平成10918日目
2018/11/29
この日のできごと(何の日)
【韓国最高裁】三菱重工にも賠償命令
韓国最高裁は29日、太平洋戦争中に三菱重工業に動員された韓国人元徴用工5人の遺族と、元朝鮮女子勤労挺身隊員の韓国人女性ら5人が同社を相手に損害賠償を求めた2件の訴訟の上告審で、いずれも賠償支払いを命じた二審判決を支持し三菱側の上告を棄却、同社の敗訴が確定した。
韓国最高裁は10月30日に、新日鉄住金(旧新日本製鉄)に元徴用工らへの賠償を命じる確定判決を出している。これと同様の判断で、植民地支配が原因の韓国人の被害に対し日本企業の賠償責任を認める司法の流れは確定した。《共同通信》
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河野太郎外相は29日午前、韓国の元徴用工らをめぐる訴訟で三菱重工業に賠償を命じるとした韓国の最高裁判決を受け「日韓請求権協定に明らかに反し、1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の法的基盤を根本から覆すもので、断じて受け入れることはできない」との談話を出した。
河野氏は韓国政府に対し、速やかに国際法違反の状態を是正するよう適切な措置を講ずることを求め、「ただちに適切な措置が講じられない場合には、国際裁判や対抗措置も含めあらゆる選択肢を視野に入れ、毅然とした対応を講ずる考えだ」とした。《産経新聞》
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【米・トランプ大統領】米露会談の中止を表明
トランプ米大統領は29日、アルゼンチンで開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせ、調整していた米露首脳会談を中止する考えをツイッターで表明した。
トランプ氏はロシアがウクライナ艦艇を拿捕だほし、乗組員の拘束を続けていることを挙げ、「ロシアのプーチン大統領との首脳会談は中止するのが最善だと決断した。状況が解決され次第、有意義な会談ができることを楽しみにしている」と書き込んだ。
トランプ氏は29日午前、アルゼンチンに向け、米国を出発した。ホワイトハウスをたつ直前には、会談を予定通り行う考えを記者団に示したばかりだった。《読売新聞》
【英・刑事法院】飲酒の日航副操縦士に禁錮10月
ロンドン西部の刑事法院は29日、乗務前に呼気から基準値を大幅に超えるアルコールが検出されたなどとして、英国の運輸関係法令違反の罪に問われた日航副操縦士、A被告(42)に禁錮10月の実刑判決を言い渡した。被告は今月1日、治安裁判所に出廷、罪を認めている。
刑事法院は判決理由で「飲酒により乗客乗員の命を危険にさらす恐れがあった」と指摘。A被告は出廷せず、留置先と法廷を映像や音声でつなぐビデオリンク方式が採用された。
被告は英国時間10月28日、ロンドン発羽田行き日航44便に乗務予定だったが、アルコールが検出され、英警察に逮捕された。《共同通信》
【入管法改正案】実質審議入り
外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法などの改正案は29日、参院法務委員会で実質審議入りした。山下貴司法相は趣旨説明で「即戦力となる外国人を受け入れる仕組みの構築が求められる」と述べた。これに先立つ一般質疑で山下氏は、来年4月の法施行前に政省令を含めて国会報告させるとの大島理森衆院議長の裁定について「深く受け止め、制度の全容を示したい」との考えを示した。参院会派「沖縄の風」の糸数慶子氏への答弁。
一般質疑では国民民主党の桜井充氏が「今回の審議は異例尽くし。数の力で、官邸の下請け作業みたいなことをやっていたら言論の府が死んでしまう」と苦言を呈した。《共同通信》
【国民民主党】「入管法」対案を提出
国民民主党は29日午前、政府による外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法改正案について、技能実習制度の抜本見直しを柱とする対案を参院に提出した。政府案との並行審議を目指す。
対案をめぐっては、29日午前の参院法務委員会理事会で政府案の今国会での成立阻止を重視する立憲民主党が国民民主案の審議入りに反対。足並みの乱れが表面化した。《産経新聞》
【安倍晋三首相】アルゼンチンへ出発
安倍晋三首相は29日午前、アルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため政府専用機で羽田空港を出発した。G20首脳会議に合わせ、現地時間30日午後(日本時間12月1日午前)にトランプ米大統領や中国の習近平国家主席と個別に会談し、12月1日午後(同2日午前)にはロシアのプーチン大統領との会談に臨む。
首相は出発に先立ち羽田空港で記者団に対し、G20首脳会議について「自由で公正な貿易体制の強化、世界経済の持続的な成長について日本の考え方を訴えたい。日本に対する期待も大きい中、議論をリードしていきたい」と述べた。《産経新聞》
【赤木春恵さん】死去
「渡る世間は鬼ばかり」のしゅうとめ役などで親しまれた俳優の赤木春恵さんが29日午前5時7分、心不全のため東京都府中市の病院で死去した。94歳。旧満州(中国東北部)生まれ。
1940年、松竹ニューフェースとして映画デビュー。大映、東映と移り、59年に森繁久弥さんの自由劇団に参加し、映画や舞台の名脇役として活躍。テレビではホームドラマに欠かせない俳優となり、「渡る世間―」では嫁をいびるしゅうとめ役が受け、学園ドラマ「3年B組金八先生」では温厚な校長先生役で親しまれた。《共同通信》