平成9917日目

2016/03/03

この日のできごと(何の日)

【民主党・野田佳彦前首相】「安易な合流はいかがなものか」

「アベノミクスは間違っていた。底上げの経済政策、分配こそが最大の成長戦略だ」-。プロレス好きで知られる民主党の野田佳彦前首相が3日、格闘技の聖地「後楽園ホール」(東京都文京区)で開かれた同党最大の支持団体、連合の春闘決起集会で、安倍晋三政権批判を炸裂させた。

会場には特設リングが設けられ、野田氏は連合の赤いジャンパー姿に新日本プロレスの赤いタオルを持って登場。維新の党との新党結成にも触れ、「夏の決戦(参院選)に向け、ごちゃごちゃ言わず、大きな塊ができるよう頑張っていく」と述べ、弱気が残る党内にげきを飛ばした。《産経新聞》

民主党最高顧問の野田佳彦元首相は3日、後楽園ホールで開かれた連合の集会であいさつした際、維新の党との合流に理解を示す半面、かつて野田政権時代に党を割った小沢一郎・生活の党の合流には、反対する意向を示した。

民主と維新の合流について、野田氏は「外では言ったことはなかった」として、「私は(もともと)合流には慎重な立場だった。民主党という党名にも誇りと愛着を持っている。安易な合流は、いかがなものかという気持ちはある」と、本音を明かした。

その上で、「熟慮の末に、岡田執行部が、連合の主張を実現するためには、今のメンバーでは数が足りないので、より広く志が同じ人に声をかけ、大きな塊をつくると判断した。私は執行部を支持し、むしろ先頭に立ってフォローしていく」と述べた。《日刊スポーツ》



【日経平均終値】1万6960円16銭(前日比213円61銭高)

3日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。終値は前日比213円61銭(1.28%)高の1万6960円16銭と2月8日以来、約3週間ぶりの高値を付けた。3日続伸は今年初めて。2日の米株高や原油相場の上昇を背景に投資家心理が改善し、運用リスクを取る動きにつながった。

円高・ドル安を嫌気した売りが出て朝方は小安く始まったものの、売りの勢いは続かなかった。欧米市場で銀行株が上昇した流れが波及し、朝から銀行株は総じて堅調に推移した。年初から軟調さが目立っていた銀行株に買いが向かったことで市場心理が落ち着き、景気敏感株を中心に買いが広がった。アジア株が総じて堅調に推移したのも支えとなり、日経平均はきょうの高値圏で引けた。《日経新聞》

【民主党、維新の党】新党名を公募

民主党と維新の党は3日、合流後の新党名に関する検討チームの会合を国会内で開き、4~6日にインターネットなどで新党名を募集すると決定した。集まった案を参考にしながら、両党内で出る党名案も含めて7日から具体案の絞り込み作業に入る。検討チームの赤松広隆前衆院副議長(民主)は会合後「18日ごろに結論を出したい」と記者団に語った。

公募に関し、赤松氏は「幅広い国民の英知を集め、両党の合流について関心を持ってもらうことが目的だ」と述べた。維新の党の江田憲司前代表は「国民に開かれた政党にしたいという思いを込めた」と強調した。《共同通信》

【この日の安倍総理】

衆院予算委員会

安倍晋三首相は3日の衆院予算委員会で、来年4月の消費税10%への引き上げについて「リーマンショック、大震災のような事態が発生しない限り、現段階では予定通り引き上げていく」とあらためて強調した。

増税延期の条件として首相が「世界経済の大幅な収縮」を新たに挙げたことなどから、消費増税が先送りにされるとの観測が出ているため、軌道修正を図ったとみられる。《毎日新聞》

参院予算委員会

安倍晋三首相は3日の参院予算委員会で、参院選の争点に掲げる憲法改正について「最終的に決めるのは国民だ。国会は発議するにすぎない。国民的な議論の中で、国のかたちを決めていくことが大切だ」と述べた。改憲は国会発議後の国民投票により過半数の賛成が必要なことを踏まえ、議論の活発化を呼び掛けた形だ。

改憲の必要性に関して「憲法ができあがって70年近くになる。時代にそぐわないものや、新たに付け加えていくものもある。私たちの手で憲法をつくっていく精神が大切だ」と指摘。また「憲法に指一本触れてはならないとの空気を醸成し、思考停止に陥ることがあってはならない」と語った。《共同通信》

北朝鮮制裁「厳格に実施」

安倍晋三首相は3日、国連安全保障理事会が採択した北朝鮮制裁決議について「大変厳しい決議は北朝鮮に対する国際社会の明確なメッセージだ。日本は国際社会と協力して厳格に実施していく」と述べた。同時に「決議には日本の考え方も相当盛り込むことができた」と評価した。官邸で記者団に語った。

その上で「拉致問題の解決は安倍政権の最重要課題だ。拉致、核、ミサイル問題の解決を北朝鮮に強く求めていく」と強調した。

岸田文雄外相は、外務省で記者団に「重要なのは決議内容をしっかりと履行することだ。(関係国に)働き掛けていきたい」と表明した。《共同通信》

【徳永英明さん】もやもや病手術に成功

歌手の徳永英明(55)が脳血管障害のもやもや病の手術を受けていたことが3日、分かった。所属のレコード会社がこの日発表した。

2月22日に脳梗塞発症予防のため左複合バイパス手術が行われ、無事成功した。術後の経過もよく間もなく退院できる見込み。3月いっぱいはリハビリを兼ねた療養のため活動を休止し、4月に復帰の予定。

徳永はレコード会社を通じ「おかげさまで手術も成功し現在療養させていただいております。関係各位の皆様にはご迷惑をおかけし、またファンの皆様にもこのような形での発表により大変心苦しく思っております。一日でも早い復帰に向けて療養しておりますので、もうしばらくお待ちください」とコメントを発表した。《スポニチ》

【江崎英治さん】死去

プロレスラーのハヤブサこと江崎英治さんが、くも膜下出血で3日に亡くなっていたことを4日、所属事務所がマスコミ各社にFAXで報告した。47歳だった。

江崎さんは、91年にFMWでプロレスデビュー。その後、覆面レスラーのハヤブサに変身し、得意技のファルコンアロー、フェニックス・スプラッシュなどを駆使し活躍。師匠の大仁田厚にも挑戦した。

2001年にリングでけいつい損傷し、以来、車いす生活を余儀なくされていた。通夜、葬儀は近親者のみで執り行い、後日、「ハヤブサを偲ぶ会」が催される予定。《スポーツ報知》



3月3日 その日のできごと(何の日)