平成8164日目
2011/05/16
【菅直人首相】原発視察時に格納容器破損の可能性を認識
衆院予算委員会は16日、菅首相と関係閣僚が出席し、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故に関する集中審議を行った。
首相は震災発生翌日に自ら原発を視察したことに関連し、「(原子炉の)格納容器の圧力が上がっていて、(圧力を下げる)ベントを行わず放置すれば、容器が破壊される恐れがあるとの認識はあった」と述べ、格納容器破損の可能性を認識しながら視察したことを明らかにした。
ただ、視察に踏み切ったことについては、「(現地で関係者と)コミュニケーションができたことは大変プラスになった」と意義を強調した。首相視察に同行した原子力安全委員会の班目春樹委員長は「格納容器が破裂する可能性があると認識していたし、(視察前に首相へ)助言していたと思う」と語った。《読売新聞》
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【宮城県・義援金配分委員会】震災孤児に50万円の支給を決定
第2回県災害義援金配分委員会(委員長・岡部敦県保健福祉部長)が16日、仙台市内で開かれ、県に寄せられた義援金約120億円について、死者や行方不明者の家族だけでなく、震災で障害者になった人と震災孤児にも県独自で配分することを決めた。日本赤十字社などに寄せられた義援金については、中央の義援金配分割合決定委員会で、死亡・行方不明者1人当たり35万円▽住宅全壊1戸当たり35万円▽住宅半壊同18万円-と決まっている。
県の分は死亡・行方不明者1人あたり15万円▽住宅全壊10万円▽住宅半壊2万円-をそれぞれ上乗せするほか、県独自に、震災孤児1人当たり50万円▽被災による障害者同5万円▽大規模半壊1戸当たり7万円を支給する。実施した場合の総額は、約109億8490万円と推計している。県に寄せられた義援金は12日現在、120億2174万円。
また、日本赤十字など中央の受け付け分は同日現在、2107億5738万円に上り、これまで宮城県内には294億6764万円が配分されているが、被災の確認などに手間取り、実際に対象者に届いているのは10市町だけという。県は早急に市町村に振り込み、被災者に届くようにしたいとしている。《産経新聞》
【薬害エイズ訴訟】裁判終結
薬害エイズ訴訟で最後の原告だった男性1人が被告の国、製薬会社5社と東京地裁(生野考司裁判長)で和解した。和解成立は16日。同訴訟は1989年の最初の提訴から約22年ぶりに終結した。
96年に東京、大阪両地裁の集団訴訟で国と企業が責任を認めて謝罪、1人当たり4500万円の一時金支給などを条件に和解し、その後の提訴も順次和解。原告側弁護団によると、最終的な和解成立は、この男性を含め1384人。今後の提訴予定はないという。《共同通信》
【焼肉酒家えびす集団食中毒事件】
富山山室店で現場検証開始
4人が死亡した焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、県警などの合同捜査本部は16日午前9時半から、業務上過失致死の疑いで、富山山室店(富山市公文名)で2度目の家宅捜索を開始した。菌の検出を目的に、店舗内で現場検証する。
合同捜査本部の捜査員7人が富山市保健所の職員3人と共に店内に入った。食中毒の原因となった腸管出血性大腸菌O111が肉に付着した経緯を特定するため、店舗の内外で検体を採取する。同店の責任者が立ち会い、肉の調理方法や保存方法なども確認する。《北日本新聞》
【児玉清さん】死去
映画やテレビドラマで活躍し、クイズ番組「パネルクイズ アタック25」の司会者として30年以上も親しまれた俳優の児玉清さんが16日午後0時28分、胃がんのため東京都内の病院で死去した。77歳。東京都出身。
学習院大在学中に演劇グループを結成。卒業後、第13期ニューフェースとして東宝入りし、映画「別れて生きるときも」「戦場にながれる歌」などで活躍した。1967年にフリーとなり、テレビのホームドラマなどに出演。75年に始まった「アタック25」では36年間にわたって司会を担当。切れのいい進行ぶりが人気となる一方、ドラマで安定感のある脇役を務め、若い俳優たちを支えた。《共同通信》