2019 令和元年10月1日(火)のできごと(何の日)

令和154日目

令和元年10月1日(火)

2019/10/01

【消費税】10%に

政府は1日、消費税率を8%から10%に引き上げた。今回の増税では、外食や酒類を除く飲食料品などの税率を8%に据え置く軽減税率制度や、キャッシュレス決済を対象にしたポイント還元制度などを新たに導入した。新制度を混乱なく実施できるかどうかが次の課題となる。

軽減税率は生活必需品を対象にして増税負担を和らげる制度で、飲食料品と週2回以上発行される定期購読の新聞(電子版を除く)が対象になる。ポイント還元は、クレジットカードや電子マネーなど、現金を使わずに買い物の支払いをすると、将来の買い物などで使えるポイントが付く。1日時点で中小店約50万店が対象となっている。

外食チェーンなどは、メニューの付け替えやレジを設定する作業に追われた。

マクドナルドの24時間営業の店舗は1日午前5時に税率を引き上げた。増税後も10%の店内飲食と、8%の軽減税率が適用される持ち帰りの税込み価格を統一した。マクドナルド西新宿店(東京都新宿区)で朝食を注文した男性会社員(45)は、「持ち帰りと店内飲食で価格が同じなのはわかりやすい」と話していた。一方、牛丼チェーンの吉野家は、10%が適用される店内飲食と8%の持ち帰りで税込み価格が異なるなど、対応は分かれている。

安倍首相は1日、首相官邸で、「消費税の引き上げによる影響は、しっかりと注視していく。万全の対応を取っていく考えだ」と述べた。麻生財務相は1日の閣議後記者会見で、「社会保障の安定財源を確保するためのもので、極めて重要な意義がある」と強調した。さらに、「大きな駆け込みがあったという話は上がっていない。駆け込みがなければ反動減も相対的に、ないと考えられる」と語った。

消費税増税に合わせて1日から幼児教育・保育の無償化も始まった。増税で増えた税金を使って、子育て世代の経済的負担を軽減し少子化対策につなげるのが狙いだが、利用者が増加することで入所を希望しても入れない「待機児童問題」が深刻化する可能性や、教育・保育の質の低下を懸念する声もあがっている。

幼児教育・保育の無償化は、3歳から5歳の子供が通う幼稚園や保育所、認定こども園などの利用料が原則、無償化される制度で、住民税非課税世帯では、0歳から2歳の子供も同様の補助が受けられる。

保育士の配置数など国の基準を満たさない認可外保育所も、経過措置として5年間は上限を設けた上で補助する。上限は3~5歳が月3万7000円、0~2歳は4万2000円で、利用料が上限を上回る部分は保護者の負担となる。財源は消費税増税で増える税収の一部が充てられ、令和元年度は半年分として3882億円が計上されている。《産経新聞》



【阪急電鉄、阪神電鉄】梅田駅が「大阪梅田」駅に

消費税増税に伴う運賃改定に合わせ1日、阪急電鉄と阪神電鉄が「梅田」(大阪市北区)を「大阪梅田」とするなど、関西の主要な鉄道会社が計10カ所の駅名を変更した。運賃表と駅名の看板の付け替えを同時に行うことで、費用を抑える狙いがある。

阪急はほかに「河原町」(京都市下京区)を「京都河原町」とし、大阪梅田駅とともにそれぞれ大阪、京都の中心部にあることを分かりやすくした。

最寄りの大学名を新たに付け加えた駅名も多く、阪急「石橋」(大阪府池田市)が「石橋阪大前」▽京阪電鉄「深草」(京都市伏見区)が「龍谷大前深草」▽阪神「鳴尾」(兵庫県西宮市)が「鳴尾・武庫川女子大前」-と変更。このほか、京阪が「八幡市」(京都府八幡市)を「石清水八幡宮」に改称するなどした。《産経新聞》

【ゆいレール】延伸

沖縄県の「沖縄都市モノレール(ゆいレール)」が1日、浦添市まで延伸し、新たに4駅(4・1キロ)で営業を開始した。てだこ浦西駅では出発式が行われ、多くの地元市民や鉄道ファンが詰めかけた。

新たに開設されたのは石嶺、経塚、浦添前田、てだこ浦西の4駅。てだこ浦西駅で午前5時39分に始発が発車するのに先立ち出発式が開かれ、テープカットやくす玉割りが行われた。石嶺駅では地元住民が三線演奏で盛り上げた。

沖縄都市モノレールの美里義雅社長は出発式で「まさに沖縄の要となり、人とまち、人と人を結ぶ人に優しい公共交通機関としてこうけんしてまいる」とあいさつした。

ゆいレールは那覇市内で平成15年に開業。25年から延長整備事業が始まった。ただ、駅舎の一部や周辺道路の整備は遅れており、新区間営業開始に間に合わなかった。1日の消費税率引き上げに伴い一部区間で運賃を値上げし、那覇空港駅から首里駅までは10円増の340円となった。《産経新聞》

【多部未華子さん、熊田貴樹さん】ご結婚

女優の多部未華子さん(30)が、写真家の熊田貴樹さんと結婚したと、多部さんの所属事務所が1日、発表した。2人は3年前に撮影の場で知り合い、その後、交際に発展したという。同事務所によると、多部さんは妊娠しておらず、今後も女優としての活動を継続する。《産経新聞》

【日経平均終値】2万1885円24銭(前日比129円40銭高)

1日の東京株式市場は、証券投資を巡る米中対立への警戒感が和らぎ、買い注文が入って日経平均株価(225種)は反発した。1日の消費税増税や国内の景況感悪化が重荷となり、投資家には慎重姿勢もみられた。

終値は前日比129円40銭高の2万1885円24銭。東証株価指数(TOPIX)は15.20ポイント高の1603.00だった。出来高は約11億6500万株。

米国から中国への証券投資制限を検討しているとの観測に米政府高官が否定的な見解を示し、市場に安心感が広がった。平均株価は一時180円超上昇した。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】海外日系人大会の式典に出席

天皇、皇后両陛下は1日、東京・永田町の憲政記念館で開かれた第60回海外日系人大会の記念式典に出席された。

大会は、世界各地の日系人と日本との交流のため1957年に始まり、第3回からは年に1度、主に日本国内で開催されている。今回は19か国から約180人が参加した。

式典で天皇陛下は、「大会を通じて、日系社会と日本を結ぶ絆が強まることを祈念します」とあいさつされた。《読売新聞》

【ラグビー・ウェールズ代表】大津市民と交流

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で大津市を公認キャンプ地としているウェールズ代表チームの選手らが1日、観光船「ビアンカ」でのディナークルーズに参加し、市民ら約150人と交流を深めた。

ウェールズの代表チームは世界ランキング2位の強豪。今大会はここまでジョージア、オーストラリアに連勝し、現在1次リーグD組首位。9日には同じく大津市を公認キャンプ地とするフィジーと対戦する。

ディナークルーズには越直美市長ら関係者約70人と抽選で選ばれた市民ら約80人が参加。選手ら約50人が乗船すると、「ゴーゴー・カムイ(ようこそ)」とウェールズ語のあいさつで出迎えた。選手らはビールや食事を楽しみながら、記念撮影やサインに応じていた。《産経新聞》

【WBAライトフライ級タイトル戦】京口紘人選手、2度目の防衛に成功

世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が1日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で行われ、スーパー王者で25歳の京口紘人(ワタナベ)が、プロ46戦目で世界初挑戦の同級1位、34歳の久田哲也(ハラダ)に3-0で大差の判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功した。

京口は序盤から左のジャブ、ボディーブローを上下に散らして優位に。6回には右カウンターで久田をぐらつかせ、9回は右アッパーから右フックのコンビネーションでダウンを奪った。

京口は大阪府出身で2016年4月にプロデビュー。17年7月にIBFミニマム級王座を、18年12月にWBAライトフライ級スーパー王座を奪取し、世界2階級制覇を成し遂げた。

戦績は京口が14戦14勝(9KO)。久田は46戦34勝(20KO)10敗2分け。《産経新聞》

【広島・緒方孝市監督】辞任表明

広島の緒方孝市監督(50)が1日、広島市のマツダスタジアムで記者会見し、今季での辞任を表明した。チームは今季、セ・リーグ4位と4年ぶりにBクラスに低迷し、「(リーグ)4連覇、悲願の日本一という目標の中、戦ってきたが、期待に応えられず、責任を感じている」と理由を述べた。

緒方監督は2014年オフに野手総合コーチから昇格して就任。15年は4位に終わったが、16年から球団初のリーグ3連覇を果たし、黄金時代を築いた。「厳しく接しながらも選手たちはよくついてきてくれたし、最後まで本当に頑張ってくれた。ファンのみなさまにも大きな力をいただき、5年間やってこられた」と感謝した。《読売新聞》

【韓国空軍・F15】竹島周辺飛行

韓国南東部、大邱の空軍基地で1日、「国軍の日」式典が開かれ、デモンストレーションとして空軍のF15戦闘機が島根県・竹島(韓国名・独島)などの周辺海域を飛行した。北朝鮮が導入に強く反発する米国製の最新鋭ステルス戦闘機F35Aも韓国で初めて一般公開された。

文在寅大統領は式典で演説し、F15が竹島や済州島などの周辺海域を飛行して「哨戒任務を異常なく終えた」と説明。F15は竹島の南西約90キロの地点から、管制センターと交信した。

文氏は「F35Aをはじめ最新装備と強大な戦力で武装した国軍の威容は心強い」と評価した。《共同通信》

【八ッ場ダム】試験湛水開始

来年3月末に完成予定の八ツ場ダム(長野原町)で1日、安全性確認のため吾妻川の水をためる試験湛水(たんすい)が始まった。問題がなければ来春以降、ダムとして運用。洪水調整を行うほか、群馬、東京、埼玉、千葉の1都3県の水道、工業用水を供給する。

国土交通省八ツ場ダム工事事務所によると、午前10時にダム本体の上流面の下部に設置した締切(しめきり)ゲートを降下させ、堤内仮排水路を閉め試験湛水を開始した。

今後3~4カ月かけて常時満水位(標高583メートル)までためる予定。

その後、1日に約1メートルずつ最低水位(同536・3メートル)まで下げながらダム本体や基礎地盤からの水漏れがないか、観測機器などで貯水池周辺の安全性を監視する。《産経新聞》

【安倍晋三首相】残り任期「最大の挑戦」は少子高齢化

安倍晋三首相は1日、共同通信加盟社編集局長会議で講演し、日米貿易協定をめぐりトランプ米大統領と最終合意したことを受け、国内農林水産業を中心とした支援策を年内にまとめる考えを示した。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)関連の政策大綱を改正する。自民党総裁としての残りの任期2年間の「最大の挑戦」として少子高齢化への対応を挙げた。

首相は、貿易協定に関しコメが関税削減の対象から完全に除外されたことなどを挙げ「国益にかなう結果となった」と述べた。米国産牛肉といった安価な農産品の輸入が増えることを踏まえ「農家の不安に対しても、しっかりと対策を講じていく。今回の協定を地方の農林水産業のさらなる飛躍につなげていく」と強調した。

首相は「安定した政治基盤の上にあぐらをかかず、内政に外交に果敢に挑戦する」と述べた。その上で党総裁としての残りの任期2年で「新しい国づくりに果敢に挑戦する。最大の挑戦は少子高齢化への対応だ」と表明した。女性、高齢者、障害者らを含め全ての人が能力を生かせる「1億総活躍社会」が実現すれば、少子高齢化を克服できると訴えた。

社会保障改革についても触れ「未来を見据えながら誰もが安心できる新しい社会保障制度の青写真を描くところから始めていく」と述べ、政府の全世代型社会保障改革検討会議で議論を深める考えを示した。《産経新聞》

【中国】建国70周年

中国建国70年を迎えた1日、北京の天安門広場では祝賀行事が開かれ、江沢民・元国家主席(93)と胡錦濤・前国家主席(76)が姿を見せた。習近平国家主席(共産党総書記)と並んで晴れの舞台に立ち、自らの存在感と党の「団結」を内外にアピールした。会場となった北京市内では祝賀ムードが演出される一方で、習指導部のメンツをかけた祝賀行事を円満に終えるため厳戒態勢が敷かれた。

1日午前10時(日本時間同11時)過ぎ、70年前に毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言した天安門の楼上で、中央に陣取った習氏の両隣に江氏と胡氏が立った。高齢の江氏は両脇を抱えられながらの登場だったが、それ以上に目を引いたのは胡氏だ。黒々とした頭髪がトレードマークだったが、この日は「髪を染めずに白髪交じりの頭」(香港メディア)だった。

7月末に北京で開かれた李鵬元首相の告別式では江氏が出席する一方、胡氏が出席しなかったことがさまざまな臆測を呼んだ。今回は江氏と胡氏の他には、温家宝前首相が出席し、朱鎔基元首相の姿は確認できなかった。

祝賀パレードでも、江氏、胡氏の実績が紹介されるなど存在感が示された。米中貿易戦争などの難題に直面し、党長老の支持を取り付けようとする習氏の思惑も指摘される。

一方、北京市内では「70」「熱烈慶祝」「中国の夢」などと書かれた真っ赤な垂れ幕や国旗が街中に掲示されるなどお祝いムードを前面に打ち出した。だが、祝賀行事が行われた市内中心部では治安当局者の姿が目立つなど緊張感が漂う。北京の有力紙、新京報(電子版)によると、9月末から交通規制が段階的に規模を広げて実施された。規制対象の道では関係者を除いて車や人の通行が禁じられた。1日には天安門広場付近など市内中心部を通る地下鉄路線が終日運休になったという。《産経新聞》

【香港】高校生が警察の発砲で被弾

香港で1日、民主派住民や若者らが中国建国70年に合わせ、香港と中国両政府への大規模な抗議デモを行った。デモ隊は一部で警官隊と激しく衝突し、18歳の男性が警官に銃で撃たれ、病院に搬送された。複数の香港メディアは男性が高校生だと伝えている。香港政府によると午後10時(日本時間午後11時)現在、11~75歳の66人が負傷して病院に運ばれ、うち2人が重体、2人が重傷。6月から続く抗議運動で警官の実弾発砲により負傷者が出るのは初めてで、住民らの反発が強まるのは必至だ。

香港警察の発表では、警官は中国本土に近い新界地区で発砲した。被弾した男性は病院搬送時、意識はあったという。警察は「脅威にさらされて発砲した」と説明している。現場で撮影したとされる映像には、警官が斜め後ろから棒を持って近づいてきた男性に対し、振り向きざまに至近距離から胸に向けて発砲したように映っていた。男性が重体の2人に含まれているかは不明。

香港では、高度な自治を認めた「一国二制度」が形骸化しているとして、中国の建国記念日の1日に抗議運動が呼びかけられ、各地で無許可デモが行われた。

デモ隊は発砲のあった地区以外でも道路を占拠して火を付けたり、建物のガラスを壊したりした。警官隊は放水車を出動させたほか、催涙弾などを大量に発射。香港警察は1日深夜の記者会見で、デモで180人以上を拘束したと明らかにした。《読売新聞》



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