平成799日目

1991/03/17

この日のできごと(何の日)

【ソ連】初の国民投票

独立の動きや民族対立で危機を迎えているソ連で17日、連邦制存続の是非を問う初の全ソ国民投票が実施された。独立を宣言しているリトアニアなど6共和国は投票をボイコットしたが、モスクワ時間の同日午後1時(日本時間同7時)までの時点では、首都モスクワをはじめ、中央アジアの各共和国でいずれも昨年初めの共和国人民代議員大会(最高会議)選挙を上回る出足を見せ、世界最大の多民族国家であるソ連の維持か崩壊かをかけた投票への国民の強い関心を示した。

ゴルバチョフ大統領は、各共和国の主権を拡大した新連邦条約の締結によって連邦を維持する方針を打ち出しており、国民投票は大統領に対する信任投票の意味合いがある。

モスクワ市内の投票所に姿を見せたゴルバチョフ大統領は「連邦支持が勝つ。国民は自殺者ではない」と語り、連邦制存続が過半数を制し、て承認されるとの自信を見せた。

投票結果では連邦制維持の賛成票が過半数に達すると予想されているが、都市部では批判票がかなり出るとみられる。《共同通信》

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【大相撲春場所】8日目

大相撲春場所8日目、(17日・大阪府立体育会館)平幕の貴花田が無傷の8連勝をマーク。幕内勝ち越し一番乗りを果たすとともに、優勝争いのトップを守った。貴花田はベテラン板井に押し込まれたものの、右の突き落としで逆転勝ちした。平幕力士のストレート勝ち越しは、昭和60年秋場所の麒麟児(現北陣親方)以来、6年ぶり。

横綱北勝海はうるさい旭道山を寄り切り、大乃国も三杉里を左上手投げに下し、ともに1敗で貴花田を追っている。旭富士は関脇栃乃和歌を寄り切り、2敗をキープした。大関霧島は関脇琴錦の速攻にいいところなく敗れ、4敗目を喫した。かど番大関の小錦は5勝目を挙げた。《共同通信》

【イラク】反乱拡大の様相

イラク反体制各組織などの発表は17日、イラク国内で反フセイン大統領派の反乱が拡大の一途をたどり、首都バグダッドへ迫る勢いだと伝えた。一方フセイン大統領は16日、国内の民主化を約束しながら国民の「愛国心」に訴えて、反乱による国土分裂に警告を発する演説を行った。

15日以降のイラクの放送、新聞は連日、反乱派を「極悪非道の暴徒」と非難するキャンペーンを繰り返している。フセイン政権側のこうした対応は、反政府反乱で政権の足元が大きく揺らぎ始めていることの表れとの見方が強い。

17日のシリア国営放送はイラク国内からの情報として、反政府派の反乱が首都から20キロに迫り「バグダッドは全面的な反政府大衆デモぼっ発の前夜にある」と伝えた。

放送はまた、南部のバスラとバグダッドを結ぶ幹線道路が、首都南方約170キロのクートで反政府派に遮断されたとしている。

テヘランに本拠を置く反体制シーア派組織、イラク・イスラム革命最高評議会は17日、同派ゲリラが南部のヒッラーから首都へ向けて進軍しており、首都から100キロ地点まで迫ったと発表した。《共同通信》



3月17日 その日のできごと(何の日)