平成9004日目
2013/09/02
【埼玉、千葉】突風で60人以上けが
2日午後2時5分ごろから2時半ごろにかけて、埼玉県越谷市と同県松伏町、千葉県野田市などで竜巻とみられる激しい突風があり、住宅の屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れたりし、多数のけが人が出た。両県で建物の損壊は540棟を超えた。
埼玉県警は越谷市内で66人のけがを確認した。うち男性(40)が頭の骨を折り、女性(82)が右足を骨折し、いずれも重傷。野田市によると、同市内でも女性1人が軽傷を負った。
埼玉、千葉両県警によると、被害は越谷市西側のさいたま市岩槻区で最初に発生、越谷市、松伏町、野田市と北東方向にほぼ一直線で約13・8キロにわたる地域に及んだ。《共同通信》
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【大相撲・高安関】平成生まれで初の三役昇進
日本相撲協会は2日、大相撲秋場所(15日初日・両国国技館)の新番付を発表し、23歳の高安が新たに小結へ昇進して西に就き、平成生まれで初めての三役となった。
昨年のアマチュア横綱で日大出身の遠藤が昭和以降最速となる初土俵から所要3場所での新入幕を果たした。先場所14勝1敗で制した十両を1場所で通過した。白鵬は3場所連続の東横綱で、4場所連続27度目の優勝を目指す。西横綱日馬富士は先場所10勝からの巻き返しを期す。《共同通信》
【原子力規制委員会】大飯原発地下「活断層ではない」
関西電力大飯原発(福井県)の敷地内断層を調べた原子力規制委員会の有識者調査団は2日、評価会合を開き、関電が「F―6」と呼ぶ3、4号機の重要施設の下を通る断層(破砕帯)は「地盤をずらす可能性のある断層(活断層)ではない」との認識で一致した。
団長役の島崎邦彦委員長代理は「今回の会合で認識の共有化が図れた。一定の方向性が出た」と述べ、次回会合で評価書案を示し、議論する方針を示した。
関電は、定期検査で停止後の再稼働に向け、3、4号機の安全審査を申請したが、規制委は断層調査で一定の見解が出るまで審査を保留していた。《共同通信》
【民主党】調査会長に前原氏ら
民主党の海江田万里代表は2日、新設する代表直轄機関「総合政策調査会」の下部組織となる各調査会の会長人事に関し、行財政改革に前原誠司元代表、憲法に枝野幸男元官房長官をそれぞれ任命することを内定した。中川正春幹事長代行の続投も決めた。
海江田氏は役員人事について、3日の常任幹事会で人選の一任を取り付けた上で、4日の両院議員総会で具体案を示して承認を得る考えだ。
政調会長など各役員の代行、代理ポストは、新たな役員の意向も踏まえて週内に人選を終えて、週明けに決定する方向で調整している。《共同通信》
【安倍晋三首相】党内の結束呼び掛け
安倍晋三首相は2日、参院選後初めての全国幹事長会議を自民党本部で開き、10月召集を予定する臨時国会に向け、党内の結束を求めた。消費税増税の是非をめぐる決断やTPP、東電福島第1原発の汚染水問題などの重要課題を列挙し、「『決められる政治』を示すことが求められている。たじろいではならない。一致協力をお願いしたい」と訴えた。
都道府県連側からは消費税増税やTPPに関し、注文が付いた。
北海道連などは「増税の引き上げ時期は慎重に判断してほしい」と来年4月の8%への引き上げに異議を唱えた。TPPについて「反対運動の先頭に立っている」と述べた地方組織もあった。《共同通信》
【岸田文雄外相】ブラジル・フィゲイレド外相と会談
ブラジルを訪問した岸田文雄外相は2日午後(日本時間3日未明)、首都ブラジリアでフィゲイレド外相と会談した。ブラジル沖の海底油田などの海洋資源開発や、人工衛星を活用した同国の防災対策に日本が技術協力を加速させることで一致した。
会談後の記者会見で岸田氏は「将来的には環境など地球規模の課題で協力を拡大していく」と表明。フィゲイレド氏は「日系企業がさらに進出しブラジルの発展に貢献してほしい」と述べた。
岸田氏は、日本製の医薬品や医療機器の販売拡大に向け、ブラジル側の承認手続き迅速化を検討する政府間協議の創設を提案。フィゲイレド氏は前向きな姿勢を示した。《共同通信》
【クロアチア・ブコバル】セルビア語表示板を破壊
旧ユーゴスラビアからの独立宣言後、セルビア人勢力などと激戦となり、多数の犠牲者が出たクロアチア東部ブコバルで2日、税務署と警察署にセルビア語のキリル文字の表示板が設置された。数百人のクロアチア系住民がこれに抗議、表示板を破壊した。ロイター通信などが伝えた。
表示板の設置は、少数民族の権利を認めたクロアチアの法律に基づく措置。しかしブコバルではセルビア人勢力による占領を思い出させるとして反感が強い。ことし7月に欧州連合(EU)に加盟したクロアチアの民族和解への道は依然厳しそうだ。《共同通信》
