平成800日目

平成3年3月18日(月)

1991/03/18

【統一地方選】スタート

北海道、東京、大阪、福岡など13都道府県知事選は18日告示され、第12回統一地方選挙がスタートした。13知事選の立候補者数は午前11時現在42人(現職10人、新人32人)と午前中に予想された顔触れは出そろい、4月7日の投票日に向け選挙戦に突入した。

今回の知事選の中では史上初の保守・中道の分裂選挙となった東京都知事選が最大の焦点。このため札幌入りした江田社民連代表を除く各党党首は東京で第一声を上げた。

国政の場での「自公民路線」の連携が強まる政治状況の中で行われるのが今回の特徴だが、石田公明党委員長、大内民社党委員長と並んで東京・新新党公宿駅西口で第一声演説した海部自民党総裁(首相)は「(自公民)三党がそろって力を合わせよう」と訴えた。

13知事選は、保守・革新・中道あるいは保守・中道の各党相乗りが定着、11都府県に上る一方、東京とともに福岡でも保守分裂選挙となった。東京での勝敗のいかんによっては自民一党執行部の責任問題が生じ、海部政権の行方にも影響が出てくることも予想される。

争点は消費税是正、リゾート開発、ごみ処理などの環境開発、土地・住宅問題などさまざまだが、湾岸戦争後初の全国規模の選挙だけに日本の国際責任問題に有権者がどのような審判を下すかも注目される。《共同通信》



【フジ系連続ドラマ・東京ラブストーリー】最終回

【大相撲春場所9日目】貴花田9連勝

大相撲春場所9日目(18日・大阪府立体育会館)平幕貴花田は土つかずの9連勝で依然優勝争いのトップを突っ走っている。貴花田は立ち合いに変化したものの、その後の攻めがよく、琴富士をもろ差しから寄り切った。

貴花田を1敗で追う北勝海、大乃国の両横綱も完勝。北勝海は右差し一気の速攻で平幕久島海を圧倒し、大乃国はもろ差しから大関小錦を力強く寄り切った。小錦は5勝4敗。

横綱旭富士は2敗を保ったが、大関霧島は貴闘力の立ち合い一瞬の突き落としを食って3連敗で4勝5敗となった。関脇琴錦は4敗目を数え、今場所での大関昇進が絶望に。十両は舞の海が2敗となったが、依然単独首位。《共同通信》

【ボクシング】マイク・タイソン選手がTKO勝ち

ボクシングの元統一世界ヘビー級チャンピオン、マイク・タイソン(米国)が18日、米ネバダ州ラスベガスで世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)、国際ボクシング連盟(IBF)ヘビー級2位のドノバン・ラドック(カナダ)と12回戦を行い、7回2分22秒TKO勝ちした。

これでタイソンは、昨年12月、東京でジェームズ・ダグラス(米国)に敗れてタイトルを失った後3連続KO勝ち。通算成績を40勝(36KO)1敗と一した。ラドックの連勝は16でストップした。《共同通信》

【江崎グリコ・江崎勝久社長】「時効前に犯人逮捕を」

グリコ・森永脅迫事件(警察庁指定114号)が発生から8年目に入った18日、江崎勝久・江崎グリコ社長(49)は、大阪市西淀川区のグリコ本社で記者会見。同社や丸大食品など各企業への恐喝未遂罪の公訴時効(7年)が、この一年で次々成立することに触れ「時間を止めるわけにはいかず残念だが、何とか時効前に犯人逮捕をと願っている」と心境を語った。

定例役員会に出席するという江崎社長は、ロビーで報道陣に囲まれ、ややこわばった表情。7年間を振り返り「事件そのものは記憶に残っているが、細かなことまでは…。毎日そのことばかり思っていては、前向きの仕事ができない」ときっぱりした口調で話した。

事件以来、食品会社への類似の恐喝事件が絶えないことについては「困ったこと。企業だけでは防止できない部分もあり、いろいろな方面で協力して、そうした犯罪が起きないようになってほしい」と語った。「犯人と取引したという説が残っているが」との質問には、一瞬声を大きく「どこにそんな説が残っているのか。あったら教えてほしい」と強く否定した。

今後の捜査について「捜査体制が縮小されたことは、報道で知っているが、あまり気にしないで仕事をやっていきたい」とわずか約10分間の会見を終えた。《共同通信》

【政界メモ】得意の教育標語飛び出す

◯…海部首相は統一地方選が幕を開けた18日、公明、民社両党の党首とそろい踏みの第一声で、お得意の“教育標語”を披露した。「お父さん、お母さんに朝は素直におはようございます」「信号(の前の)で困っているお年寄りがいたら一緒に手を引いて渡ってあげよう」。文教族出身とはいえ、まるで小学校の授業風。「心の優しさ、思いやりに満ちあふれたみずみずしい人間社会のためにも、豊かな人間育成が必要」と締めくくった。

熱が入れば入るほど形容詞がポンポン飛び出し、国会答弁とは違って街頭では「演説上手」といわれる首相の本領発揮?

◯…この日、民社党の塚本元委員長と来日中のスウェーデンのカールソン首相(社会民主労働党首)が会談し、先にシドニーで開かれた社会主義インター党首会談で、社会党の土井委員長が湾岸戦争での多国籍軍武力行使容認決議に賛成したことが話題に。

塚本氏が「社会党は日本の国会では多国籍軍を批判している」と持ち出すと、カールソン首相は「(社会主義インターと国会で態度が)違うではないか」と不思議そう。すかさず塚本氏は「社会主義インターと違うことをしばしば行うのが社会党の行動」とチクリ。その一方で「民社党はスウェーデンと同じ路線を取っているから心配なく」と売り込みも。《共同通信》

【自民党・宮澤喜一元蔵相】都知事選結果「幹事長責任直結せず」

自民党の宮沢元蔵相は18日、大阪市内のホテルで記者会見し、保守分裂の東京都知事選に敗北した場合の小沢幹事長の責任問題について「地方選挙の結果によって国政に関係する者が責任を取ることにはすぐにはならない。分けて考えるべきだ」と述べ、選挙結果と責任問題は連動しないとの考えを示した。

宮沢氏は「90億ドル追加支援問題に関連して都知事選候補者選考問題が語られているが、90億ドルについては(自公民の枠組みづくりで)幹事長、執行部の努力が実った」と小沢氏らを評価した。

渡辺元政調会長も同日午前、福岡市内の記者会見で「今まで、いちいち地方(選)の責任を言ったことはない」と述べており党内の派閥レベルの大勢は「重任不問」でそろった形だ。《共同通信》

【ソ連】連邦制維持へ

連邦制存続の是非をめぐり17日行われた全ソ国民投票の中間開票集計についてオルロフ中央投票管理委員会議長は18日、最高会議で、完全に多数のソ連有権者が連邦維持に投票したことを公表した。これにより、ゴルバチョフ政権が政権の浮沈をかけて国民に承認を求めた連邦制維持が法的に必要な過半数の得票を最終的に得ることが間違いないものとなった。

オルロフ議長によると、正式に参加した9共和国での投票率は約76%で全1059投票区のうち、開票が終わった436投票区では連邦制支持率は77.3%に達した。

また、有権者の半分以上を占め、投票結果の帰すうを左右するロシア共和国の投票管理委当局者によると、投票率は74%で19日夕(日本時間同日深夜)までに、共和国全体の88投票区のうち、45投票区で開票が終了、連邦制支持率は69.85%で、反対率は27.91%になった。

また第二の共和国ウクライナでも同支持率が70.52%に上ったとのほぼ最終結果が出ており、同政権はモスクワなど三大都市での事実上の「敗北」にもかかわらず、9共和国では連邦制存続の支持を取り付け、新連邦条約調印に向け一応ひとつのハードルを越えたことになる。

しかし、インタファクス通信によると、独自にウクライナの独立の是非を問う州民投票を実施した西部ウクライナ3州のうち、18日に結果が判明したリボフ州同様、イワノフランコフ州、テルノポリ州でも独立支持率が90.1%、85.3%の圧倒的多数に上り、ゴルバチョフ政権はバルト地方、グルジアに続いて、この3州での独立運動という新たな火種を抱えることになった。《共同通信》



3月18日のできごと