平成5641日目

2004/06/18

この日のできごと(何の日)

【政府】多国籍軍参加を閣議決定

政府は18日午前の閣議で、イラク主権移譲後に編成される多国籍軍に自衛隊を参加させるため、イラク復興支援特別措置法の施行令改正と、自衛隊派遣の基本計画の変更を決定した。同時に自衛隊が多国籍軍の指揮下に入らず主体的に人道支援を行うと明確にした「政府見解」も閣議了解した。

自衛隊が多国籍軍に参加するのは初めて。小泉純一郎首相の説明や、9条との関係などの憲法論議が不十分との批判が出ている中で、「戦時」派遣の自衛隊活動はあいまいさを残したままで新たな段階に入った。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【金融庁】UFJ銀行に改善命令

金融庁は18日、融資先企業の評価に重大な影響を与える重要資料を組織的に隠ぺいし検査忌避を行ったなどとして、UFJ銀行を中核とするUFJグループに、適切な業務運営と内部管理体制の確立などを求める4件の業務改善命令を同時に発動した。《共同通信》

【この日の民主党】

人に資源を投入して日本を立て直す 参院選マニフェスト発表

民主党の参議院選挙マニフェストが完成し、18日党本部で岡田克也代表と仙谷由人政調会長が発表した。

岡田代表は「私の思いを込めた。総選挙ではないので、昨年のマニフェストと表現、重点が変わっている」と述べ、総論にあたる「岡田克也の考える日本」(岡田ビジョン)に代表となって思いをこめたことを強調した。

仙谷会長は「かなり、岡田代表のカラーを出すことができた。チャランポランな小泉さんと、真面目な岡田さんとの対比。どちらが政治に対する信頼を回復できるのか。教育、青年に政策の重点を置いている。人材に力点を置いて、資源を投入し日本を再生する。農業でも所得補償を中心に、人材を確保する」と解説した。

「私の思いを込めた」マニフェスト発表で岡田代表

民主党の岡田克也代表は18日、同日発表した参議院選挙マニフェストについて記者団にコメントし、「限られた時間ではあったが、私の思いを込めた」と語った。

岡田代表は、今回のマニフェストの基本視点について、高度経済成長期の右肩上がりの時代から少子高齢化社会へと大きく転換するなかで、それに対応する社会制度に変えていくことが必要になっている、と説明。「基本的に日本人には力があり、日本という国にも可能性があるが、中央集権という形や高度経済成長期の惰性の中で出てきたものが阻害している。それを変えていくのが政治の役割であるとの認識でまとめた」と述べた。

「岡田克也が考える日本」としてまとめた岡田ビジョンの内容について代表は、何が日本人の持つ力の発揮を阻害しているかを考えたときに見えてきた3つのテーマ――(1)中央集権によって抑えつけられている地域エネルギーを解き放つこと(2)「市場のことは市場に」委ねることで、自由な競争を阻害し、日本の経済力をそいでいる現状を打開する(3)政治の最も重要な役割である個人の自由を大切にしながら公正な社会をつくる――に思いを込めたことを表明した。

「参院選で首相の政策、政治姿勢を徹底的に問う」藤井幹事長

民主党の藤井裕久幹事長は18日の定例記者会見で、参議院選挙について「小泉首相の政策、政治姿勢を徹底的に問わなければならない」として、年金改革、イラクでの自衛隊多国籍軍への参加などに見られる「隠蔽、曖昧、説明なし、中身なし」の小泉政権そのものに対する評価を争点とする考えを改めて示した。

そのうえで、自衛隊の多国籍軍参加について「参加するというのは、指揮に従うこと。これが常識。外交の常識に反する。言葉だけでごまかそうとしていることを大変危惧している。戦前にもこんなことはなかったのではないか」として、指揮下に入らない、多国籍軍の司令部と調整するなどとしている政府見解を批判した。

また、民主党の石井紘基議員が殺害された事件の判決について「これからも、事件の真相究明に努める」とし、「言論、発言の自由を封じようというのはわが党だけの問題ではない」とした。《民主党ニュース》



6月18日 その日のできごと(何の日)