令和742日目
2021/05/11
この日のできごと(何の日)
【宝島社】コロナ政策巡り新聞広告
出版社の宝島社(東京都)は11日、戦時中に戦う訓練をする子どもたちの写真を背景に「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される。」と政府の新型コロナウイルス対策を批判する見開き2ページの企業広告を、全国紙3紙の朝刊に掲載した。
掲載先は日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞の11日付朝刊。「この一年は、いったい何だったのか」「無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか」とし、「今こそ、怒りの声をあげるべきだ」で締めくくる。
ツイッターでは「こういう声がもっと上がってくるのでしょうね」などと共感が集まっている。《共同通信》
(管理人注・ツイッターではタケヤリではなく薙刀であるという声が多数見受けられた)
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【COVID-19】
国内新規感染6242人
国内の新型コロナウイルス感染者は11日、47都道府県と空港検疫などで新たに6242人確認された。大阪府では1日としては過去最多の55人の死亡が判明。全国の死者は計113人だった。重症者は1176人で最多を更新した。《読売新聞》
日医会長がパーティー出席
日本医師会(日医)の中川俊男会長が、先月20日に、自身が後援会会長を務める自民党の自見英子参院議員の政治資金パーティーに出席していたことが11日、分かった。会場は東京都内のホテルで、当時は「まん延防止等重点措置」が適用されていた。飲食は伴わなかったという。
中川氏は新型コロナウイルスの感染防止対策の徹底を繰り返し呼び掛けている。共同通信の取材に「後援会長として行かざるを得なかった。ご心配をおかけした」と話した。
自見氏は日医の政治団体である日本医師連盟の組織内議員。参加は来場とオンラインに分け、来場者は入り口で検温し、距離を空けて着席したという。《共同通信》
大阪府知事、枝野氏に反論
大阪府の吉村洋文知事は11日、新型コロナウイルス感染拡大による府の病床逼迫を招いたのは吉村氏の「判断ミス」によるものだと批判した立憲民主党の枝野幸男代表の発言について「事実誤認に基づく指摘だ」と反論した。大阪市内で記者団に語った。
枝野氏は10日の衆院予算委員会で、2度目の緊急事態宣言が解除された3月1日、府が重症者用の病床確保数を3割減らす通知を出したと紹介し「無責任な知事もいる」と非難した。
吉村氏は、病院に確保を要請している「確保病床」と、患者数によって増減する「実運用病床」があると説明。「枝野氏は正確に指摘してほしい」と苦言を呈した。《共同通信》
愛知県西尾市、地元経営者夫妻の接種予約に便宜
新型コロナウイルスのワクチン集団接種で、愛知県西尾市が11日、記者会見を開き、「スギ薬局」を展開する「スギホールディングス」(HD、愛知県)創業者で同市在住の杉浦広一会長(70)と妻・昭子相談役(67)の予約に便宜を図っていたことを明らかにした。10日に報道機関から指摘を受け、市は予約を取り消した。
市によると、スギHD側から4月12日以降、健康課などに電話で「施設入所の高齢者や医療従事者の枠で夫妻が接種できないか」などと10回前後にわたり依頼があった。担当者は断ったが、報告を受けた近藤芳英副市長が指示し、集団接種初日の5月10日の予約を完了させたという。本来は、コールセンターやインターネットを通じて申し込む必要があった。
スギHDによると、昭子相談役が肺がんで手術したことがあり、秘書が「一日も早い接種を」と市に相談。杉浦会長は以前、急性アレルギー反応のアナフィラキシーが起きたことがあり、接種は希望していないという。
近藤副市長は「市に貢献している夫妻にお返ししたかった。誤った判断で市民に申し訳ない」と陳謝した。中村健市長は「著しく公平性を欠く行為」と述べ、関係者の処分を検討する考えを示した。
スギHDは「接種をお待ちの市民や全国の皆様にとって不快な行為で、深くおわび申し上げる」としている。《読売新聞》
【東京株式市場】
11日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は急落した。前日比909円75銭安の2万8608円59銭で取引を終え、終値の下げ幅は2月26日の1202円26銭に次ぐ今年2番目の大きさ。前日の米国株の下落を受け、半導体関連など幅広い銘柄で売り注文が膨らんだ。国内の新型コロナウイルス感染拡大への懸念も重荷となった。
東証株価指数(TOPIX)は46.35ポイント安の1905.92。出来高は約12億8900万株。《共同通信》
【J1・神戸】イニエスタ選手の契約延長
J1神戸は11日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)との契約を2023年まで延長することに合意したと発表した。18年に結んだ契約は今年までだった。東京都内で記者会見したイニエスタは「3年前と同じ熱い思いで挑み続けたい」と話した。
イニエスタは昨年12月、初出場で4強入りしたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で右脚を負傷して手術を受け、リハビリを経て今月1日のJ1広島戦で戦列に復帰していた。
スペイン1部の強豪バルセロナで数々の実績を残し、W杯南アフリカ大会で母国の初優勝に貢献した世界的名手。18年にバルセロナを退団し、神戸に加入した。《共同通信》
【大相撲夏場所】3日目
大相撲夏場所3日目(11日・両国国技館)4大関は21場所ぶりに復帰の照ノ富士が翔猿を上手投げで退けて3連勝。朝乃山は若隆景に寄り倒され、元気なく2連敗を喫した。平幕の若隆景は2日連続で大関を撃破した。
貴景勝は北勝富士を力強く押し出し、かど番の正代は小結大栄翔を物言いの末に際どく突き落とし、ともに白星を先行させた。
元大関の関脇高安は明生を押し倒して3連勝。関脇隆の勝は2勝目を挙げ、小結御嶽海は3連勝とした。《共同通信》
【プロ野球・11日】
日1―9オ
オリックスが快勝した。一回に杉本の8号2ランで先制。三回には吉田正の適時二塁打などで2点を加え、四回にT―岡田の2号2ランで突き放した。宮城が8回1失点でリーグトップに並ぶ4勝目。日本ハムは金子が序盤で崩れた。
ソ1―4ロ
ロッテは一回、安田の適時打で先制し、二回はレアードのソロと荻野の適時打で加点。四回にレアードの2打席連続となる5号ソロで突き放した。二木が6回1失点で2勝目。ロッテが2位に浮上、ソフトバンクは3位に転落した。
楽3―3西
西武は一回に森の2ランで先制しながらその後は四回のスパンジェンバーグの犠飛による1点に終わった。楽天は島内が一回に同点の2点二塁打、三回には適時打を放ったが、打線が四回以降は散発2安打とつながらなかった。
神4―4中
阪神が終盤に追い付いて引き分けた。1―4の四回に梅野の適時打などで1点差に迫り、七回は糸原の適時打で同点とした。中日は二回に高橋周、四回も木下拓が2ランを放ってリードしたが、救援の祖父江と福で逃げ切れなかった。
D2―4巨
巨人が競り勝った。2―2の九回に若林と吉川の2者連続本塁打で2点を勝ち越した。3番手の鍵谷が1回無失点で2勝目を挙げ、中川が今季初セーブ。DeNAは2度追い付く粘りを見せたが、三嶋が2発を浴びて3連敗を喫した。
【イスラエル軍】ガザ空爆
イスラエル軍は11日、前日に続きパレスチナ自治区ガザを空爆した。ガザ保健当局によると、空爆による死者は子ども9人を含む26人に増え、負傷者は100人超に上った。ガザを実効支配するイスラム組織ハマスもロケット弾を多数発射しイスラエル人2人が死亡、双方の応酬が続いた。
ネタニヤフ首相は11日、「攻撃のペースを上げる」と述べ、さらなる攻撃を示唆した。イスラエル軍は、空爆でハマスと過激派「イスラム聖戦」の武器製造施設や武器庫など130以上の拠点を破壊したと発表。ハマスは中部アシュケロンなどに集中してロケット弾を発射した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグのレイズは11日、筒香嘉智内野手(29)をメジャー出場の前提となる40人枠から外し、戦力外にしたと発表した。今季が2年契約の2年目だった。ウエーバーにかけられ、獲得を希望する球団がなければ自由契約になるなどの措置が決まる。
筒香はプロ野球DeNAからポスティングシステムを利用し、昨年からレイズでプレー。今季は26試合に出場し、打率1割6分7厘、0本塁打、5打点と打撃不振が続いていた。《共同通信》
◇
米大リーグは11日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がアストロズ戦に「2番・投手」で投打同時出場し、今季最長の7回を投げて1本塁打を含む4安打1失点、3年ぶりに2桁の10三振、1四球と好投した。勝敗は付かず、八回から右翼でメジャー自身初の降板後の守備に就いた。打者では4打数1安打、2三振で、チームは1―5で敗れた。
マリナーズの菊池はドジャース戦に先発し、6回1/3を6安打3失点で勝敗は関係なかった。チームは4―6で3連敗した。
ツインズの前田はホワイトソックス戦の先発で5回を4安打3失点で勝敗は付かなかった。チームは3―9で負けた。