平成2308日目

平成7年5月4日(木)国民の休日

1995/05/04

【村山富市首相】「(日本は)軍事大国にはならない」

中国訪問中の村山首相は4日午前、北京市内のホテルで内外記者会見をし、与党間で調整が難航している戦後50年に際しての「国会決議」について「連立政権の合意事項に入っており、それを踏まえ決議がされると注目し期待している」と述べ、今国会中の実現にあらためて強い期待感を表明した。

また過去の歴史認識について「日本の侵略行為で中国やアジア諸国に深い悲しみと痛みを与えたことを反省している」とした上で「軍事大国にはならない。過ちは二度と繰り返さないという共通した日本国民の意思は築かれている」と述べ、平和構築に向けた日本の決意を強調した。《共同通信》



【武村正義蔵相】社さ新党に前向き

アジア開発銀行(ADB)総会に出席中の武村蔵相は4日、同行記者団と懇談し、村山首相との間で社会党、新党さきがけ議員による勉強会の設置を正式に決めたことを明らかにするとともに「勉強会は理念や政策の議論が先だが、もう一つの新党になる可能性はある」と述べ、勉強会が将来、新党に発展する可能性に言及した。

蔵相は、勉強会は個人参加の形を取り、社会、さきがけに限らず幅広く参加を求めるとしており、今後の政界再編をにらみ民主勢力の結成も視野に入れた動き。とみられる。蔵相は「一定の結論が出れば新しい政策集団ができてもいい」とも述べ、勉強会の進展を受けた新党結成に前向きの姿勢を示した。ただ「初めに新党ありきではない」とも語り、少数党のさきがけとしては、あくまで政策的な裏付けが前提となることを強調した。

社会党さきがけは今年1月、政策協議機関の設置のほか、日本の将来課題などについての勉強会の設置で合意していたが、阪神大震災への対応などで勉強会は発足していなかった。《共同通信》

【韓国・金泳三大統領】天皇訪韓任期中に

韓国の金泳三大統領は4日、日本人記者団と会見し、天皇の韓国訪問問題について「(1998年2月までの)任期中に実現できると思う」と見通しを述べた。同時に大統領は「これまで日本の政治家の妄言が韓国の国民感情を害してきた」と述べ、日本の政治家の言動が訪韓の雰囲気づくりを妨害しているとの見解を示唆、「訪問は日本の国民と政治指導者にかかっている」と指摘した。

今年が日本植民地からの解放50周年と日韓国交樹立30周年に当たることについて「30年間の日韓協力関係が韓国の発展の助けになった」と評価し、日韓関係が未来志向でなければならないと指摘したが、そのためにも「日本は過去の歴史を正しく認識しなければならない」と強調した。

日朝国交正常化交渉の再開について金大統領は「基本的には反対しない立場だが、韓(朝鮮)半島の平和と統一、南北対話の進展の助けになる方向で行わなければならない」とし、「今後も日韓が緊密に協議する必要がある」と述べた。

金大統領は南北首脳会談については「(首脳会談の)合意はまだ有効で、だれかが国家主席に就任すれば実現すると思う」と述べた。《共同通信》



5月4日のできごと