平成9918日目
2016/03/04
この日のできごと(何の日)
【WBCバンタム級タイトル戦】山中慎介選手が10度目の防衛に成功
プロボクシングのダブル世界戦は4日、島津アリーナ京都で行われ、世界ボクシング評議会(WBC)世界バンタム級タイトルマッチは王者の山中慎介(33=帝拳)が挑戦者で同級3位のリボリオ・ソリス(33=ベネズエラ)をダウンの応酬の末、3―0の12回判定で下し、同王座の10連続防衛に成功。大台到達は国内のジム所属選手では歴代3位タイとなった。《スポニチ》
【WBCライトフライ級タイトル戦】木村悠選手、初防衛ならず
プロボクシングのダブル世界戦は4日、島津アリーナ京都で行われ、世界ボクシング評議会(WBC)世界ライトフライ級タイトルマッチは王者の木村悠(32=帝拳)が同級5位の挑戦者ガニガン・ロペス(34=メキシコ)に0―2判定で敗れ、初防衛はならなかった。
木村は序盤から挑戦者ロペスのサウスポーから繰り出す左をもらう展開。6回には右目の下から出血し、ペースがつかめない。中盤以降も劣勢をはね返せないまま、終了のゴングを迎えた。採点は木村の110―118、109―119、114―114だった。
“商社マンボクサー”として活動する木村は昨年11月、ペドロ・ゲバラ(メキシコ)を判定2―1で下し、プロ10年目で王者となり、この日が初防衛だった。木村の通算戦績は22戦18勝3KO3敗1分け。《スポニチ》
【安倍晋三首相】ミス日本グランプリによる表敬
安倍晋三首相は4日、首相官邸で2016年度ミス日本グランプリの慶応大文学部2年の松野未佳さん(20)の表敬を受けた。松野さんは維新の党の松野頼久代表の次女。首相は開口一番、「お父さんとやっぱり似ている」と声をかけた。与野党の党首として国会では対決するが、政治家志望の松野さんに対し、「その時は自民党から」と積極的にリクルートして笑いを誘った。
自民党からの「出馬要請」について、松野さんは記者団に「政治家はあこがれの職業。ゆっくり考えたい」と答えた。自民党総務会長などを歴任した祖父の故松野頼三氏と、首相の祖父、岸信介元首相の親交も話題になり、「印象に残った」という。《毎日新聞》
【沖縄県・翁長雄志知事】普天間運用停止を要請
沖縄県の翁長雄志知事は4日午前、菅義偉官房長官と官邸で会談した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)について、翁長知事は「固定化は絶対に許されない」として、2019年2月までの運用停止を求めた。
菅氏は「できることは全てやれ、というのが総理の指示。政権の最重要課題として負担軽減に全力で取り組んでいきたい」と応じた。
飛行場の県外移設や在日米軍の法的地位などを定めた日米地位協定の見直しも、あらためて求めた。1月の宜野湾市長選で再選された佐喜真淳市長や、移設工事が進む辺野古地区を抱える名護市の稲嶺進市長ら米軍基地が所在する6市町の首長らも同席した。《共同通信》
【辺野古訴訟】和解成立
安倍晋三首相は4日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる代執行訴訟で、福岡高裁那覇支部が示した工事の中止を含む和解案を受け入れる方針を表明した。県側も受け入れ、和解が成立した。国、県双方の対立が続けば、移設計画も危うくなるとして受け入れを決断した。今後は沖縄県との再協議が焦点となる。
首相は官邸で記者団に「辺野古移設が唯一の選択肢であるという国の考え方に変わりはない」としながら「国と沖縄県が訴訟合戦を繰り広げている関係が続けば、結果として(普天間飛行場が)固定化されかねない」と強調。工事中止を関係閣僚に指示したと明らかにした。《共同通信》
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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設をめぐる代執行訴訟で4日、日本政府と沖縄県の和解が成立したことについて、米国家安全保障会議(NSC)のカギンズ副報道官は「日本政府と連絡を取り合っている」とした上で「(名護市)辺野古への移設が唯一の解決策だ」と重ねて強調した。
米政府は移設計画の遅れがアジア太平洋の米軍再編計画全体に影響してはならないとの立場から、日本政府と沖縄県の再協議を注視している。
米海軍省高官も3日の下院歳出委員会の小委員会で「移設計画は日本政府が強く支持している」と表明。「計画は日本政府が管理している」とも指摘した。《共同通信》
【北朝鮮】核開発継続を表明
北朝鮮政府の報道官は4日、国連安全保障理事会が採択した北朝鮮制裁決議について「断固として排撃する」と非難し、物理的手段を含む「断固たる対応」を取るとの声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
同通信は、核開発と事実上の長距離弾道ミサイル発射を継続するとの北朝鮮外務省報道官の3日付の談話も報道。談話は「遠からず、世界はより多くの措置と行動を目撃するだろう」として、さらなる挑発行為を示唆した。
北朝鮮による核・ミサイル開発阻止に向けた国際社会の圧力に対し、真っ向から対抗する姿勢を鮮明にした。《共同通信》