平成10773日目

2018/07/07

この日のできごと(何の日)

【西日本豪雨】

活発化する前線の影響で、7日も近畿や四国を中心に記録的な大雨が続いた。各地で土砂崩れや河川の氾濫が相次ぎ、読売新聞のまとめでは、愛媛や広島など8府県で49人が死亡し、10府県で52人が行方不明となっている。大雨は5日から降り始め、気象庁は6~7日、長崎から岐阜にかけての計9府県に数十年に1度の重大な災害を対象とする大雨特別警報を発表。広い範囲が長時間にわたり影響を受ける異常事態となった。

同庁は9府県のうち、福岡、佐賀、長崎、広島、鳥取、岡山、兵庫、京都の8府県で特別警報を解除した。7日に新たに発表された岐阜県は「最大級の警戒が必要」として継続している。雨は8日夜にかけて弱まり、9日には天候が回復する見通し。

総務省消防庁によると、7日午前11時30分現在、23府県の約360万世帯、約863万人に避難指示・勧告が出された。

18人が死亡した愛媛県では、川の氾濫で西予市で5人が死亡したほか大洲市で住宅に土砂が流入して女性(95)が亡くなった。宇和島市でも4人が死亡、行方不明者は7人となっている。

広島県では21人の死亡が確認されており、福山市で60歳代男性が水路に浮いているのが発見されたほか、呉市で3人が生き埋めとなり死亡した。行方不明者は計25人に上る。相次ぐ土砂崩れで道路が寸断され、救助隊が到着できていない現場も多く、被害はさらに膨らむ可能性が高い。

岡山県では笠岡、井原両市で工場や住宅に土砂が流入して3人が死亡したほか、7人が行方不明。倉敷市では市内を流れる河川で堤防が決壊し、大規模な浸水被害が発生し、高梁市では老人ホームやコンビニの屋上に約100人が取り残された。

総社市では6日夜に金属加工会社で爆発が起き、周辺の民家など3棟に延焼、付近の住民十数人が軽傷を負った。原料が水と反応して爆発した可能性がある。

山口県では土砂崩れに巻き込まれるなど3人の死亡が確認された。福岡と佐賀、鹿児島の各県で計6人の行方が分かっていない。福岡県筑紫野市では用水路内で見つかった女性の死亡が確認された。

自衛隊は広島など7府県から災害派遣要請を受け、7日午後8時半現在、延べ約1400人を投入し、人命救助などにあたっている。

交通網にも大きな影響が出ており、JR西日本は山陽新幹線の新大阪―小倉間で始発から午後7時頃まで運行を見合わせた。高速道路は中国や四国で通行止めが続いている。

気象庁によると、6~7日の24時間雨量(午後6時現在)は、高知県本山町602ミリや広島県東広島市334・5ミリなど各地で過去最大を記録。岐阜県郡上市472ミリ、鳥取県倉吉市189・5ミリなどは7月としての最大値を更新した。

7日午後に記者会見した同庁の梶原靖司予報課長は「局所的に猛烈な雨が降る可能性は依然残っており、警戒を続けてほしい」と述べた。《読売新聞》

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【岐阜県】6万人に避難指示

東海地方では岐阜県を中心に大雨が続き、岐阜地方気象台は7日午後、岐阜県の高山、飛騨、郡上、関、本巣、山県6市と白川村に大雨特別警報を出し、重大災害の危険があるとして最大級の警戒を呼びかけた。8日未明までに下呂、岐阜、美濃3市と七宗町にも大雨特別警報が出た。

美濃市、関市、郡上市付近では8日未明、1時間に約100ミリの雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報が出された。

7日正午前、高山市西之一色町の事業所に土砂が流入して建物が全壊し、内部に従業員ら3人が一時取り残されたが、自力で脱出した。付近の民家2軒にも土砂が流れ込んだが、けが人はいない。

土砂崩れなどで飛騨市神岡町山之村の44世帯92人は5日夜から孤立状態が続く。飛騨市では7日も国道41号で土砂崩れが相次いだ。

岐阜県では7日午後10時半現在、高山、郡上など5市の計2万4768世帯6万5458人に避難指示が出され、3695人が避難している。高山市の1万5658世帯4万161人をはじめ7市1村の計2万1561世帯5万6314人に避難勧告が出ている。

降り始めの3日午後9時から7日午後10時までの総雨量は、郡上市ひるがの1034.5ミリ▽同市長滝991.5ミリ▽関市板取850ミリ▽本巣市樽見828.5ミリ▽白川村御母衣762ミリ。飛騨市、高山市、郡上市、白川村の計7地点で48時間降水量が観測史上最大を記録した。《毎日新聞》

【台湾・蔡英文総統】豪雨被害に日本語メッセージ

7月7日のできごと(何の日)【台湾・蔡英文総統】豪雨被害に日本語メッセージ

台湾の蔡英文総統は7日、自身のツイッターで、西日本で発生した豪雨被害の被災地に、お見舞いと早期復旧を祈るメッセージを日本語で投稿した。

蔡氏は「豪雨に遭われた日本国民の皆様にお見舞い申し上げます。被害に遭われた方々の回復と被災地の早期復旧をお祈り申し上げます」と投稿。「台湾は日本が必要とするあらゆる支援を行う用意があります」と結んだ。

日本と台湾は災害時の相互支援を続けてきた。2011年の東日本大震災では200億円超の義援金が台湾から寄せられた。台湾東部で今年2月に大規模地震が発生した際には日本が捜索や救命の専門家を派遣した。先月の大阪府北部地震でも蔡氏はお見舞いのメッセージを投稿。安倍晋三首相がツイッターで謝意を示した。《毎日新聞》

【千葉県】北東部で震度5弱

7日午後8時23分ごろ、千葉県北東部で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は千葉県東方沖で、震源の深さは66キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.0と推定される。この地震による津波の心配はないという。《毎日新聞》

【大口病院点滴死事件】元看護師の女を逮捕

横浜市神奈川区の大口病院(横浜はじめ病院に名称変更)で2016年9月、入院中の男性2人が中毒死した事件で、神奈川県警は7日、うち1人の点滴に消毒液を混入して殺害したとして、当時勤務していた看護師で無職A子容疑者(31)(横浜市鶴見区上末吉)を殺人容疑で逮捕した。病院では同時期に別の男女2人も消毒液で中毒死した疑いがあり、県警は連続して殺害された可能性があるとみて捜査する方針。

発表によると、A子容疑者は16年9月18日午後3時~同4時55分頃、4階に入院していたBさん(当時88歳)の点滴に医療器具の滅菌などで使う消毒液「ヂアミトール」を混ぜ、同7時頃に中毒死させた疑い。調べに対し、「間違いありません。申し訳ないことをしてしまった」と容疑を認めている。

捜査関係者によると、逮捕前の任意の事情聴取で、動機を「容体の急変を見るのが嫌で、自分がいないうちに死んでほしかった」「家族への説明も面倒で、苦手だった」などと供述したという。《読売新聞》

【スノーボード・成田緑夢選手】走り高跳びで優勝

障害者陸上のジャパンパラ大会第1日は7日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬で行われ、男子走り高跳び(切断などT44)は、平昌冬季パラリンピックのスノーボードで金メダルを獲得した成田緑夢(近畿医療専門学校)が1メートル75で優勝した。

男子400メートル、1500メートル(車いすT52)の世界記録保持者、佐藤友祈(WORLD―AC)はそれぞれ57秒30、3分32秒58で2冠を達成。女子400メートル(切断などT47)はリオデジャネイロ大会で銅メダルの辻沙絵(日体大大学院)が59秒58で制した。《共同通信》



7月7日 その日のできごと(何の日)