令和1192日目
2022/08/04
この日のできごと(何の日)
【中国】弾道ミサイル発射
中国人民解放軍は4日、台湾周辺で「重要軍事演習行動」を開始し、台湾側によると弾道ミサイル11発を発射した。ペロシ米下院議長の訪台への報復措置として、軍事圧力を強めた。日本政府は5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとし、中国側に強く抗議。日本のEEZ内に中国軍の弾道ミサイルが落下したのは初めて。日本を含む地域の安全保障環境の悪化は必至だ。
演習は台湾を包囲する六つの空・海域で、大規模な実弾射撃訓練を7日まで展開。中国軍の東部戦区はロケット軍が台湾東部の海域に向け複数のミサイルを発射し、全て目標に命中させたと公表した。《共同通信》
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岸信夫防衛相は4日夜、中国軍が発射した弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したことを受け、臨時記者会見を開き「わが国の安全保障、国民の安全に関わる重大な問題だ。強く非難する」と述べた。5発が落下したのは、沖縄県・波照間島の南西に中国が設定した訓練海域内と推定されることも明らかにした。
岸氏によると、中国の弾道ミサイルが日本のEEZ内に落下したのは初めて。《共同通信》
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台湾の蔡英文総統は4日、中国のミサイル発射に対し「台湾海峡の現状を破壊し、わが国の主権を侵害するだけでなく、インド太平洋地域の緊張を高めている」と批判した。また「地域の輸送の安全と国際貿易に前例のない脅威を及ぼしている」と述べ、中国に自制を求めた。ビデオメッセージを発表した。
蔡氏はサイバー攻撃に対する警戒感も表明し、台湾の政府機関と民間企業に対してセキュリティーを高めるよう要求した。
蔡氏は国際社会に「民主主義の台湾を支持し、一方的で不合理な軍事行動を共に止めよう」と呼びかけた。
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米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は4日、台湾周辺で弾道ミサイルを発射した中国を「無責任だ」と強く非難した。情勢を監視するため、米原子力空母ロナルド・レーガンの展開継続を表明。一方、緊張の高まりを避けるため、米軍が今週予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を延期したと述べた。
中国による台湾周辺での大規模な「重要軍事演習行動」は5日、日程の2日目を迎えた。米海軍筋によると、空母ロナルド・レーガンを中核とする空母打撃群は台湾南東のフィリピン海に展開しており、情報収集や警戒監視を進めている。《共同通信》
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【北陸、東北】記録的大雨
東北や北陸では4日も大雨が降った。5県の17河川が氾濫し、4県で11件の土砂災害が起きた。住宅浸水や断水が相次ぎ、災害派遣の自衛隊が救助支援活動を開始。岩手、山形両県で計2人が行方不明になっている。総務省消防庁によると、警戒レベル5の避難情報「緊急安全確保」と避難指示の対象は4日午後時点で約54万人に上る。5日にかけて、地域により警報級の大雨が続く恐れがあり、気象庁は厳重な警戒を呼びかけた。
国土交通省によると、氾濫したのは、4日午後時点で最上川(山形)、米代川(秋田)、梯川(石川)の3河川と、青森、秋田、山形、福井の各県が管理する14河川。《共同通信》
石川県内は4日、加賀地方を中心に記録的な大雨となった。1時間降水量は白山河内で108・0ミリ、白山白峰で91・0ミリと観測史上最大に達し、小松市では梯(かけはし)川が氾濫した。小松市と白山市に警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」が県内で初めて発令されたほか、両市に記録的短時間大雨情報、金沢、小松、加賀、白山、能美、七尾の6市に土砂災害警戒情報が出された。最大で約39万人に避難が指示され、各地で床上、床下浸水や道路の冠水が相次いだ。
金沢河川国道事務所や県によると、梯川が氾濫するのは1968(昭和43)年以来で、71年に1級河川に指定されて以降では初めて。県内の河川が氾濫するのは2018年8月の米町川(志賀町)、日用川(七尾市)以来となった。手取川も一時、氾濫危険水位に達した。鍋谷川(小松、能美市)は決壊し、県の管轄する6河川から水があふれ出た。
金沢、小松、白山、加賀、能美、野々市、川北の7市町に災害救助法が適用された。小松市内で集落が孤立したため、市からの申し出を受けて県が自衛隊に災害派遣を要請した。
県によると、床上、床下浸水は金沢、白山、能美の3市で24件、小松市で少なくとも40件以上が確認された。56カ所の避難所に最大1926人が避難した。
午後6時時点で、白山河内、白山白峰、小松では3、6、12、24時間の各降水量が観測史上最大を記録。白山河内は48、72時間降水量も歴代最大を更新した。小松は6時間で最大180・0ミリ、白山河内は12時間で最大373・5ミリの雨が降り、それぞれ8月の1カ月分の平年値を上回った。
気象台によると、5日は明け方まで激しい雨が降る所があるが、昼すぎからは晴れる見込み。
山形、福島両県は3日午後から4日朝にかけて、前線や低気圧の影響で記録的な大雨に見舞われた。大雨特別警報が出た山形県では最上川が氾濫し、住宅浸水が相次いだ。山形、福島両県で鉄橋が崩落し、鉄道施設にも大きな被害が出た。山形県で1人が行方不明になっている。《北國新聞》
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山形県などによると、最上川は長井市、米沢市と大江町で氾濫が起き、大江町で川沿いの住宅が浸水した。小国町の荒川も水があふれ、道路冠水により14の地区で住民が一時孤立した。
飯豊町のJR米坂線手ノ子−羽前椿間で小白川橋りょうが崩落。県道の大巻橋も崩れて車1台が流され、1人が行方不明となった。米沢、喜多方両市を結ぶ国道121号で道路が流失し、一部通行止めとなった。
床上浸水は飯豊、川西両町の高齢者施設のほか、少なくとも村山、長井両市の住宅など2戸で発生。床下浸水は南陽市など9市町で確認された。各自治体とも実態を把握しきれず被害は増える見込み。飯豊町の大半の世帯が断水。県内で延べ3580戸が停電した。
福島県などによると、喜多方市のJR磐越西線喜多方−山都間の濁川橋りょうの一部が崩落した。北塩原村小野川地区では道路が流木でふさがれ、住民15人が一時孤立。地区のホテルやキャンプ場に滞在中の利用者や従業員ら約200人が一時地区の外に出られなくなった。
喜多方市の高齢者施設と保育園のほか、同市や西会津町、北塩原村で床上浸水があった。猪苗代町ではあふれた沢水の影響で販売施設1戸が全壊。喜多方市で400戸、磐梯町で10戸が停電。西会津町と大玉村の一部で断水も起きた。
仙台管区気象台によると、4日朝までの24時間降水量の最大値は山形県の飯豊町高峰306・5ミリ、小国町小国281・5ミリ、米沢256・0ミリ、長井241・5ミリ、福島県の北塩原村桧原314・5ミリ、喜多方275・5ミリで、いずれも観測史上最大を記録した。
気象庁は3日夜に山形県に発表した大雨特別警報を4日朝、警報に切り替えた。山形など3県は自衛隊に災害派遣を要請した。
JR東日本によると、山形新幹線は福島−新庄間の上下線で終日運転を見合わせ、計33本が運休して約3140人に影響が出た。羽越線の特急いなほも酒田−新潟間の上下線計14本が運休し、約2150人に影響した。《河北新報》
【プロ野球・4日】
楽10―1ロ
楽天が一発攻勢で快勝した。二回に炭谷の2ランで先制し、三回は鈴木大、茂木、西川の一発などで計7点を加えた。四回には島内がソロを放った。岸が7回3安打1失点で約1カ月ぶりの7勝目。ロッテは本前が3回9失点と乱れた。
西3―2オ
西武がサヨナラ勝ちで3連勝。2―2の九回1死から中村が6号ソロ本塁打で勝負を決めた。四回には先制2ランを放った。松本が7回2失点と粘り、3番手の水上が4勝目。オリックスは五回に畳みかけられず、六回の逸機も響いた。
日3―3ソ
日本ハムが五回に万波の11号2ランなどで3点差を追いつき、救援陣の踏ん張りで引き分けに持ち込んだ。ソフトバンクは周東の4号先頭打者本塁打で先手を取ったが、レイが粘れなかった。打線も3併殺打で攻めきれなかった。
巨7―0神
巨人が連敗を4で止めた。二回に中田の適時二塁打と大城、中山、山崎伊の適時打など打者一巡で5点を奪った。山崎伊は8回無失点で5月18日以来の3勝目。阪神はウィルカーソンが1回0/3で5失点と崩れ、打線も4安打で零敗した。
国内コロナ感染23万8735人 161人死亡 2022/08/04 20:50共同通信 国内コロナ感染23万8735人 161人死亡
【COVID-19】
国内新規感染23万8735人
国内で4日、新たに23万8735人の新型コロナウイルス感染者と、161人の死者が確認された。感染者は12道県で最多となった。内訳は東京3万5339人、大阪2万2371人、愛知1万6005人など。死者の内訳は東京と大阪で各15人、北海道で12人、千葉で10人など。
厚生労働省によると全国の重症者は516人で、前日から38人増えた。500人を超えたのは約4カ月ぶり。
群馬、兵庫、香川、福岡などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。《共同通信》
【秋篠宮皇嗣同妃両殿下、悠仁親王殿下】軽音楽をご鑑賞
秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さまは4日、東京・中野の中野サンプラザを訪れ、全国高校総合文化祭(総文祭)の軽音楽部門の演奏を鑑賞された。高校生がステージ上で軽快に奏でる楽曲に耳を傾け、演奏が終わると、拍手を送っていた。
その後、池袋の東京芸術劇場に移り、合唱部門を視察。
今回の総文祭は東京都内で開催され、ご夫妻と悠仁さまは7月31日に総合開会式に出席した。今月2日は競技かるたや美術・工芸、書道などの展示を見て回った。《共同通信》
【東京株式市場】
4日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸し、前日終値比190円30銭高の2万7932円20銭で取引を終えた。景気後退懸念が和らぎ、前日の米国市場で株価が反発。東京市場も朝方から流れを引き継ぎ、上げ幅は200円を超え一時2万8000円台を回復する場面があった。
東証株価指数(TOPIX)は0.04ポイント安の1930.73。出来高は約12億9500万株。
もっともFRBの金融引き締め加速に伴う米景気後退への警戒感は依然としてくすぶっている。4日の平均株価の上げ幅も限定的で「米国の経済指標をにらみながらの展開はしばらく続くだろう」との声が聞かれた。《共同通信》
【ガルージン駐日ロシア大使】広島で献花
広島市を訪問しているガルージン駐日ロシア大使が4日、平和記念公園の原爆慰霊碑に献花した。報道陣に対し、広島で核兵器を実際に使った米国を念頭に「ロシアの核兵器削減への積極的な態度を表すために来た」と語った。
広島市は今年、原爆の日の6日に開く平和記念式典に、ウクライナ侵攻を理由にロシアを招待しなかった。ガルージン氏は「ロシアが核軍縮のリーダーであることを無視した決定だ」と非難した。《共同通信》
【ASEANプラス3外相会議】
東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)外相会議が4日、カンボジアの首都プノンペンで開かれ、中国の王毅国務委員兼外相はペロシ米下院議長の台湾訪問について「後戻りできない事態」につながりかねないと厳しく非難した。林芳正外相は中国軍による台湾周辺での軍事活動に「重大な懸念」を表明、応酬となった。ASEAN外交筋と日本外務省が明らかにした。
ペロシ氏は既に韓国を訪れ、日本も訪問予定。会議には韓国の朴振外相も同席した。
王氏は中国の立場を主張したといい、台湾を自国の領土と見なしていることを述べたとみられる。《共同通信》
【米・ペロシ下院議長】板門店訪問
韓国を訪問したペロシ米下院議長は4日、南北軍事境界線のある板門店の共同警備区域(JSA)を訪れた。聯合ニュースが伝えた。韓国大統領府によると、これに先立って行われた韓国の尹錫悦大統領との電話会談で、尹氏は「(ペロシ氏のJSA訪問は)韓米の対北抑止力の証しになる」と評価した。米韓の協力強化に警戒を強める北朝鮮の反発は必至だ。
AP通信によると、2019年にトランプ大統領(当時)が訪れて以降、最高位の米政府関係者の訪問となる。
尹氏は電話会談で、米韓の包括的戦略同盟を発展させるため米議会との緊密な協力を約束した。《共同通信》
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アジア歴訪中のペロシ米下院議長が4日、専用機で来日した。日本政府は同日、岸田文雄首相が5日にペロシ氏と会談し日米同盟の強化などに関して意見交換すると発表した。台湾海峡の平和と安定の重要性も話題になるとみられる。
ペロシ氏は当初、今年4月に来日する予定だったが、新型コロナウイルス感染で延期していた。8月1日にシンガポール入りして歴訪を開始し2日に台湾を訪問、3日に蔡英文総統と会談した。
米下院議長の訪台は1997年のギングリッチ氏以来25年ぶりで、中国は激しく反発している。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシアが停留所攻撃、8人死亡
ウクライナ政府が避難命令を出している東部ドネツク州トレツクで4日、公共交通機関の停留所がロシア軍の砲撃を受け、集まっていた8人が死亡した。州知事がフェイスブックで明らかにした。
知事はロシア軍の攻撃で民間人が毎日死傷していると強調。州にとどまることなく、避難を急ぐよう改めて呼びかけた。
ウクライナ軍は3日、ゼレンスキー大統領の故郷である南部クリブイリフへの攻撃を計画してロシア軍が部隊編成を始めたとの見方を動画投稿サイトのユーチューブで明らかにした。東部軍管区(司令部ハバロフスク)の地上部隊を動員していると指摘した。《共同通信》