令和999日目
2022/01/23
この日のできごと(何の日)
【沖縄県名護市長選】自公系現職再選
任期満了に伴う名護市長選が23日に投開票され、現職の渡具知武豊氏(60)=自民、公明推薦=が1万9524票を獲得し、1万4439票を得た前市議の岸本洋平氏(49)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=に5085票差をつけ、2期目の当選を果たした。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を推進する政権与党が支援する渡具知氏の再選を受け、政府は辺野古移設の強硬姿勢を維持することが確実視される。移設阻止を掲げる玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力は、同日選となった名護、南城の両市長選で敗北する厳しい結果となり、知事選に向けた態勢の立て直しを突き付けられた。
新型コロナウイルスの感染急拡大で「まん延防止等重点措置」適用下での選挙戦となり、両陣営の選挙運動も制約を受けた。投票率は68.32%で、前回市長選を8・6ポイント下回って過去最低だった。
名護市長選は辺野古移設問題が争点化してから7度目で、政府が辺野古沿岸部に土砂を投入してからは初の選挙となった。
一方で、コロナ禍の長期化が市民生活に深刻な影響を与える中、経済対策や子育て支援に対する有権者の関心の高まりが見られ、争点のうち基地問題が埋没する形となった。
渡具知陣営は自民、公明の組織力を発揮して支持層を固めた。米軍再編交付金を財源とした子育て支援の無償化事業などが、若年層を中心とした無党派層にも支持を広げ、1期目の市政運営に対する評価が見られた。
渡具知氏は辺野古移設については「県と国の係争を見守る」とする従来の立場を貫き、争点化を避ける戦略をとった。
岸本氏は辺野古反対のトーンを強めて浸透を図ったが、市民の関心の高い子育て支援事業の継続財源を明確に示せなかったことなどが響いた。
「選挙イヤー」の初戦として、知事選の前哨戦にも位置付けられる中、オール沖縄が支援した候補者の敗北で玉城知事の求心力低下も避けられない。
当日有権者数は4万9959人で、投票者数は3万4134人だった。うち無効票は172票、不受理・持ち帰りが1票だった。《琉球新報》
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【岐阜県美濃加茂市長選】藤井浩人氏が4選
任期満了(27日)に伴う岐阜県美濃加茂市長選は23日に投票、即日開票され、無所属元職の藤井浩人氏(37)が、無所属現職の伊藤誠一氏(65)=自民、公明推薦=を大差で破って4選を果たし、4年ぶりの市長返り咲きを決めた。藤井氏は事前収賄などの罪に問われ2017年に有罪が確定し、無罪を訴え名古屋高裁に再審請求中。有罪で地位を離れた元首長が、同一の選挙で返り咲くのは珍しい。
開票結果(選管最終)は藤井氏が16307票、伊藤氏が8325票だった。
藤井氏は「皆さんと一緒にこれからの市をつくっていく。新庁舎計画は情報開示をしながら、市民と進めていく」と決意を語った。
投票率は58・80%で、過去最低だった前回(2018年、38・62%)を20・18㌽上回った。当日有権者数は4万2191人(男性2万787人、女性2万1404人)。《岐阜新聞》
【ブレイクダンス】
2024年パリ五輪で初採用されるブレイクダンスの全日本選手権最終日は23日、東京都渋谷ストリームホールで決勝トーナメントが行われ、男子決勝は18年夏季ユース五輪銅メダルで前回覇者の半井重幸が俣野斗亜に勝ち、2連覇を果たした。女子決勝は昨年12月の世界選手権を制した福島あゆみが同2位だった前回女王の湯浅亜実に勝ち、初優勝した。
男女の上位2選手が9月のアジア大会(杭州=中国)など国際大会に派遣される強化選手に選ばれる。大会は新型コロナウイルス感染対策のため無観客で行われた。《共同通信》
【大相撲】
大相撲初場所千秋楽は23日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、東関脇御嶽海(29)=長野県出身、出羽海部屋=が13勝2敗で13場所ぶり3度目の優勝を果たし、大関昇進を確実にした。
御嶽海は単独首位で臨んだ結びの一番で横綱照ノ富士を寄り切りで撃破。大関昇進の目安とされる直前3場所の合計33勝にも到達した。26日の春場所番付編成会議と日本相撲協会理事会で正式に「大関御嶽海」が誕生する。
今場所は全国的に新型コロナウイルス感染が再拡大する中、定員の約半分に当たる1日5千人を上限に観客を入れて実施された。《共同通信》
【日本テレビ・枡太一アナウンサー】退社へ
日本テレビの枡太一アナウンサー(40)が23日、キャスターを務める「真相報道 バンキシャ!」に出演し、3月で退社すると発表した。4月から同志社大ハリス理化学研究所の専任研究所員(助教)に転身する。同番組への出演は継続しながら、科学と社会をつなぐ学問分野「サイエンス・コミュニケーション」に取り組むという。
日テレによると、4月以降の他のレギュラー番組への出演は検討中という。枡アナは東京大大学院の農学生命科学研究科出身で、アサリの研究をしていた経歴を持つ。2006年に入社した。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染5万30人
国内で23日、新たに5万30人の新型コロナウイルス感染者が確認された。5万人を超えるのは2日連続で、5万4500人余りだった前日に次ぐ多さとなった。前週の同じ曜日から2倍近くに増え、2週間前と比べると約6倍になっている。
東京は9468人だった。1万1千人を超えて過去最多となった前日を下回ったものの、日曜として最多を更新。都道府県別ではほかに大阪6219人、神奈川3794人、愛知3050人など。茨城、栃木、千葉、神奈川、福井、長野、岡山、山口、鹿児島の9県は過去最多だった。
死者は広島3人、千葉、愛知、和歌山で各2人、群馬と大阪で各1人の計11人だった。《共同通信》
ブリュッセルで5万人デモ
欧州連合(EU)が本部を置くベルギー・ブリュッセルで23日、新型コロナウイルスのワクチン接種や規制に抗議する約5万人(警察推定)のデモが行われ、一部が暴徒化した。地元メディアなどが伝えた。EUの外務省に当たる欧州対外活動庁の建物もガラスが割れるなどの被害が出た。
ブリュッセルでは過去にも数回、同様のデモが行われたが、今回が最大規模。フランスやドイツなどからの参加者もいたという。
デモ参加者らは「自由を」と叫びながら行進。EU本部付近では、一部の参加者が警察に石を投げ、警察が放水や催涙ガスで応酬した。《共同通信》
【米・エマニュエル新駐日大使】来日
米国のラーム・エマニュエル新駐日大使(62)が23日、来日した。オバマ政権で大統領首席補佐官を務めるなど豊かな公職経験を持ち、バイデン大統領との関係の近さが強み。中国との競争激化で日米の共同歩調がかつてなく重要となる中、日米の橋渡し役として同盟深化に乗り出す。
同日午後、羽田空港に到着。新型コロナウイルス対策として隔離期間を置いた後、バイデン政権の駐日大使として活動を本格化する。駐日米大使はハガティ前大使(現上院議員)が2019年7月に離任後、約2年半にわたって空席となっていた。《共同通信》
【ブルキナファソ】兵士ら暴動
西アフリカ・ブルキナファソの首都ワガドゥグにある軍の基地で23日、兵士らが発砲するなどして暴動を起こした。暴動を支持したとみられる一部市民が暴徒化し、与党の本部を放火した。ロイター通信などが伝えた。
兵士らの報道担当者は記者対応し、軍隊内の待遇改善や軍幹部らの更迭を求めた。一方、国営テレビに出演した国防省高官は、政府は正常に機能していると強調。暴動を起こした兵士らが実権を掌握したとの観測を打ち消した。ブルキナファソでは近年、アルカイダや「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う勢力がそれぞれ台頭。対テロ作戦への参加で多くの兵士が犠牲となっている。《共同通信》
【立憲民主党】辻元清美氏を参院比例に擁立へ
立憲民主党は今年夏の参院選比例代表に、元衆院議員の辻元清美前副代表(61)を擁立する方針を固めた。党関係者が23日、明らかにした。昨年の衆院選で大阪10区から立候補したが、落選した。
辻元氏は1996年衆院選で社民党から立候補し初当選。旧民主党政権で首相補佐官、立民で副代表などを歴任した。党内有数のリベラル系論客として知られる。《共同通信》
【ウクライナ情勢】
米国務省は23日、ロシアによる軍事行動の脅威が続いているとして、在ウクライナ米大使館職員の家族に国外退避を命じた。米政府雇用員の自主的な退避を認め、一般米国民には退避検討を促した。ロシアはウクライナ国境周辺に推定10万人の軍隊を展開。米欧は侵攻を警戒し、緊張が高まっている。
米国務省高官は23日、「ロシアによる軍事行動はいつでも起こり得る」と強調した上で「引き続き、外交(解決)の道を追求している」とした。
ブリンケン国務長官は23日のCNNテレビで、ウクライナ侵攻の場合には「迅速かつ厳しい対応」を取ると述べ、改めてロシアをけん制した。《共同通信》