平成10721日目
2018/05/16
この日のできごと(何の日)
【厚生労働省】iPS心筋治療を承認
厚生労働省の再生医療評価部会は16日、大阪大が計画している人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った「心筋シート」を重症心不全患者の心臓に移植する治療の臨床研究を条件付きで承認した。研究チームの澤芳樹大阪大教授は「重要な通過点を越え、いよいよスタート地点に立った。本年度中に移植の1例目を行いたい」と述べた。
iPS細胞を使った再生医療は既に重い目の病気の患者に対して行われているが、今回は日本人の死因第2位で、患者数も多い心臓病に対する世界初の治療となる。iPS細胞の可能性と利用の広がりを実証する研究として注目される。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【北朝鮮】南北会談延期を通知
韓国統一省は16日未明、同日開催予定だった南北閣僚級会談について、北朝鮮が米韓両軍が11日に始めた定例の共同訓練「マックス・サンダー」を理由に無期延期すると通知してきたと発表した。
北朝鮮の朝鮮中央通信も16日、共同訓練を非難し、閣僚級会談を中止すると表明。米国に対しても「朝米首脳会談の運命について熟考すべきだ」と警告、6月12日に予定される米朝首脳会談の中止の可能性をちらつかせてけん制した。
北朝鮮は共同訓練を理由としているが韓国統一省によると北朝鮮が16日の南北閣僚級会談の開催を通知してきたのは15日で既に共同訓練は始まっていた。《共同通信》
【テレビ朝日】プロデューサーが過労死
テレビ朝日(東京都港区)でドラマを担当していたプロデューサーの50代男性が、平成27年2月に心不全で死亡したのは長時間労働による過労死だったとして、三田労働基準監督署が同年に労災認定していたことが16日、関係者への取材で分かった。
三田労基署は、男性が労働時間の制限を受けない「管理監督者」に当たるとする一方、月に約130時間に及んだ時間外労働(残業)と死亡の因果関係を認めた。テレビ局職員の過労を巡っては、25年にNHKの女性記者=当時(31)=が過労死したことが判明しており、メディア業界の過酷な労働環境が改めて浮き彫りとなった。
テレビ朝日は「極めて重く受け止めております。社員の命と健康を守るための対策をより一層進めてまいります」とコメントした。《産経新聞》
【滋賀弁護士会】19歳容疑者の実名報道に抗議
滋賀弁護士会の片山聡会長は16日、滋賀県彦根市の交番で4月に起きた警察官射殺事件について、一部の週刊誌が容疑者の元巡査(19)の実名や顔写真を掲載したことに抗議する声明を出した。
声明は、氏名や容貌など未成年者の特定につながる報道を禁じた少年法の規定に反すると批判。発生時に元巡査が拳銃を持って逃走したとして、県警が氏名と顔写真を公表したが、「実名を掲載した週刊誌は少年が逮捕されて緊急性、特殊性がなくなったのに発行された」とし、少年法の趣旨を尊重するよう求めた。《産経新聞》
【日本列島】各地で真夏日に
日本列島は16日、高気圧に覆われて気温が上昇し、各地で今年一番の暑さとなった。気象庁によると、30度以上の真夏日を観測した地点は、今年最多の188か所に上った。
主な最高気温は、福島県浪江町で33・5度、宮城県丸森町で33度、富山市32・8度など。富山県氷見市など7か所では、5月の観測史上最高を記録した。《読売新聞》
【日経平均株価】2万2717円23銭
16日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)の終値は前日比100円79銭安の2万2717円23銭だった。東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は4・80ポイント低い1800・35。《読売新聞》
【西城秀樹さん】死去
「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」「ギャランドゥ」などのヒット曲で知られる歌手で俳優の西城秀樹さんが5月16日午後11時53分、急性心不全のため横浜市内の病院で死去した。63歳だった。
広島市生まれ。1972年にデビューし、郷ひろみさん、野口五郎さんとともに「新御三家」として人気を集めた。「ちぎれた愛」「傷だらけのローラ」で日本レコード大賞歌唱賞を受賞。テレビドラマ「寺内貫太郎一家」や映画「愛と誠」など俳優としても数多くの作品で活躍した。
2003年に脳梗塞を発症。その後はリハビリを続けながらコンサートやテレビに出演していた。《日経新聞》
【星由里子さん】死去
東宝「若大将」シリーズのヒロイン・澄子役など、さわやかなお嬢さんイメージで人気だった女優の星由里子さんが16日、肺がんのため京都市の病院で死去した。74歳だった。東京都出身。文芸作品からアクション、怪獣映画まで幅広く活躍した。
古希を過ぎても若々しく、昨年も「大岡越前スペシャル」(NHK・BSプレミアム)や「水戸黄門」(BS―TBS)などテレビ時代劇を中心に活躍していた星さんが静かに逝った。「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」という東宝の企業理念を見事に体現した名女優だった。《スポニチ》