロで先制。五回にはJuri・プロファーのソロで加点し、八回にも1点を加えて突き放した。《共同通信》

【COVID-19】

国内で9日、新たに9821人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京794人、愛知545人、神奈川489人など。死者は埼玉で6人、大阪で5人など計56人が報告された。

厚生労働省によると、全国の重症者数は前日より4人減って124人だった。

秋田と高知が過去に公表した感染者数を修正した。《共同通信》

【東京株式市場】

9日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は5営業日続伸し、昨年8月26日以来、約半年ぶりの高値で取引を終えた。終値は前日比178円96銭高の2万8623円15銭。時価総額を基に算出し、東証プライム市場全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は19.88ポイント高の2071.09。2021年9月28日以来となる高値を付けた。

前日の米国市場でハイテク株主体のナスダック総合指数が上昇した流れを受け、半導体関連銘柄を中心に買い注文が優勢となった。出来高は約12億300万株。

中国人観光客増加への期待からインバウンド(訪日客)関連銘柄も活発に買われた。《共同通信》

【北朝鮮】短距離弾道弾発射

韓国軍合同参謀本部は9日、北朝鮮が同日午後6時20分(日本時間同)ごろ、西部南浦付近から朝鮮半島西側の黄海に向けて短距離弾道ミサイルを発射したと明らかにした。同じ地域から同時に数発発射した可能性もあるとみて分析を進めている。

米韓両軍が13〜23日の実施を予告した大規模合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」に反発した可能性がある。演習期間中には大規模な野外機動訓練も予定。黄海上空では6日、核兵器を搭載できる米軍のB52戦略爆撃機が展開し、韓国軍の戦闘機と合同訓練を行った。

米インド太平洋軍は9日の声明で、北朝鮮の弾道ミサイル発射について「北朝鮮による違法な大量破壊兵器と弾道ミサイル開発計画が地域を不安定化させることを示すものだ」と批判。米国に即座に脅威をもたらすものではないとしつつ、同盟国や友好国と緊密に連携しているとした。《共同通信》

【米・オースティン国防長官】イスラエル訪問

オースティン米国防長官は9日、イスラエルを訪問し、テルアビブ郊外でネタニヤフ首相やガラント国防相と会談した。イスラエル軍が占領するヨルダン川西岸でパレスチナと暴力の連鎖が続いていることに関し「沈静化と永続的な平和への取り組み」を求めた。「2国家共存」の実現を難しくするような行動をやめるよう促した。

昨年末に発足したネタニヤフ政権は対パレスチナ強硬路線を貫き、入植地拡大の方針を掲げる。ガラント氏と共同記者会見したオースティン氏は「情勢を不安定化させるユダヤ人入植地の拡大に反対する」と強調した。

オースティン氏はネタニヤフ氏らとイランの核保有阻止で一致した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ウクライナ全土へ波状攻撃

ウクライナ全土の広範囲に9日未明から朝にかけ、ロシア軍のミサイルなどによる攻撃が繰り返され、西部リビウ州で5人、東部ドニエプロペトロフスク州で1人が死亡し、各地で停電が発生するなど被害が相次いだ。ロシアによる大規模な波状攻撃は2月中旬以来。

このほか、南部ヘルソンとニコポリへの砲撃で計5人が死亡。9日のウクライナ側の死者は計11人に上った。

南部ザポロジエ原発では攻撃により外部電源が切断され一時、非常用ディーゼル発電機を稼働させる事態に陥ったが、電力会社ウクルエネルゴは9日午後、同原発への外部からの送電が復旧したと明らかにした。

国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日の声明で、同原発の外部電源の度重なる切断について「いつか運が尽きる」と述べ、大事故につながることへの強い危機感を表明した。

ウクライナ軍によると、9日の攻撃はミサイル81発、無人機(ドローン)8機によるもので、ウクライナ側はミサイル34発、ドローン4機を撃墜した。《共同通信》

【扇千景さん】死去

元参院議長で元俳優の扇千景さんが9日午前7時56分、食道胃接合部がんのため東京都の病院で死去した。89歳。神戸市出身。

1954年から57年に宝塚歌劇団で娘役として活躍。情報番組「3時のあなた」の司会でも親しまれた。77年に参院全国区で自民党から初当選。初代の国土交通相を務め、2004年に女性初の参院議長となった。夫は20年に死去した歌舞伎俳優の人間国宝、坂田藤十郎氏。次男は歌舞伎俳優の中村扇雀氏。03年旭日大綬章、10年桐花大綬章。《共同通信》



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