令和33日目
2019/06/02
この日のできごと(何の日)
【天皇、皇后両陛下】全国植樹祭の式典に出席
天皇、皇后両陛下は2日、愛知県尾張旭市の県森林公園で開かれた第70回全国植樹祭の式典に出席された。陛下の即位後初めての地方公式行事で、2008年以来11年ぶりに式典での天皇のお言葉が復活した。
植樹祭は国土緑化運動の中心行事で、昭和時代から天皇、皇后が出席してきた。陛下はお言葉で「70年にわたる歴史の重みと先人の努力に思いを馳(は)せ、感慨を覚えます」とし、「森林や緑づくりの活動が更に発展していくことを期待します」と述べられた。続いて陛下はスギ、皇后さまはシデコブシなど計6種類の苗木を植えられた。《読売新聞》
天皇、皇后両陛下をお迎えし、2日に愛知県尾張旭市で開かれた全国植樹祭。即位後初の地方行事で、天皇陛下は国民に丁寧な敬語表現を使い、一緒に緑化活動を推進するよう呼びかけるなど国民目線のお言葉を述べられた。
お言葉の冒頭、陛下は「皆さんとご一緒に植樹を行うことを喜ばしく思います」とあいさつされた。
世界的な環境問題に関心を寄せる陛下は、健全な森林が地球温暖化防止などの役割を果たしていることに触れ、「私たちに様々な恩恵をもたらしてくれる国民共通の財産」と強調。植樹などを通して森林を造ることは「私たちに課せられた大切な使命」と述べられた。
続いて皇后さまとともに計6種類の苗木を植え、クワで丁寧に土をかけられた。皇后さまは介添えをした地元の中学生に「元気に育つといいですね」と声をかけられたという。
その後、両陛下は岡崎市の「三河青い鳥医療療育センター」を訪れ、肢体不自由児らが切り絵や車いすダンスに取り組む様子を見学。「よくできましたね」などと笑顔で声をかけられた。
両陛下は2日夜、空路で帰京された。2日間の訪問中、沿道には切れ目のないほど歓迎の列ができた。
近代天皇制に詳しい瀬畑源・成城大非常勤講師の話「天皇陛下が『皆さんとご一緒に』と国民に敬語を使われたことに驚いた。陛下はこうした丁寧な表現を皇太子時代から使われているが、天皇の言葉としては過去にはなかったのではないか。陛下は、国民の中に分け入るという考えを示されており、今回のお言葉も国民の目線に立つという意識の強さを感じさせた」《読売新聞》
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【紀子妃殿下、眞子内親王殿下】皇室ゆかりの琉球芸能鑑賞
秋篠宮妃紀子さまと長女の眞子さまは2日、横浜市西区の横浜能楽堂で、皇室ゆかりの琉球芸能などを上演する特別企画公演「大典奉祝の芸能」を鑑賞された。
公演は、天皇陛下の即位を記念したもの。上皇さまが詠まれた沖縄独自の短歌「琉歌」に上皇后さまが曲を付けられた「歌声の響」を題材にした琉球舞踊などが披露された。
紀子さまと眞子さまは、演目が終わると盛んに拍手を送られていた。《読売新聞》
【プロ野球・2日】
ロ8―1西
ロッテは三回に荻野のソロで先制し、四回に押し出し四球と江村のプロ初本塁打となる満塁本塁打で5点、五回に井上の2ランで加点した。石川は7回を山川の23号ソロの1点に抑え3勝目。西武の松本航は5回8失点でプロ初黒星。
オ5―8日
日本ハムが1分けを挟み6連勝。三回に大田の10号2ランで同点とし、四回に中田の12号満塁本塁打で勝ち越し。八回に2点を加えた。上原が6回2失点で今季初勝利を挙げた。オリックスは終盤の反撃も及ばず、1分けを挟み4連敗。
ソ1―4楽
楽天が3連勝。一回に茂木の先頭打者アーチ、二回は堀内の2点二塁打、九回は浅村の犠飛で加点した。美馬は六回1死まで走者を許さず、七回途中3安打1失点で4勝目。ソフトバンクは七回無死満塁の逸機が響き、3連敗となった。
巨3―1中
巨人は1―1の五回に坂本勇の2打席連発となる19号2ランで勝ち越した。山口が7回4安打1失点で4月23日以来の5勝目。中川が八回2死一塁から九回まで抑えて4セーブ目を挙げた。中日は打線が好機で攻めきれなかった。
広5―7神
阪神が逃げ切り、広島戦の連敗を6で止めた。二回に梅野のソロなど打者12人で8長短打を集め、7点を先取。先発のガルシアが2勝目を挙げた。六回は守屋が好救援。広島はアドゥワが乱調で連勝が5でストップ。
D2―5ヤ
ヤクルトが連敗を16で止めた。一回に大引の3点二塁打で先制し、二回に塩見の適時三塁打、三回にバレンティンの13号ソロで加点した。原は七回途中5安打1失点で3勝目。DeNAは浜口が1回3失点と崩れ、連勝が4で止まった。
◇
ヤクルトは2日、横浜スタジアムで行われたDeNA12回戦に5―2で勝ち、連敗を16で止めた。勝利は5月12日の巨人戦以来。1日に自チームが1970年8月にマークしたセ・リーグのワースト記録に並んでいた。プロ野球記録は98年6月から7月にロッテがマークした18連敗。
一回に大引啓次内野手の3点二塁打で先制し、二回、三回に1点ずつを加点。先発の原樹理投手が七回途中まで1失点と好投し、逃げ切った。
5月14日の広島戦から引き分けもなく黒星を重ね、2位から最下位に転落していた。
◇
DeNAのロペス内野手が2日、ヤクルト12回戦(横浜)で一回に失策を記録し、自身が持つプロ野球の一塁手連続守備機会無失策記録が1632で途切れた。5月16日の中日戦(横浜)で、榎本(東京)が1967年から68年に記録した1516を51年ぶりに更新していた。
一回1死一、二塁でバレンティンのゴロをはじいた。昨季は一塁手で2リーグ制以降初となるシーズン守備率10割を記録し、失策は2年ぶりとなった。《共同通信》
【競馬・第69回安田記念】
第69回安田記念(2日・東京11R1600メートル芝16頭、G1)4番人気のインディチャンプ(福永祐一騎乗)が1分30秒9のレースレコードでG1初勝利を飾るとともに、1着賞金1億1千万円を獲得した。福永騎手はこのレース2勝目、音無秀孝調教師は初勝利。歴代最多に並ぶG16連勝を目指した、圧倒的1番人気のアーモンドアイは3着だった。
払戻金は単勝が1920円、枠連は(1)―(3)で4010円、馬連は(2)―(5)で5670円、馬単は(5)―(2)で1万3660円、3連複は(2)―(5)―(14)で3690円、3連単は(5)―(2)―(14)で4万3720円。《読売新聞》
【那覇空港】大韓航空機トラブルで一時閉鎖
2日午後7時20分ごろ、那覇空港で離陸直前の大韓航空機がエンジンのトラブルで滑走路にとどまった。国土交通省那覇空港事務所によると、滑走路は約1時間閉鎖され、複数の便に遅れが出た。
那覇発仁川行き736便ボーイング737で、この日は雷雨の影響で機体を空港内の駐機場に戻す作業が遅れたという。乗客乗員は計158人で、同事務所にけが人の情報は入っていない。《共同通信》
【維新の会・松井一郎代表】丸山議員発言を謝罪
北方領土・国後島へのビザなし訪問団に参加した丸山穂高衆院議員が、戦争による領土返還の是非に言及した問題で、丸山議員が所属していた日本維新の会の松井代表は2日、札幌市を訪れ、元島民で訪問団長を務めた大塚小弥太さん(90)に「島民の皆さまを傷つけた」と謝罪した。
松井代表は、訪問事業を実施した北方四島交流北海道推進委員会の事務所を訪れ、約1時間にわたり非公開で大塚さんと面会した。
終了後、松井代表は取材に応じ、除名にした丸山議員の言動について、「4島返還に向けて活動している島民の思いを踏みにじる行為で、交流も台無しにした」と陳謝した。
松井代表によると、大塚さんは「大変ショックを受けた。公式行事という重大性を認識しておらず、腹が立った。(丸山議員は)けじめをつけて出直すべきだ」と語っていたという。《読売新聞》
【青森県知事選】三村申吾氏が5選
青森県知事選は2日、投開票が行われ、現職の三村申吾氏(63)(無所属=公明推薦)が、新人で歯科医師の佐原若子氏(65)(無所属)を破り、5選を果たした。投票率は40・08%(前回は43・85%)だった。
三村氏は、県の財政基盤の安定化や農林水産業の振興など4期16年の実績を強調。公明のほか、自民党県連の推薦を受け、幅広い層に浸透した。《読売新聞》
【北朝鮮】「前提ない首脳会談とぬかす安倍一味」
朝鮮中央通信によると、北朝鮮の「朝鮮アジア太平洋平和委員会」の報道官は2日、安倍首相が前提条件なしで日朝首脳会談実現を目指す意向を示していることについて「まるで交渉方針が変わったかのように宣伝し、しきりに平壌(ピョンヤン)へのドアをたたいているが、我が国に対する敵視政策はみじんも変わっていない」と不快感を示した。
「前提条件のない首脳会談などとぬかす安倍一味は面の皮がクマの足の裏のように厚い」とも非難した。
安倍首相は、拉致問題の進展を首脳会談の前提としてきた従来の方針を転換する一方、北朝鮮への経済制裁は堅持するよう国際社会に求めている。《読売新聞》