平成804日目

平成3年3月22日(金)

1991/03/22

【中山太郎外相】コメ問題「新多角的交渉で」

中山外相は22日午後(日本時間23日朝)、ワシントンのナショナル・プレスクラブで内外記者と会見し、ブッシュ大統領らが取り上げた。千葉・幕張メッセの米国産コメの撤去問題について「コメの展示は(食糧管理法の)規約違反であることを理解してもらいたい」と述べた上で「コメの問題は新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)の場で多国協議しており、問題の本質は違う」と語り、コメの市場開放問題と結びつけられることに反発を示した。

外相はまた、多国籍軍への追加支援として拠出した90億ドルの円安による目減り分補てん問題については明言を避けた。

外相会見は、湾岸戦争で生じた日米関係のきしみを修復するため米国民向けに日本の立場を説明するのを目的に冒頭、90億ドルの拠出について「日本の国民1人当たり約100ドルの増税を承諾して出した」と、日本の努力を説明し、理解を訴えした。90億ドルの円安による目減り補てん措置については「米側に不満があるなら、両国間で話し合って解決するのが賢明だ」と述べるにとどまった。《共同通信》



【海部俊樹首相】「(ブッシュ米大統領は)コメ開放を求めた訳ではない」

海部俊樹
https://www.kantei.go.jp/

海部首相は22日午前、ブッシュ米大統領が中山外相に対し「国際食品・飲料展」での米国産コメ撤去に不快感を表明し、コメ市場開放を要請したことについて「(史上)開放を迫ったというものではなく、ああいう(展示会の)時に撤去しろというのは刺激的すぎやしないかということだった。いろいろ聞いた結果、この展示会の問題に限った話しだったらしい」と述べ、大統領の発言がコメ市場開放を直接求めたわけではないとの認識を示した。《共同通信》

【政界メモ】身内の反乱に怒り隠せず

○…海部首相は22日、訪米中の中山外相とブッシュ大統領との会談の結果、ようやく日米首脳会談の日程が決まったためか、一日中上機嫌。だが記者団に「主要議題は」と聞かれても「ブッシュさんに会った時に言います。ここで言っちゃ駄目だ」ともったいぶった答え。

大統領が千葉・幕張メッセの米国産のコメ撤去にまで言及して対日不満をぶつけたことについて突っ込まれると「開放を迫ったというんじゃないらしいよ」と、途端に弁明調に。米国内の対日批判がご自慢の「ジョージ・トシキ関係」に陰りをもたらすことを相当気にしている様子。

○…社会党の山口書記長はこの日の記者会見で、同党の「ニューウェーブの会」が執行部刷新を要求したことについて聞かれ、「大いに議論があっていい。社会党は開かれた党なのだから」と、まずはおおらかなところを見せた。

しかし話しているうちに「(統一地方)選挙に入ろうという時に、そういう声が出たことは党の歴史上、かつてない」「全党挙げて力を合わせてやる時に、土井委員長辞めろと言うことはなかった」と、身内の反乱に対する怒りが表情に。都知事選でも劣勢が伝えられているだけに、山口氏の憂うつは当分続きそう。《共同通信》

【大相撲春場所13日目】貴花田、横綱の壁破れず

大相撲春場所13日目(22日・大阪府立体育会館)横綱初挑戦の平幕貴花田は旭富士に寄り倒されて2敗目を喫し、優勝争いから一歩後退した。横綱北勝海は大関小錦を寄り切り、大乃国も関脇栃乃和歌をはたき込んで、ともに1敗を堅持。優勝争いのトップに並んで、きょう14日目に激突する。栃乃和歌は負け越し決定。

既に負け越している大関霧島は三杉里に突き落とされて9敗目を数えた。関脇琴錦も大翔山の右下手投げに屈して6敗目、大翔山は勝ち越しを決め、平幕若花田も8勝目を挙げた。《共同通信》



3月22日のできごと