平成9584日目

2015/04/05

この日のできごと(何の日)

【菅義偉官房長官】沖縄県・翁長雄志知事と会談

沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、菅官房長官は5日、那覇市内のホテルで、沖縄県の翁長雄志知事と、昨年12月の知事就任後では初となる会談を行った。

菅氏は普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めたが、翁長氏は反対する考えを改めて表明した。約1時間に及んだ会談で、両者の主張は平行線をたどったが、今後も対話を続ける方針では一致した。

政府と沖縄県の対立が深まる中、政府としては「知事との会談にも応じない」との批判が強まることを防ぐのが今回の会談の狙いだったとも言える。会談の冒頭から30分間は報道陣に公開され、残りは菅、翁長両氏だけで行われた。

菅氏は会談の公開部分で、「日米同盟の抑止力の維持、普天間飛行場の危険除去を考えた時に、辺野古移設は唯一の解決策と考えている。政府としては、住民の生活や環境に配慮し、工事を粛々と進めている」と述べ、2013年末に同県の仲井真弘多前知事が出した辺野古の埋め立て承認に基づき、移設を進める政府方針に変更がないことを伝えた。

また、13年末に安倍首相が前知事に表明した21年度まで3000億円台とする沖縄振興予算の確保について「約束は守っていきたい」と述べた。また、基地負担の軽減に努力する考えにも時間を割くなど、沖縄への配慮を随所に示した。

これに対し、翁長氏は、「上から目線の『粛々』という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れ、怒りは増幅していくのではないか」と反発。その上で、「辺野古の新基地は絶対に建設することができないという確信を持っている」と述べ、移設計画の中止を求めた。翁長氏は安倍首相と早期に会談したい考えを伝えたが、菅氏は明言を避けた。ただ、菅氏は会談後、記者団に対し、「沖縄の考え方を聞く中で、進めていきたい」とも述べた。《読売新聞》

民主党の枝野幸男幹事長は5日、名古屋市で、菅義偉官房長官が沖縄県の翁長雄志知事と初めて会談したことに関し「これまで会わなかったことが大変異常だ。会ったことは半歩前進まで行かない。3分の1歩、4分の1歩だ」との見方を示した。

同時に「沖縄の皆さんや知事が何をどう考えているのか真摯に聞かなければ、事態は複雑化する一方だ」と指摘。

維新の党の松野頼久幹事長は、大阪市内で「県民の声と向き合わない政治はあり得ない。この問題は話し合いながら進めていくべきなので、よかったと思う」と評価。「法廷闘争に持ち込まれるようなみっともないまねはやめてもらいたい」とくぎを刺した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【上西小百合衆院議員】橋下氏の辞職勧告拒否

維新の党が除籍(除名)を決めた上西小百合衆院議員(比例近畿ブロック)は5日、「初心に帰って無所属議員として一から出直す覚悟だ」と辞職を否定するコメントを発表した。維新の党傘下の政治団体「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長らが辞職を勧告していたが、拒否した。

一方、維新の党の松野頼久幹事長は同日、「比例代表で当選しているので議席を戻してもらえればありがたいが、無所属でやると言われたらどうしようもない」と述べた。

上西氏は、3月13日に体調不良を理由に衆院本会議を欠席したが、前日にショーパブなど複数の飲食店を利用。本人や秘書の取材対応も問題となっていた。《共同通信》

【巨人・高木勇人投手】プロ初完封勝利

巨人3-0阪神◇5日◇東京ドーム

ルーキーが阪神戦1001勝目を飾った。巨人ドラフト3位高木勇人投手(25)が、2安打完封勝利を成し遂げた。9回2死まで1安打に抑え、二塁すら踏ませない完璧な投球を披露。初登板初勝利した3月29日のDeNA戦に続き、2連勝。

初登板から2戦目での新人の完封は、2リーグ制後は球団最速。新人の開幕2連勝は10年ぶりで、完封も11年の沢村以来と記録ずくめだった。準備を怠らずに実力を発揮し、伝統の一戦の新たなページを開いた。《日刊スポーツ》

【柔道・全日本選抜体重別選手権】

柔道の世界選手権(8月・アスタナ=カザフスタン)代表選考を兼ねた全日本選抜体重別選手権最終日は5日、福岡国際センターで男女計7階級が行われ、男子66キロ級は世界選手権3連覇中の25歳、海老沼匡(パーク24)が決勝で高市賢悟(東海大)を下し3年ぶり4度目の優勝を果たした。17歳の阿部一二三(兵庫・神港学園高)は準決勝で高市に一本負けした。

女子78キロ超級は2年連続世界3位の田知本愛が初制覇し、70キロ級は妹の田知本遥(ともにALSOK)が3年ぶり2度目の優勝を果たした。

男子73キロ級は橋本壮市(パーク24)が初優勝。昨年の世界選手権優勝でロンドン五輪銀メダルの中矢力(ALSOK)と元世界王者の大野将平(旭化成)は準決勝で敗れた。同60キロ級で世界選手権3位の高藤直寿(東海大)は1回戦で敗れ、木戸慎二(パーク24)が初めて制した。

女子63キロ級は20歳の田代未来(コマツ)、同78キロ級は浜田尚里(自衛隊)が初優勝した。《共同通信》

【徳島空港】滑走路上に作業車、日航機が着陸をやり直し

5日午前11時ごろ、徳島空港(徳島県松茂町)に着陸しようとした羽田発の日航455便ボーイング767が滑走路上で作業中の車両を発見、着陸を中断し、やり直すトラブルがあった。管制を担当する海上自衛隊徳島教育航空群によると、管制官が車両に無線で退避を指示するのを忘れ、着陸許可を出していた。乗客59人、乗員8人にけがはなかった。

国土交通省によると、日航機は、主翼の付け根付近の「主脚」のタイヤがいったん滑走路に接地した後、再上昇した。タイヤが接地した際、滑走路上にいた作業車両との距離は1000~1500メートルだった。副操縦士が気付き、機長に伝えた。《日経新聞》

【長野・善光寺】ご開帳

長野市の善光寺で5日、本尊の身代わりとされる前立本尊の厨子(ずし)の扉が開かれ、数えで7年ぶりの御開帳が始まった。400人が入る善光寺の本堂内陣は、扉が開く瞬間を見ようと、参拝者で埋め尽くされた。

5日午前6時20分、厨子の扉が開かれ、前立本尊が姿を現すと、参拝者からどよめきが起こった。前立本尊の右手から伸びた糸は、本堂正面に建てられた高さ10メートルの回向柱とつながっている。回向柱に触れると前立本尊に直接触れるのと同じご利益が得られると言われている。《日テレNEWS》

【米・オバマ大統領】イラン核合意「一生に一度の好機」

オバマ米大統領は米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が5日報じたインタビューで、イラン核協議の枠組み合意について、核拡散を抑える「一生に一度の好機だ」と述べ、イラン核問題の解決へ外交努力を最優先に取り組む考えを表明した。

イスラエルのネタニヤフ首相が、自国の安全保障に絡めてイラン核協議を批判する主張を「尊重する」と指摘。イランの核開発について、イスラエルは「懸念するあらゆる権利がある」と理解を示した。

一方、イランの最高指導者ハメネイ師と複数の書簡を交わしたが、ハメネイ師の意図はつかみ切れていないと認めた。《共同通信》



4月5日 その日のできごと(何の日)