平成8738日目
2012/12/10
【野田佳彦首相】浦和で街頭演説
野田佳彦代表は10日午後、JR浦和駅前で街頭演説を行った。
「いま日本中で注目されている大きな争点のひとつは経済対策である」としたうえで、「自民党は日銀がたくさんお札を刷れば景気が良くなる。また公共事業に大盤振る舞いすればいいというが本当にそうだろうか」と聴衆に問いかけ、「お金が流れなければ、お金が動かなければ景気は良くならない」と指摘。
「大事なのは物価よりも給料・賃金が上がっていくこと。物価が上がっても給料が上がらなければ国民の生活は苦しくなる。生活必需品の方が給料よりも上がってしまったら、実質賃金はマイナスになる。困るのは国民のみなさんです。せひこの点は間違いのないようお願いしたい」と訴えた。《民主党ニュース》
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【自民党・安倍晋三総裁】「経済変える」
自民党の安倍晋三総裁は10日、新潟県上越市で街頭演説し、デフレ脱却と円高是正に取り組み日本経済を成長させていく考えを示した。「頑張って一生懸命働けば給料が増える、そういう経済に変えていく」と訴えた。
民主党代表の野田佳彦首相は北朝鮮のミサイル発射に備え、官邸で待機し選挙遊説を見合わせた。午前の打ち上げ予告時間に発射されなければ、午後は埼玉県などへ遊説に向かう。
安倍氏は教育問題に関し「民主党は日教組によって支配されている」と批判。教育再生への取り組み姿勢を強調した。《共同通信》
【自民党】接戦の選挙区にテコ入れへ
自民党は10日夜、党本部で安倍晋三総裁や石破茂幹事長らが衆院選の対策会議を開いた。独自調査で接戦は55選挙区程度と分析し、重点区として終盤に精力的に応援に入る方針を確認した。《日経新聞》
【日本維新の会・石原慎太郎代表】「200人以上が拉致被害」
日本維新の会の石原慎太郎代表は10日、千葉市内で街頭演説し、北朝鮮の日本人拉致事件に関し「状況証拠から言うと横田めぐみさんを含め200人以上が拉致され殺された」と言及した。「普通の国なら戦争して相手を懲らしめて取り戻す」とも述べた。《日経新聞》
【政府】北朝鮮ミサイル発射に備え警戒態勢
政府は10日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル打ち上げに備え、警戒態勢をとった。野田佳彦首相は予告時間帯となる午前7時前に官邸に入り、「警戒監視に万全を期す」と記者団に述べた。発射延期との見方が広がっているが確実ではないとして、不測の事態への対応を徹底する。
森本敏防衛相、玄葉光一郎外相ら関係閣僚もそれぞれの省庁で、予告期限の正午まで待機する。森本氏は北朝鮮が延期を示唆しているのを受け「態勢を変える十分な変化が起こっているとは考えていない。北朝鮮から正式な通告や発表があるまで現在の態勢を維持する」と記者団に述べた。《共同通信》
【山中伸弥教授】ノーベル医学生理学賞受賞
2012年のノーベル賞授賞式が10日、スウェーデン・ストックホルムのコンサートホールであり、医学生理学賞の山中伸弥京都大教授(50)が、カール16世グスタフ国王からメダルと賞状を授与され、最高の栄誉を受けた。
日本人の医学生理学賞受賞は、1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授(73)以来25年ぶり2人目で、日本人受賞者は計19人となった。山中教授はことしの受賞者の中で最年少。
山中教授は、体のさまざまな組織の細胞になる能力を持つ「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を開発し、開発から6年のスピード受賞となった。《共同通信》
【小沢昭一さん】死去
個性的な脇役として活躍し、民衆芸能の研究でも知られた俳優の小沢昭一さんが10日午前1時20分、前立腺がんのため東京都内の自宅で死去した。83歳。東京都出身。
早稲田大卒。俳優座養成所を経て、1951年に初舞台を踏んだ。今村昌平監督の「にあんちゃん」など多くの映画に出演。今村監督の「『エロ事師たち』より 人類学入門」(66年)では、主人公を熱演して話題になった。ラジオの「小沢昭一の小沢昭一的こころ」でも軽妙な一人語りが人気を集めた。《共同通信》