平成2307日目

平成7年5月3日(水)

1995/05/03

【警視庁】オウム「顧問弁護士」逮捕

警視庁捜査二課は3日、オウム真理教が今年1月に開いた記者会見で「教団施設が肥料会社社長から毒ガス噴霧を受け信者が中毒になった」などとうそを述べ、社長の名誉を傷つけたとして名誉棄損容疑で、教団「法務省大臣」の顧問弁護士、青山吉伸容疑者(35)を逮捕。同容疑で都内の教団東京総本部や教団付属医院、「法務省」がある山梨県上九一色村の「第5サティアン」を捜索し、付属医院から、中毒になったとする信者のカルテを押収した。

青山容疑者は記者会見を開いたことは認めているが「名誉棄損には当たらない」と容疑を否認しているという。同容疑者は教団絡みの約20件の訴訟、トラブル処理や一連の捜査で逮捕された信者の弁護活動の中心人物。テレビなどで教団活動の正当性を主張するオウム教の「顔」的な存在ともなっていた。

会見には「治療省大臣」の林郁夫被告(45)=監禁罪で起訴=ら幹部も同席しており、同課は会見が麻原彰晃教祖の指示だった可能性もあるとみて調べている。

調べによると、青山容疑者は、信者らが上九一色村施設近くの肥料会社の社長を殺人未遂罪で甲府地検に告訴した1月4日、記者会見で「社長が信者を殺害する目的で昨年6月ごろから、サリンなどの毒ガスを教団施設に噴霧した」などとうその事実を述べ、社長の名誉を棄損した疑い。

社長は2月、名誉棄損罪で麻原彰晃教祖と青山容疑者らを甲府地検に告訴。警視庁で調べたところ、肥料会社に毒ガスを噴霧する施設はなく、教団側の主張が虚偽だった疑いが強まり、同地検が5月2日、東京地検に事件を移送した。

上九一色村の教団施設では、サリン製造工場と分かった「第7サティアン」近くで昨年7月、悪臭が発生。その後の調べで、現場からサリンの副生成物が検出されたが、教団側は「毒ガス攻撃を受けた」との主張を展開した。しかし、教団側は3月の強制捜査後、悪臭騒ぎについて「教団施設での農薬製造の失敗が原因」と主張を変えていた。

青山容疑者は平成2年10月、熊本県波野村の土地を無届けで取引したとして国土利用計画法違反容疑で熊本県警に逮捕、起訴され現在保釈中。熊本地検が3月24日、保釈取り消し講求をしたが、福岡高裁が却下している。



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【新進党】憲法論議を呼び掛け

新進党は3日の憲法記念日に当たり「新しい憲法を国民とともに論議すべき時にきている。新しい世紀の新しい日本を目指し、新しい基本的な枠組みづくりに「取り組む」と、積極的な憲法論議を呼び掛ける海部党首のアピールを発表した。21世紀初頭までに結論を出すことを念頭に「4年から5年くらい」と期間を区切り、新憲法制定への意欲を強くにじませた内容。

アピールは、国民主権、平和主義、基本的人権尊重の原則は堅持しつつ、現行憲法の規定が不十分な「地方自治権の明確化」「環境権の位置付け」「三権分立の在り方」を検討課題として例示。自衛隊、安全保障問題については「合・違憲論を中心とした従来の不毛の議論」を避けると表明するにとどめ、国連平和維持活動(PKO)に絡む集団的自衛権の問題などには言及していない。

同党は結党時の重点政策で「タブーなく憲法論議を行う」という「論憲」の立場打をち出しており「連休明けから党内のしかるべき機関で議論する」(市川政務会長)としている。ただ党内では憲法改正に踏み込むか、現行法は変えず基本法などによる整備の範囲とするかなどをめぐり、多様な意見がある。

社会党は、次の談話を発表した。政治の場で憲法理念を積極的に生かしていく決意を表明する。「反省」と「謝罪」を明確にし、不戦への決意と未来の恒久平和への誓いを新たにする国会決議実現に全力を挙げて取り組む決意だ。

公明は、憲法記念日に向けて「戦後50年に当たり戦争への反省のけじめを国際社会に分かりやすく示し、平和、人権、民主の憲法3原則の精神を世に広げていくべきだ」との中央幹事会のアピールを発表した。《共同通信》

【村山富市首相】中国首脳と会談

村山富市
https://www.kantei.go.jp/

中国を訪れている村山首相は3日、李鵬首相、江沢民国家主席と北京市内で相次いで会談し、戦後50年を念頭に過去の侵略行為にあらためて深い反省の意を表明。日中首脳は過去を直視し、アジア太平洋地域の平和と繁栄のため、21世紀をにらんで未来志向の関係発展を図ることで一致した。《共同通信》

【Jリーグ・サントリーシリーズ】第13節

Jリーグ・サントリーシリーズ第13節(3日・平塚競技場ほか=7試合)鹿島アントラーズがベルマーレ平塚に0−7と大敗。勝ち点(30=10勝3敗)と得失点差(プラス7)で鹿島と横浜マリノスが並び、総得点で上回った。横浜Mが首位に浮上、シリーズ前半をトップで折り返した。

平塚は野口がJリーグ新記録の5得点をマーク。1試合7得点も1試合最多得点のJリーグ・タイ記録だった。横浜Mは清水エスパルスに2-0で快勝。大阪ダービーはセレッソが1-0でガンバに勝ち、ジュビロ磐田は延長の末、横浜フリューゲルスを2-1で下した。名古屋グランパスはPK戦でジェフ市原を破った。サンフレッチェ広島は2-1で柏レイソルに逆転勝ち。浦和レッズはPK戦でヴェルディ川崎を退けた。《共同通信》

5月3日のできごと