令和1615日目

2023/10/01

【MLB】

米大リーグでエンゼルスの大谷翔平(29)が44本塁打でアメリカン・リーグの1位となり、日本選手初の本塁打王を獲得した。

ア・リーグのレギュラーシーズンが1日に終了。9月3日の出場を最後に右肘手術を受けて今季を終えていたが、2位のガルシア(レンジャーズ)に5本差をつけ、メジャー6年目で投打通じて初タイトルを手にした。日本勢が打撃部門の主要タイトルを獲得したのは、2004年に2度目の首位打者となったイチロー(マリナーズ)以来。

日本代表を優勝に導いた3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に始まり、開幕から投打「二刀流」で活躍。6月は球団と日本選手の月間最多記録となる15本塁打を放ち、9本塁打をマークした7月と2カ月連続でア・リーグ野手部門の月間最優秀選手(MVP)に輝いた。

前半戦をメジャートップの32本で折り返したが、8月23日に右肘靱帯の損傷が見つかり、9月4日には右脇腹を痛めた。19日に2度目の右肘手術を受け、投打での復帰は25年になる見通し。《共同通信》

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【インボイス制度】スタート

消費税のインボイス(適格請求書)制度が10月1日始まった。納税の手続きが変わり、消費税の納税を免除されていた零細事業者やフリーランスは制度に参加して新たな税負担を受け入れるか、発注元からの取引減や値引きを覚悟で参加を見送るか、選択を迫られる。反対の声は根強く、まだ対応を決めかねている人も多い。一方、発注元の企業では経理の事務負担増に懸念の声も上がる。

インボイスは消費税の10%と8%の複数税率に対応した請求書類で、税率ごとに区分した消費税額などを明記して、納税額を正確に計算できるよう導入された。下請けの業務や商品の納入などを受注した事業者は、請求書や納品書、領収書、レシートなどにこうした情報を記載して発注元の事業者に対して発行する。

ただ制度に参加してインボイスを発行できるのは消費税の納税義務のある「課税事業者」だけで、これまで売上高1千万円以下で消費税を免除されていた「免税事業者」は対象外。制度に参加するには課税事業者に転換しなければならず、新たな税負担が生じる。《共同通信》

【広島県廿日市市】「宮島訪問税」スタート

広島県廿日市市は1日、世界遺産・厳島神社がある宮島を訪れる人から1人100円を徴収する「宮島訪問税」を始めた。島のトイレ整備やゴミ処分など維持管理の財源に活用する方針で、観光客が集中して住民や環境に影響を及ぼす「オーバーツーリズム」対策の一環としても注目される。

市によると、対象は小学生以上の観光客。修学旅行生らは対象外とする。島へ渡るフェリー運賃に100円が上乗せされ、市は年間2億5千万円以上の税収を見込む。愛媛県から訪れた会社員(25)は「100円は気にならない。景観維持や施設の整備に使ってほしい」と話した。《共同通信》

【北陸新幹線・小松駅】W7系歓迎式典

来年3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀(福井県敦賀市)延伸に向け、新たに停車駅となる小松駅(石川県小松市)で1日、走行試験中の営業用車両「W7系」をホームで出迎える歓迎式典が開かれ、沿線住民や自治体関係者ら約500人が参加した。

参加者は新幹線が到着すると、車両を描いたフラッグを振りながら歓迎。宮橋勝栄・小松市長が「いよいよ新幹線が到着し、万感の思いだ。これから一層市民の機運を上げていきたい」とあいさつし、地元の小学生らが運転士側に花束や記念品を贈呈した。

延伸区間は約125キロで、12年8月に着工。トンネルの地盤膨張に伴う工事などで、当初予定の23年春開業から1年遅れた。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第29節最終日(1日・味の素スタジアム=1試合)FC東京がG大阪を3―0で下し、2連勝で勝ち点39とした。G大阪は5試合勝ちなしで勝ち点34のまま。FC東京は原川、ディエゴオリベイラ、俵積田が得点した。《共同通信》

【ゴルフ】

日本女子オープン選手権最終日(1日・福井県芦原GC=6528ヤード、パー72)首位で出た24歳の原英莉花が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、通算15アンダーの273に伸ばして3年ぶり2度目の大会制覇を果たした。ツアーでは2年ぶりの勝利で通算5勝目、四大大会は3勝目。優勝賞金3千万円を獲得した。

70で回った菊地絵理香が3打差の2位だった。《共同通信》

バンテリン東海クラシック最終日(1日・愛知県三好CC=7300ヤード、パー71)首位で出た37歳の木下裕太が4バーディー、ボギーなしの67で回って通算15アンダー、269とし、2018年の初勝利以来、5季ぶりのツアー2勝目を挙げた。優勝賞金は2200万円。

星野陸也は67と伸ばして1打差の2位。前日首位の金谷拓実は通算13アンダーの3位になり、賞金ランキング1位に返り咲いた。木下稜介、市原弘大が12アンダーの4位。昨年優勝の河本力は9アンダーの8位だった。《共同通信》

【プロ野球・1日】

オ2―8楽

楽天が3連勝で2位タイに浮上した。島内が一回に先制適時打、二回と四回には適時二塁打を放って計5打点を挙げた。5回2失点の荘司が5勝目。オリックスは3連敗。先発の黒木が2回5失点と崩れ、5敗目を喫した。

ソ3―4日

日本ハムが逆転勝ち。1―2の三回に田宮が3ランを放った。上沢は6回3失点で9勝目、田中正が25セーブ目を挙げた。ソフトバンクは石川が3回4失点と崩れた。打線は相手を上回る10安打を放ったが、3点止まりだった。

ロ3―2西

ロッテが勝率5割に復帰。1―2の七回2死走者なしから連打と四球で満塁と攻め立て、代打岡の左前への2点打で逆転した。3番手の中村稔が2勝目、沢田がプロ初セーブ。西武の隅田は完投実らず、負け数先行となる10敗目を喫した。

広5―6神

阪神が連敗を3で止めた。2番手の岡留がプロ初勝利、岩崎が35セーブ目を挙げた。打線は1―2の四回に近本の適時打で同点。五回に佐藤輝の3ランで勝ち越し、七回にも加点した。広島は継投が裏目で、九回の反撃も届かなかった。

D4―0中

DeNAの大貫が5勝目をプロ初完封で飾った。テンポよく打たせて取り、許したのは2安打だけ。打線は一回に大田の適時打などで2点を先制し、二回は再び大田の適時打で追加点。中日は高橋宏が序盤に失点を重ね、4連勝ならず。

巨1―0ヤ

巨人が無失点リレーで接戦を制した。グリフィンが7回を散発4安打に抑えて約2カ月ぶりの6勝目。船迫、中川とつなぎ、五回に岸田の一発で挙げた1点を守り抜いた。引退試合の松田は2打席無安打。ヤクルトは打線が精彩を欠いた。

巨人の松田が1日の試合後に引退セレモニーに臨んだ。スピーチでは家族らへの思いに続き「熱男という言葉にも感謝の気持ちを伝えたい」と自身の代名詞になったソフトバンク時代のスローガンに言及。今季加入した巨人では実現できなかった本塁打後のパフォーマンスを呼びかけ、4万人超の観客とともに繰り出すと感極まり、顔を手で覆って号泣した。

現役最後の試合は「6番・三塁」で先発。一邪飛、右飛で2打席を終えた後、六回に守備位置に一度向かってから交代した。日本代表でも三遊間を組んだ坂本と抱擁し「もう二度とこの光景や声援は味わえない」と場内を見渡して引き揚げた。

強打に堅守、仲間を鼓舞する声で存在感を発揮した18年間。ソフトバンクの王会長にはビデオレターで現役生活について「うらやましい」とたたえられた。最後は同僚の手で5度宙に舞い「何も悔いを残すことなく、胸を張ってユニホームを脱ぐ」と語った。《共同通信》

【競馬】

第57回スプリンターズステークス(1日・中山11R1200メートル芝16頭、G1)3番人気のママコチャ(川田将雅騎乗)が1分8秒0で優勝し、重賞初勝利を挙げた。池江泰寿調教師はこのレース連覇を達成した。

好位追走から最後の直線で早めに先頭に立ったママコチャは、内から迫ったマッドクールの猛追を鼻差抑え、押し切った。さらに1馬身差3着には1番人気のナムラクレアが入った。《共同通信》

フランス競馬の祭典、第102回凱旋門賞(2400メートル芝15頭、G1)は1日、パリロンシャン競馬場で行われ、日本馬で唯一出走したクリストフ・ルメール騎乗のスルーセブンシーズ(5歳牝馬、尾関知人厩舎)は4着だった。日本馬初制覇はならなかった。フランス・ダービー馬のエースインパクト(フランス=クリスチャン・デムーロ騎乗)が無敗のまま同レースを制した。

凱旋門賞には1969年の初挑戦からこれで延べ34頭の日本馬が参戦しているが、4度の2位が最高で、欧州馬が優勝を独占している。 《共同通信》

【れいわ新選組・八幡愛氏】車の窓割れる

れいわ新選組の公認候補として次期衆院選大阪1区に立候補予定の八幡愛氏(36)が政治活動で使用していた車の窓ガラスが割れる被害が1日にあり、東成署が器物損壊容疑で捜査していることが2日、分かった。署によると、八幡氏は乗っておらずけが人はいなかった。車内からパチンコ玉が見つかっており、署は何者かが撃ち込んだ可能性もあるとみて調べる。

1日午後3時5分ごろ、大阪市東成区玉津3丁目の路上で、事務所のボランティアの男性が路肩に車を止めようとしたところ、後部座席の左側の窓ガラスが割れた。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

プリゴジン氏、各地で追悼

ウクライナ侵攻を巡って6月に武装反乱を起こしたロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が搭乗機墜落で死亡してから40日目となった10月1日、出身地サンクトペテルブルクやモスクワなど各地で支持者らが集まり、死を悼んだ。ワグネルに近い通信アプリの複数のチャンネルが伝えた。プーチン政権はプリゴジン氏を英雄視する動きを警戒し、国営テレビは沈黙した。

ロシア正教では死後40日が節目と考えられる。テレグラムの「プリゴジン2023」は1日、サンクトペテルブルク市郊外の墓地をプリゴジン氏の母ビオレッタさんと息子パーベルさんがワグネルや関連企業の関係者らと一緒に訪れて献花し、祈りをささげる様子を映像付きで伝えた。モスクワでも数百人が花を手向けた。

ショイグ国防相らに不満を募らせたプリゴジン氏は6月23日に反乱を起こし、翌24日に中止した。8月23日にモスクワからサンクトペテルブルクに向かう小型機が墜落し、死亡した。プーチン大統領が反乱を「裏切り」と非難し、政権の関与を疑う声があるが、政権側は否定している。《共同通信》