令和1272日目
2022/10/23
この日のできごと(何の日)
【那覇市長選挙】知念覚氏が初当選
任期満了に伴う那覇市長選は23日投開票され、無所属新人の前副市長知念覚氏(59)=自民、公明推薦=が、沖縄県の玉城デニー知事の支援する無所属新人の元県議翁長雄治氏(35)=立民、共産、れいわ、社民、沖縄社大推薦=を破り、初当選した。玉城氏を支える勢力「オール沖縄」は、日本復帰50年の「選挙イヤー」の県内7市長選で全敗した。
米軍基地問題で岸田政権と対峙する玉城氏にとっては大きな打撃。求心力が低下し、今後の政府との交渉に影響を与える可能性もある。玉城氏は23日夜、7連敗に関し「残念な結果になった。選挙結果を分析し、真摯に受け止める」とした。《共同通信》
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【天皇皇后両陛下】国民文化祭にご出席
沖縄県に滞在中の天皇、皇后両陛下は23日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターを訪れ、第37回国民文化祭と第22回全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席された。天皇陛下はあいさつで、沖縄の日本復帰50年の節目での開催を「誠に喜ばしい」とし、「広く国民の間に沖縄に対する理解が一層深まる大会となるよう期待している」と述べた。
また、「沖縄県は、琉球王国の時代から東アジアや東南アジア諸国と交流を深め、戦後には、約27年間にわたる日本の施政下から外れた時代を経て、多様な文化と触れ合いながら、特色ある豊かな文化を育んできた」と指摘した。《共同通信》
【拉致被害者家族会】東京で集会
北朝鮮による拉致被害者家族会などが主催し、拉致問題の早期解決を求める集会が23日、東京都内で開かれた。家族会代表で、横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟拓也さん(54)は、被害者の帰国を待つ「親世代」が高齢化し、訃報も相次ぐ現状に「時間がない。いつまで生き地獄を背負わせないといけないのかと思うと苦しい」と訴えた。
岸田文雄首相が出席し「全ての被害者の一日も早い帰国を実現すべく全力で取り組んでいく」と述べた。日本として主体的に動き、金正恩朝鮮労働党総書記とトップ同士の関係を構築することが極めて重要だとし「金氏と条件を付けずに直接向き合う決意だ」と語った。《共同通信》
【JR北海道・キハ281系】ラストラン
「スーパー北斗」の名称で長年親しまれ、9月まで28年にわたり特急列車として札幌―函館を走った車両「キハ281系」が23日、記念のラストランで有終の美を飾った。函館駅では多くの鉄道ファンやJR北海道社員が出迎え、「ありがとう」「さみしい」と惜しむ声が上がった。
JR北海道によると、281系は車体を傾け高速でカーブを曲がる「振り子式」。デビューした1994年当時の札幌―函館の最短所要時間を約30分短い2時間59分に短縮した。2020年3月に「北斗」と改称されたが、22.23日の臨時列車は再び「スーパー北斗」の名で走った。《共同通信》
【プロ野球】
プロ野球の日本一を決めるSMBC日本シリーズ2022は23日、東京都新宿区の神宮球場で第2戦が行われ、セ・リーグ2連覇のヤクルトとパ・リーグを2年連続で制したオリックスが戦い、延長十二回の末、3―3で引き分けた。対戦成績はヤクルトの1勝1分け。
オリックスが三回に2点を奪うなど先行し、ヤクルトは0―3の九回に代打内山壮真捕手の日本シリーズ初打席本塁打となる3ランで追い付き、その後は両チーム救援陣が点を与えなかった。
24日は移動日で試合がなく、25日に大阪市の京セラドーム大阪で第3戦が行われる。
ヤ3―3オ
両チームとも譲らず延長十二回で引き分けた。ヤクルトは0―3の九回に内山壮の日本シリーズ初打席代打本塁打となる3ランで追い付いたが、十、十一回の好機では攻めきれなかった。サイスニードは4回2失点で、五回以降を継投で1失点にしのいだ。オリックスは九回に登板した阿部が3点差を守れなかった。その他の7投手は無失点で踏ん張った。《共同通信》
【サッカー・中村俊輔選手】現役最終戦
今季で引退するサッカーJ2横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(44)が23日、熊本市のえがお健康スタジアムで行われた熊本とのJ2最終節に先発出場し「いろんな人に支えられ、本当に運が良かった。感謝を込めた」と、2万人超の観衆が見守った現役最後の全力プレーを振り返った。
今季初先発でキャプテンマークを巻き、代名詞のFKは味方の頭にぴたりと合わせた。球筋は糸を引くような美しさで左足のキックは健在。数日前からスパイクを選び、体をケアするプロとしての日々を終え「いつも通りが幸せだった」と語った。
後半15分に交代で退く際は会場全体から大きな拍手を浴びた。《共同通信》
【競馬・菊花賞】
第83回菊花賞(23日・阪神3000メートル芝18頭、G1)クラシック3冠レースの最終戦。2番人気のアスクビクターモア(田辺裕信騎乗)が3分2秒4のレコードタイムで優勝し、G1初勝利を挙げた。1着賞金は1億5千万円。田辺騎手は菊花賞初勝利でG1は3勝目。田村康仁調教師も初制覇でG13勝目。
2番手で追走したアスクビクターモアは最終コーナーで先頭に立ち、ゴール前で後続の猛追を振り切った。鼻差の2着は7番人気のボルドグフーシュ、さらに半馬身差の3着に4番人気のジャスティンパレスが入った。1番人気のガイアフォースは8着だった。《共同通信》
【ジャンプ】
ノルディックスキーの全日本選手権ジャンプ最終日は23日、長野県の白馬ジャンプ競技場でラージヒル(ヒルサイズ=HS131メートル)が行われ、男子は北京冬季五輪金メダリストの小林陵侑が2連覇し、女子は高梨沙羅が初実施の昨季から連続で頂点に立った。
男子は強風のため1回で競技を打ち切った。小林陵は131.5メートルを飛び、145.6点。2位が北京五輪で複合団体銅メダルの山本涼太、3位が二階堂蓮だった。葛西紀明は23位だった。
女子の高梨は134メートル、136.5メートルの合計272.1点で快勝した。伊藤有希が2位、勢藤優花が3位。《共同通信》
【ゴルフ】
延田グループ・マスターズGCレディース最終日(23日・兵庫県マスターズGC=6585ヤード、パー72)首位タイから19歳の川崎春花が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算15アンダーの273で9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯に続く2勝目を挙げた。賞金は3600万円。
初日から3日目までトップだった河本結は70で回り、65と伸ばした佐藤心結とともに1打差の2位となった。西村優菜と申ジエ(韓国)が通算12アンダーの4位。前回覇者で2週連続優勝を狙った古江彩佳は9アンダーで8位だった。
◇
ゴルフの日本オープン選手権は23日、兵庫県三木市の三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコースで最終ラウンドが行われ、21歳の蝉川泰果(東北福祉大)がアマチュアとして95年ぶりの優勝を果たした。「日本一」の称号を争う国内屈指の舞台で、1927年の第1回大会を制した赤星六郎以来の快挙となった。
兵庫県出身の蝉川は現在世界アマチュアランキング1位。9月のパナソニック・オープンで男子ツアー通算6人目のアマ優勝を達成しており、プロ転向前の2勝目は史上初。飛距離と積極性を武器に第1ラウンドから4日間トップを譲らず、後続に2打差で逃げ切った。 《共同通信》
【フィギュアスケート】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカ最終日は23日、米マサチューセッツ州ノーウッドで行われ、女子は坂本花織(シスメックス)が合計217.61点で優勝し、GP通算3勝目を挙げた。
昨季の世界選手権で初優勝した22歳の坂本はショートプログラム(SP)に続きフリーも1位の145.89点で、海外開催のGPは初制覇。 松生理乃(愛知・中京大中京高)は体調不良でフリーを棄権。昨季の世界ジュニア選手権を制したイザボー・レビト(米国)が合計206.66点で2位に入った。《共同通信》
【石川県金沢市】突風で被害
金沢市で23日午後1時過ぎ、竜巻とみられる突風が発生した。市や金沢西署によると、文化施設や工場の倉庫で屋根の一部が飛ばされるなど、20件の建物被害が確認された。けが人の情報はない。
金沢市にある「石川県金沢港大野からくり記念館」によると、入り口付近の屋根のガラスや、駐車場の車3台の窓ガラスが割れた。 金沢地方気象台によると、寒冷前線に湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定になり、突風が吹きやすい状態だった。気象庁は午後1時過ぎ、石川県加賀地方に竜巻注意情報を出していた。《共同通信》
【山口県上関町長選】
前町長の辞職に伴う山口県上関町長選は23日投開票され、町で計画される上関原発の推進派で新人の西哲夫前町議会議長(75)が、反対派新人で住民団体運営委員の木村力氏(75)との一騎打ちを制し、初当選した。投票率は過去最低の74.97%。2011年以来、11年ぶりの選挙戦となり、原発建設の是非を軸に論戦が交わされた。
得票数は西氏1154票、木村氏486票。持続可能な町づくりに向けて、中国電力(広島市)が計画する上関原発が唯一の起爆剤だと主張した西氏は、選挙事務所で結果を聞き「原発賛成、反対を問わず町を思う気持ちは同じだ」と述べ、町民に結束を呼びかけた。《共同通信》
【COVID-19】
国内で23日、新たに3万815人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前と比べ、約1400人増えた。都道府県別では、東京2805人、北海道2487人、大阪2146人など。死者は東京6人、大阪5人、滋賀4人など、計37人が報告された。
厚生労働省によると、重症者は前日から8人増えて115人となった。《共同通信》
【中国共産党】習派が指導部ポスト独占
中国共産党は23日、第20期中央委員会第1回総会(1中総会)で習近平総書記=国家主席=(69)の3期目続投を正式決定、新指導部が発足した。習氏の側近らが最高指導部7人のうち4人の新任ポストを独占し、人事で厚遇された。習氏の元部下で上海市トップの李強氏(63)が序列2位となり、来年の首相就任はほぼ確実。習氏の対外強硬路線に忠実な元駐日大使の王毅国務委員兼外相(69)は昇格、外交担当トップに就く見通しだ。
習氏は立場に隔たりのある人物を党中枢から徹底して排除。個人独裁を防ぐために党が築いた集団指導体制は事実上瓦解した。
◇
中国共産党の第20回党大会最終日の22日に胡錦濤前総書記(前国家主席)が途中で退席したことについて、国営通信新華社(電子版)は23日までに「体調が優れなかった」ためだと説明した。政治的な理由との観測も広がっており、臆測を打ち消す狙いがありそうだ。
新華社は、胡氏は休憩して回復したとした。胡氏は習近平総書記と政治体制改革などを巡って立場の違いが指摘されており、習氏が体調不良を理由に退場させたとの見方も出ている。《共同通信》
【英・保守党】スナク氏、党首選出馬表明
辞任を表明したトラス英首相の後任を決める与党保守党の党首選で、スナク元財務相は23日、出馬を表明した。スナク氏は既に立候補に必要な党下院議員100人の推薦を獲得しており、出馬表明はモーダント下院院内総務に続いて2人目。立候補届け出は24日に締め切られる。出馬を検討中とされるジョンソン前首相の動向が最大の焦点。
BBC放送などは、スナク氏とジョンソン氏が22日に会談したと伝えた。ジョンソン氏が、自身を辞任に追い込む形となった政敵のスナク氏と共に立候補すれば、党の分裂を深める可能性が高く、党内には和解を促す声が上がっている。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
米ロ国防相、また電話会談
ロシア国防省は23日、ショイグ国防相が同日オースティン米国防長官と電話会談し、ウクライナ情勢を協議したと発表した。通信アプリで明らかにした。両者は今月21日にも電話会談したばかり。米国防総省によるとオースティン氏は、ロシアによるウクライナでの非人道的行為などを悪化させる「いかなる口実も受け入れられない」と強調した。
詳しい会談内容は明らかにされていないが、同国防省によるとショイグ氏はこれに先立つ23日、英国、フランス、トルコの各国防相と相次ぎ電話会談し、ウクライナが放射性物質をまき散らす「汚い爆弾」を使う恐れがあると懸念を示していた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグのプレーオフは23日、フィラデルフィアなどでリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ナ・リーグの第5戦ではダルビッシュの所属するパドレスがフィリーズに3―4で逆転負けし、1勝4敗で敗退が決まった。
先発したダルビッシュは6回0/3を投げて1本塁打を含む4安打2失点と踏ん張ったが、3―2の八回に救援投手がハーパーに2ランを浴びた。フィリーズは13年ぶりのワールドシリーズ進出。
ア・リーグ第4戦は3勝のアストロズとヤンキースが対戦する。《共同通信》
【F1】
自動車のF1シリーズ第19戦、米国グランプリ(GP)は23日、テキサス州オースティンで決勝が行われ、19番手から出たアルファタウリの角田裕毅は9位となった。10番手で完走したが、7番手でゴールしたフェルナンド・アロンソ(スペイン、アルピーヌ・ルノー)が30秒加算のペナルティーを受け、順位が繰り上がった。入賞は第6戦のスペインGP以来、13戦ぶり。
既にドライバー部門で総合2連覇を決めているレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が今季13勝目、通算33勝目を挙げた。レッドブルは製造者部門で2013年以来、9年ぶりの総合優勝を果たした。《共同通信》
【ミャンマー軍】空爆
ミャンマー北部カチン州で23日、国軍が少数民族組織、カチン独立機構(KIO)の創設62年を記念して開かれたコンサートの会場を空爆し、アーティストや市民ら少なくとも30人が死亡した。犠牲者数は拡大する恐れがある。複数の地元メディアが24日伝えた。
KIOは国軍と戦闘を続ける少数民族武装勢力、カチン独立軍(KIA)の政治組織。地元メディアによると、国軍の戦闘機3機がコンサートの最中に爆弾を投下した。死者の中には地元で有名なアーティストやKIAの関係者らが含まれ、多数の負傷者も出ている。《共同通信》