令和840日目
2021/08/17
この日のできごと(何の日)
【笑福亭仁鶴さん】死去
上方落語の重鎮で、テレビの司会でも活躍した落語家の笑福亭仁鶴さんが17日、骨髄異形成症候群のため自宅で死去した。84歳。大阪市出身。
1962年、「上方落語の四天王」と評された六代目笑福亭松鶴に入門。ラジオのディスクジョッキーで頭角を現し、テレビの演芸番組やバラエティー番組で人気を集めた。
「どんなんかな〜」のギャグや、レトルトカレーのCMのせりふ「3分間待つのだぞ」が流行語となった。86年からNHKの番組「バラエティー生活笑百科」の司会を30年以上務めた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【日本列島】大雨の死者7人に
前線停滞による大雨は11日の降り始めから17日で1週間となった。これまでに土石流に巻き込まれるなどして少なくとも7人が死亡、4人が行方不明になった。長引く雨は復旧・救助活動の妨げにもなっている。この間の降水量だけで年間平年値の半分を超えた観測点も出ており、気象庁は引き続き災害への厳重な警戒を呼び掛けている。
長崎県西海市の用水路や周辺で14日に倒れていた70代女性2人について、県は17日、大雨が原因で死亡したと判断。さらに13日の土砂崩れで女性が死亡し、2人が安否不明になった長崎県雲仙市の現場で新たに1人が見つかって死亡が確認され、死者は7人になった。《共同通信》
【COVID-19】
緊急事態、13都府県に拡大
政府は17日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、まん延防止等重点措置を適用している茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県を緊急事態宣言の対象地域に追加すると決定した。重点措置は宮城、山梨、富山、岐阜、三重、岡山、広島、香川、愛媛、鹿児島の10県に追加適用する。いずれも20日から9月12日まで。宣言は13都府県、重点措置は16道県に拡大。それぞれの対象地域では、百貨店など大型商業施設の入場制限を要請する。
東京、大阪など6都府県に発令中の宣言と、北海道、愛知など6道県に適用中の重点措置の期限は今月31日から9月12日に延長する。《共同通信》
国内新規感染1万9953人
国内の新型コロナウイルスの感染者は17日、全都道府県と空港検疫で新たに1万9953人が確認された。全国の重症者は、前日より43人多い1646人で、5日連続で過去最多を更新。死者は47人だった。
東京都の新規感染者は4377人で、1週間前から1765人増え、火曜日としては過去最多となった。直近1週間の平均新規感染者は4527人で、前週(3978人)から14%増えた。年代別では20歳代が1326人と最多。30歳代917人、40歳代736人と続き、40歳代以下が8割を占めた。
大阪府で新規感染者が過去最多の1856人に上ったほか、愛知や兵庫など17県でも過去最多を更新した。《読売新聞》
JR七尾線、一部運休
R西日本金沢支社は17日、七尾線(金沢―七尾・和倉温泉駅間)を一部運休すると発表した。19〜31日の各日、特急列車を2本、普通列車を15本運休する。七尾鉄道部運転科の複数の社員が新型コロナウイルスに感染し、石川県からクラスター(感染集団)と認定されたことなどを受けて決定した。
同科では16日時点で運転士11人、車掌2人ら計15人の感染が確認された。同支社は運行に必要な人員が確保できないとして、通常の約7割の本数で運行することを決めた。《読売新聞》
【全国高校野球選手権大会】第5日
全国高校野球選手権大会第5日は17日、甲子園球場で1回戦1試合が行われ、大阪桐蔭が東海大菅生(西東京)を7−4の八回表1死降雨コールドゲームで下し、2回戦に進んだ。天候不良で第2試合以降の3試合は18日に順延となった。
降雨コールドゲームは1998年の第80回大会の専大北上(岩手)−如水館(広島)以来、23年ぶり。このときは七回裏2死、6−6で引き分け再試合となった。《共同通信》
【プロ野球・17日】
ロ2−8西
西武が投打がかみ合い快勝した。0−1の四回に山川の2点適時打で逆転し、五回には外崎の2ランなど6連続長短打で一気に5点を奪った。高橋は9安打を浴びながら7回2失点と粘り9勝目。ロッテは岩下が崩れて4位に後退した。
ヤ13−3巨
ヤクルトが大勝で4連勝を飾った。2−2の六回に山田の勝ち越しソロや村上の2点二塁打などで一挙9点を奪った。八回もオスナの適時打と代打宮本の犠飛で2点を加えた。巨人は守備でミスを連発し、連勝が3で止まった。
中3−0広
中日が連敗を6で止めた。三回に渡辺の適時打で先制。七回はA・マルティネスの右前打、八回は渡辺のプロ初本塁打で加点した。福谷が7回無失点で5勝目、R・マルティネスが10セーブ目。広島は2戦連続の零敗で3連敗となった。
D2−6神
阪神が3連勝。佐藤輝が一回に先制適時打、三回に21号ソロ、六回には勝ち越しの22号ソロを放った。八回には近本の2点二塁打などで3点を加えた。青柳は6回2失点でリーグトップに並ぶ9勝目。DeNAは投手陣が粘りを欠いた。《共同通信》
◇
東京五輪の野球、ソフトボールの会場だった横浜スタジアムがこの日も使用できないため、DeNAのホームゲームとして、このカードが東京ドームで開催された。長年、阪神戦を中継し、名場面を放送してきたサンテレビ(本社・神戸市)にとって、1969年の開局以来初めて東京ドームからの中継となった。
「サンテレビボックス席」の公式ツイッターは「え? ウソやろ? ホンマです! サンテレビが東京ドームから中継です!!」とつぶやいた。同局の関係者も大きな目を見開き「歴史が動きました!」と興奮気味に話した。19日の同カードも実況・橋本航介アナ、解説・掛布雅之氏で生放送する。《スポーツ報知》
【東京パラリンピック】日本選手団結団式
東京パラリンピックの開幕まで1週間となった17日、日本選手団の結団式が東京都内で行われ、主将を務める車いすテニス男子の国枝慎吾(ユニクロ)が「勇気と覚悟を持って全力で戦い抜く。たくさんの子どもたちにパラスポーツを見てもらい、人間の無限の可能性を感じてもらえることを願っている」と決意を述べた。
日本代表は史上最多255選手の陣容で、1964年大会以来、2度目となる自国開催の夏季パラリンピックに挑む。新型コロナのさらなる感染急拡大の不安も抱えて迎える大会だが、河合純一団長は「多様性を認め合える活力ある共生社会を実現する原動力になる」と開催意義を強調した。《共同通信》
【雨上がり決死隊】解散
吉本興業は17日、お笑い芸人宮迫博之さん(51)と蛍原徹さん(53)によるお笑いコンビ「雨上がり決死隊」が同日付で解散したと発表した。2019年に発覚した宮迫さんの「闇営業」問題以来、コンビとしての活動を事実上休止していた。
宮迫さんは、振り込め詐欺グループのパーティーで事務所を通さない「闇営業」をし、金銭を受け取っていたことが分かり、吉本興業との契約を解消。昨年1月から動画投稿サイト「ユーチューブ」を舞台に活動を再開している。吉本興業に残った蛍原さんは、解散後も芸能活動を続ける。
2人は17日夜にインターネットテレビ局の配信番組に出演、解散を報告した。《共同通信》
【週刊文春】中づり広告終了へ
「週刊文春」編集部は17日、8月26日発売号を最後に電車内の中づり広告を終了すると発表した。広告の締め切りが誌面制作の制約になることなどが理由。今後は宣伝費を「週刊文春 電子版」に投入し、強化していくという。
ライバル誌「週刊新潮」も同日、東京メトロに掲載している中づり広告を9月末に終了すると明らかにした。乗客の目を引きつけてきた「見出しの戦い」が姿を消すことになる。
「週刊文春」編集長は「デジタルの世界で挑戦していくことはチャンスでもある」とコメント。「週刊新潮」編集部は、新聞の広告は維持し、余った資源は取材活動やデジタル戦略などに活用していくという。《共同通信》
【アフガニスタン】タリバン「報復せず」
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンは17日、首都カブールで政権掌握後初めて記者会見を開き「誰にも報復しない」と強調、敵対勢力や国軍を罪に問わず全国民に「恩赦」を与えると表明した。国内各派との融和を強調する狙いとみられる。これまで抑圧してきた女性の権利もイスラム法の下、尊重すると強調した。
タリバン報道担当者は記者会見で「占領から20年後に国は解放された。勝利を祝福する」と述べた上で、新政権樹立の交渉が「進行中」と説明した。2001年に崩壊した旧タリバン政権の圧政に逆戻りする懸念を払拭し、国内外の支持を取り付けたい意向がありそうだ。《共同通信》
◇
イスラム主義組織タリバンが復権したアフガニスタンからの脱出を望む市民が押し寄せ、混乱を極めていた首都カブールの空港は17日、軍用機の運航を再開した。滑走路にまであふれた群衆は排除され、各国の外交官らが続々と出国。諦め切れない千人以上の市民が空港近くに集まり、中に入らせないようにする威嚇発砲の銃声が響いた。
タラップによじ登り、離陸中の米軍機にしがみつく―。タリバンがカブールに進攻した15日から16日までに数千人の市民が空港になだれ込んだ。AP通信によると、混乱で7人が死亡した。空港は米軍の管理下に置かれ、17日には侵入できなくなった。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは17日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がデトロイトでのタイガース戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3打数1安打、3四球1三振で今季18個目の盗塁を決めた。39本塁打はメジャー単独トップのままで、チームは8−2で勝った。
パイレーツの筒香は古巣ドジャース戦に「4番・一塁」で移籍後初の先発出場を果たし、4打数1安打だった。
レッズの秋山はカブス戦に「8番・中堅」でフル出場し、4打数無安打、2三振。
レッドソックスの沢村はヤンキースとのダブルヘッダー(7回制)第2試合で0−2の六回途中に登板し、打者1人を抑えた。《共同通信》
【高橋三千綱さん】死去
小説「九月の空」「退屈しのぎ」などで知られる芥川賞作家の高橋三千綱さんが17日午後、肝硬変と食道がんのため東京都八王子市の自宅で死去した。73歳。大阪府出身。
東京スポーツ新聞社在職中に小説を執筆し、1974年に「退屈しのぎ」で群像新人文学賞を受賞。退職後は文筆業に専念し、78年に「九月の空」で芥川賞を受賞した。多作で知られ、青春小説、時代小説から、趣味のゴルフに関する著書、自身の闘病経験をつづった作品まで、幅広いジャンルで執筆活動を続けた。《共同通信》