令和802日目
2021/07/10
この日のできごと(何の日)
【九州】各地で川の氾濫や住宅浸水
九州では10日、各地で大雨となり、熊本県人吉市や宮崎県えびの市、鹿児島県薩摩川内市など3県で計約24万5千人を対象に、大雨・洪水警戒レベルで最も危険度が高い場合の避難情報「緊急安全確保」が発令された。多くの自治体は避難指示も発令。各地で川の氾濫や住宅の浸水が起きているが、人的被害は確認されていない。
鹿児島県によると、伊佐市で川内川水系の山野川が氾濫したほか、同市の羽月川も氾濫危険水位の7メートルを超えた。さつま町の消防本部などによると、町道が崩れるなどして約10世帯が孤立しているほか、床上と床下の浸水被害が出ている。
鹿児島県は災害対策本部を設置した。《共同通信》
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対馬海峡付近に停滞する梅雨前線に大量の湿った空気が流れ込んだ影響で、9日夜から10日にかけ、薩摩地方北部を中心に大雨となった。気象庁は10日早朝、出水、伊佐、薩摩川内、さつま、湧水の5市町に一時、大雨特別警報を発表。最大級の警戒を呼び掛けた。5市町は、大雨・洪水警戒レベルで最も高い5に当たる避難情報「緊急安全確保」を初めて発令した。
薩摩地方北部では線状降水帯の形成が確認された。鹿児島地方気象台は午前3時29分、命に危険がおよぶ土砂災害や洪水の危険度が急激に高まったとして、薩摩地方に「顕著な大雨に関する気象情報」を出した。6月17日の運用開始後、県内では初めて。
県によると、10日午後3時現在、けが人や死者の情報は入っていない。出水、薩摩川内、さつま、湧水の4市町で住宅の一部損壊2棟、床上浸水1棟、床下浸水35棟の被害が確認された。
鹿児島市と阿久根市、霧島市の一部地域、甑島でレベル4の避難指示やレベル3の高齢者等避難が出た。
さつま町紫尾山では午前3時45分までの1時間に96.5ミリの猛烈な雨が降り、同地点の観測史上最多雨量を記録した。県の雨量計によると、午前0時20分までの1時間に霧島市溝辺で119ミリの猛烈な雨が降った。《南日本新聞》
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【静岡市】36.3度
10日は関東甲信、静岡県を中心に晴れて気温が上がった。静岡市は午後1時36分に最高気温が36.3度の猛暑日(35度以上)となり、今年の全国最高気温を更新した。土石流が発生し、救助作業が続く静岡県熱海市でも網代の観測点で今年最高の32.8度を観測した。
また、気象庁は土石流発生後に臨時設置した熱海市伊豆山の観測点で9日夜から不具合が出ていると明らかにした。同庁のホームページで気温や風向・風速のデータが閲覧できなくなった。
気象庁によると、最高気温は他に群馬県桐生市で34.9度、愛知県豊田市、千葉県市原市、さいたま市で34.5度を観測した。《共同通信》
【熱海市土石流災害】死亡9人、安否不明19人に
静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流災害は10日で1週間となった。県は同日、亡くなった1人の身元を、これまで安否不明だった女性(72)と確認したと発表した。死者9人のうち身元が判明したのは8人目。残る安否不明者は19人となった。
県によると、10日時点で市内のホテル2カ所に計574人が避難しており、断水は500軒、ガスの供給停止も167軒で続いている。
斉藤栄市長は記者会見で「大変長い1週間だった。亡くなった方々のご冥福をお祈りする。生活再建に向け、市が責任を持ってサポートする」と述べた。《共同通信》
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静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流で、起点の土地に不適切な盛り土をした神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)が、許可を必要としない約0.9ヘクタールの面積で造成計画を届け出ていたことが10日、静岡県への取材で分かった。
熱海市が届け出を受理した直後、同社は土地を許可が必要な1ヘクタール超に拡大し、その後、盛り土に産業廃棄物をまぜるなどの不適切な行為も繰り返した。県は、当初から届け出より広い面積に盛り土をしようとした疑いがあるとみて、詳しい経緯を調べる。《共同通信》
【大相撲名古屋場所】7日目
大相撲名古屋場所7日目(10日・ドルフィンズアリーナ)上位2人が全勝をキープして首位を譲らなかった。進退を懸ける横綱白鵬は翔猿を上手投げで退け、綱とりの大関照ノ富士も琴恵光を寄り切って7連勝。
大関正代は逸ノ城に寄り切られて4敗目を喫した。両関脇は御嶽海が大栄翔をはたき込んで5勝目を挙げ、高安は隆の勝に押し出されて3勝2敗2休となった。新小結対決は若隆景が明生を寄り倒した。
白鵬と照ノ富士を1敗で平幕琴ノ若が追う展開は変わらず。《共同通信》
【プロ野球・10日】
ソ3−1オ
ソフトバンクが連敗を3で止め、勝率5割に復帰した。0−1の三回に柳田の19号2ランで逆転し、八回は中村晃の犠飛で加点した。マルティネスが6回4安打1失点で7勝目を挙げた。オリックスは山崎福の好投を生かせなかった。
ロ4−4日
ロッテが追い付いて引き分けに持ち込み2位に浮上した。1−3の六回にマーティンの20号2ランで同点とし、3−4とされた八回にもマーティンの犠飛で追い付いた。日本ハムは3度リードを奪ったが投手陣が踏ん張れなかった。
楽2−6西
西武が連敗を5で止めた。二回に呉念庭の適時二塁打、源田の適時打、森の2点適時打で4点を先行し、三回に押し出し四球と暴投で加点。今井は7回で8四死球を与えながらも1失点で粘り6勝目。楽天は涌井が3回6失点と崩れた。
神1−8巨
巨人が3連敗を阻止。一回に伊藤将の制球難を突き、機動力も絡めて4点を奪った。この回先制打のウィーラーが三回に10号ソロ。四回は坂本、五回は岡本和が一発を放った。メルセデスは7回2/3、1失点で5勝目。阪神は終始劣勢だった。
ヤ0−5広
広島がヤクルト戦の連敗を8で止めた。二回に石原の2点適時打で先行し、八回に坂倉のソロ、九回に野間の適時打などで2点を加えた。大道が八回途中2安打無失点で4勝目を挙げ、4投手で無失点リレー。ヤクルトは2安打で零敗。
中6−2D
中日が3連勝。四回に高橋周の2点二塁打と相手の失策で4点を先制し、五回に福留のソロ、七回も木下拓の適時打で加点した。松葉が6回2失点で今季初勝利。DeNAは打線が好機を生かせず、守備の乱れも響いて3連敗となった。
【J1】第22節
明治安田J1第22節第2日(10日・ニッパツ三ツ沢球技場ほか=3試合)2位の横浜Mはオナイウのゴールなどで福岡に2−0で快勝し、6連勝で勝ち点46とした。福岡は4連敗。
大分は浦和に1−0で勝ち、5試合ぶりの勝利を挙げた。仙台−札幌は1−1で引き分けた。《共同通信》
【テニス・ウィンブルドン選手権】第12日
テニスのウィンブルドン選手権車いすの部は10日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、女子ダブルス決勝は第2シードの上地結衣(三井住友銀行)ジョーダン・ホワイリー(英国)組がコタツォ・モンジャニ(南アフリカ)ルーシー・シュカー(英国)組を6−0、7−6で下し、優勝した。
上地はホワイリーとのペアでは4年ぶり、自身6度目の優勝を果たした。《共同通信》
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テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権第12日は10日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、女子シングルス決勝で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第8シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)を6−3、6−7、6−3で下し、初優勝を果たした。
世界ランキング1位で25歳のバーティはオーストラリア勢として1980年大会のイボンヌ・グーラゴング・コーリー以来41年ぶりの頂点に立ち、四大大会で2019年全仏オープンに続いて2勝目。優勝賞金170万ポンド(約2億6千万円)を獲得した。《共同通信》
【サッカー・南米選手権】決勝
サッカーの南米選手権は10日、リオデジャネイロで決勝が行われ、アルゼンチンが前回王者のブラジルを1―0で破った。1993年以来15度目の優勝で、ウルグアイと並ぶ大会最多。
前半22分にロングパスで抜け出したディマリアがループシュートを決め、後半はブラジルの反撃をしのいだ。アルゼンチンのエース、メッシはフル出場。(共同)《共同通信》
【MLB】
米大リーグは10日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はシアトルでのマリナーズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、3打数無安打、1四球2三振だった。チームは0−2で負けた。
レッドソックスの沢村はフィリーズ戦で2−3の四回途中から2番手で登板し、1回1/3を無安打無失点だった。勝敗などは付かず、チームは2−11で敗れた。
レッズの秋山はブルワーズ戦で出場機会がなかった。チームは4−3で勝った。《共同通信》