平成10919日目

2018/11/30

この日のできごと(何の日)

【関電トンネルトロリーバス】運行終了

大町市と富山県立山町を結ぶ「立山黒部アルペンルート」を走る関電トンネルトロリーバスが30日、運行を終えた。1964(昭和39)年8月の開業から無事故で運行を続けて半世紀以上。来季から電気バスに交代するため、最後の走りを見届けようと多くのファンが詰め掛けて別れを惜しんだ。

トロリーバスは扇沢駅(大町市)―黒部ダム駅(立山町)の6・1キロを結び、架線から電気を得て走る。黒部ダム建設時に資材などの運搬に使ったルートを通る。

「さよなら『トロリーバス』」と書かれた横断幕に見送られ、最終便は午後4時35分に黒部ダム駅を出発。6両に約300人が乗り込み、15分ほどで扇沢駅に到着して運行を終えた。

乗客はホームに降り立つと名残惜しげに写真やビデオに収め、乗車は5回目という前橋市の会社員飯尾和明さん(30)は「バスに見えるけれど電車のような音がして面白かった。寂しいけれど新しい電気バスも楽しみ」と話した。

運行する関西電力黒四管理事務所(大町市)によると、乗車人員は累計6162万人。今季は104万7千人で、3年ぶりに100万人を達成した。来季からは充電式の電気バスが同じルートを走る。村田直樹所長(54)は「無事故の運行は誇らしく、電気バスに代わっても、おもてなしの気持ちと安全最優先で運行したい」と話していた。《信濃毎日新聞》

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【文仁親王殿下】53歳の誕生日

秋篠宮さまは30日、53歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち東京・元赤坂の宮邸で妻紀子さまと共に記者会見し、天皇の代替わりに伴う重要祭祀「大嘗祭」について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」と指摘し、さらに「できる範囲で身の丈に合った儀式」にすることが「本来の姿」と持論を明かした。宮内庁の山本信一郎長官らに意見を伝えたが「話を聞く耳を持たなかった。残念」と批判した。

政府は4月、平成の代替わりを踏襲し、大嘗祭を「公的な皇室行事」と位置付け、皇室の公的活動費「宮廷費」から費用を支出することを閣議で了解した。《共同通信》

【広島・丸佳浩外野手】巨人移籍を表明

プロ野球広島から国内フリーエージェント宣言した丸佳浩外野手(29)が30日、巨人移籍を表明した。広島市のマツダスタジアムを訪れ、広島球団幹部にあいさつした後、取材に対応し「野球人として環境を変えて、一から勝負したい気持ちが一番強かった」と決断理由を語った。

2年連続でセ・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた好打者は、広島から4年総額17億円とみられる条件で残留を望まれ、故郷千葉を本拠地とするロッテとも入団交渉を行った。熟考の末、原辰徳監督が同席して交渉を行った巨人入りを決め「原監督から言葉を頂き、さらにレベルアップしたいと思った」と話した。(金額は推定)《共同通信》

【G20】米中摩擦に自制促す

20カ国・地域(G20)首脳会合が11月30日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開幕し、同日午後、初日の討議を終えた。米中の貿易摩擦を巡り、安倍晋三首相は「保護主義や貿易制限的措置の応酬は、どの国の利益にもならない」と自制を促し、各国首脳からもG20として多国間の協調体制を改めて確認すべきだとの意見が相次いだ。

中国からインフラ投資で多額の融資を受けた途上国の一部が、過剰債務にあえいでいる問題にも議論が及んだ。自国第一主義的な政策は世界経済にとってマイナスだとして、安倍氏は「自由で公正な経済ルールを推進する必要がある」と指摘した。《共同通信》

【安倍晋三首相】米・トランプ大統領と会談

安倍晋三首相は11月30日午後(日本時間12月1日未明)、アルゼンチンのブエノスアイレスでトランプ米大統領と会談した。日本側が物品貿易協定(TAG)と名付けた日米貿易交渉が来年1月にも始まるのを前に、双方の利益となる貿易と投資を拡大させる方針で一致した。トランプ氏は対日貿易赤字の削減を求め、日本が最新鋭ステルス戦闘機F35を多数購入するとして謝意を表明。来年の訪日に意欲を示した。

両首脳は、北朝鮮の完全非核化へ圧力維持の重要性を確認。会談後にはインドのモディ首相を加えた日米印首脳会談を初開催し、協力を深化させる方針で合意した。《共同通信》

【安倍晋三首相】仏・マクロン大統領と会談

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者の逮捕を受け、安倍晋三首相とフランスのマクロン大統領が11月30日、アルゼンチンのブエノスアイレスで会談し、日産と三菱自動車、フランス大手ルノーの企業3社連合について、安定的な関係を維持していくことが重要との認識で一致した。

安倍氏はマクロン氏に対し、企業連合を「日仏産業協力の象徴」と評価したが、今後の在り方に関しては「民間の当事者間で決めるべきで、政府がコミットすべきではない」と指摘した。《共同通信》

【安倍晋三首相】中国・習近平国家主席と会談

安倍晋三首相は11月30日午後(日本時間12月1日未明)、アルゼンチン・ブエノスアイレスで中国の習近平国家主席と会談した。首脳往来の重要性を確認し、日中関係の安定的な発展について議論。来年の習氏来日に向けた調整を加速させる。

首相は会談冒頭で「首脳同士の間断のない相互往来を通じ、あらゆる分野の交流、協力を一層発展させていきたい」と強調。「そのことが両国国民に大きな安心感を与え、世界の平和と繁栄のために共に責任を果たしていく姿を示すことになる」と述べた。

両首脳の会談は、今年10月に首相が訪中して以来。《共同通信》

【ジョージ・H・W・ブッシュさん】死去

米国の第41代大統領で、1989年の米ソ首脳会談でゴルバチョフ共産党書記長と共に冷戦終結をうたい、91年末のソ連崩壊を見届けたジョージ・H・W・ブッシュ氏が11月30日、死去した。94歳だった。親子2代で大統領を務めたブッシュ父子の父。長男で第43代大統領だったジョージ・ブッシュ氏が、広報担当者を通じて発表した声明で明らかにした。

長男のブッシュ氏は声明で「高潔な人格の持ち主であり、望みうる最良の父だった」と悼んだ。ブッシュ家は次男ジェブ氏もフロリダ州知事を務めた政治家一家。妻バーバラさんが、今年4月に92歳で亡くなったばかりだった。《共同通信》



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