平成7657日目

2009/12/25

【この日の鳩山総理】

普天間、5月に移設先を決定

鳩山由紀夫首相は25日の記者会見で、沖縄の米軍普天間基地の移設問題について「来年5月までに新しい移設先を含めて決定していきたい。そのための最大限の努力をする」と表明した。

岡田克也外相も24日夜にクリントン米国務長官からの申し入れで約20分、電話で協議し、普天間問題の決着期限を来年5月にする日本政府の方針を米政府に正式に伝えた。

外相は25日の記者会見で、クリントン長官の反応を「ルース駐日米大使と同じで、想定の範囲内だ」と説明した。日米合意に基づく現行案が望ましいとの米側の立場を重ねて伝えたとみられる。《日経新聞》


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マニフェスト修正を検討

鳩山由紀夫首相は25日夜、首相官邸で2010年度予算案の閣議決定を受けて記者会見し、今後のマニフェスト(政権公約)の扱いについて「1年目に変更が出ている以上、当然、何らかの修正が必要になる」と、財政事情や世論を踏まえて見直す考えを示した。マニフェストは工程表で、10年度から4年間で実行する手順などを定めている。

首相は公約見直しに関して「オープンな形で理解を求めていくプロセスが必要だ」と述べた。消費税率引き上げでは、4年間の衆院議員の任期中は増税しないと表明した。《日経新聞》

鳩山由紀夫総理は25日夕、官邸で記者会見し、平成22年度予算の概要を発表した。このなかで鳩山総理は、命を守る予算、「コンクリートから人へ」の理念を貫いたことを強調し、旧政権では決してできない予算編成を行ったとした。

冒頭、「どのような国を作ろうしているか予算を通じて明らかにする努力をした。命を守る予算と呼びたい」と今回の予算の特徴を簡潔に表明した。そのうえで、(1)コンクリートから人への理念を貫いたこと、(2)財務省、官僚主導の予算編成ではなく政治主導で予算を編成したこと、(3)事業仕分けを通じて無駄、不急の予算を徹底的に省いたこと――の3つの予算編成のおける変革を新政権として成し遂げたとした。

また、予算規模について過去最大の92.3兆円とし、歳入に関しても11兆円の税外収入を確保し、国債発行額も目標としていた約44兆円に抑えることができたと報告。「未来への責任を果たせた」とした。

さらに、社会保障費を対前年度9.8%の伸びを確保し、公共事業費を対前年度比18.3%減を実現し、コンクリートから人への理念を実現できたとした。

マニフェストについても、ガソリン等暫定税率を除き、子ども手当、高校実質無償化、農業者への戸別所得補償制度、高速道路無料化など多くの国民との約束を果たせたとした。

また、景気の2番底回避のため、2兆円の特別枠を設けるとともに、雇用対策として、雇用調整助成金を10倍以上にして大企業で75万人、中小企業で155万人の雇用確保に充てるとした。

さらに、今後の課題として、雇用、環境、子ども、アジアの重点を置いた成長戦略を早急に作成し、財政健全化にも道筋をつけること、さらに、「新しい公共」をつくるため円卓会議などで国民の意見を聞くことを挙げた。最後に、「より良い日本をつくっていきたい」と結んだ。

消費税に関する質問に、4年間は上げないとの総選挙での訴えを守ると明言し、「今まで以上に歳出削減に努力する」と答えた。また、マニフェストの工程表に関して、初年度で全てを実現できなかったため、「基本を守り、応用で修正する、修正への国民のご理解を求める」と答えた。《民主党ニュース》

続投を強調

鳩山由紀夫首相は偽装献金をめぐる元秘書の起訴から一夜明けた25日朝、公邸前で記者団に「新たな気持ちで頑張りたい。気持ちを引き締め、改めるべきところは改めてしっかりやっていきたい」と述べ、続投の意思を強調した。《共同通信》

日本プロスポーツ大賞総理大臣賞状授与式

日本プロスポーツ協会は25日、09年日本プロスポーツ大賞に男子ゴルフの石川遼選手を選出したと発表した。石川選手には首相官邸で鳩山首相から内閣総理大臣杯が授与された。史上6人目の2年連続受賞となった。《共同通信》

平成21年12月25日、鳩山総理は総理大臣官邸で、第42回日本プロスポーツ大賞の総理大臣賞状授与式を行いました。

同賞はプロスポーツ界全体を通じ、あらゆる意味で最も貢献度の大きい業績を残した選手又は団体に贈られ、最年少で賞金王になった男子プロゴルフの石川遼選手が2年連続で選ばれ、鳩山総理から賞状が授与されました。

受賞した石川選手は、記念品としてパターを鳩山総理に贈呈しました。《首相官邸》




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【楽天・田中将大投手】契約更改

田中将大投手(21)が25日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉し、1億5000万円増の年俸1億8000万円プラス出来高払いでサインした。来季がプロ入り4年目の田中は、4年目で2億円に到達したダルビッシュ有投手(日本ハム)には及ばなかったが、大幅アップで1億円の大台突破となり「いいお話ができたので気持ち良くサインした」と満面に笑みを広げた。(金額は推定)《共同通信》

【この日の民主党】

来年度予算、成長戦略で厳しい経済状況から脱却へ 菅副総理

菅直人副総理・国家戦略担当大臣は25日午前、閣議後に官邸内で記者会見を行い、同日発表された経済指標に関し、「多少いいもの、多少悪いもの、色々あるが全体として求人、失業等について厳しい状況が続いていると思う。一方で、最近のマーケットの動向は株価も1万500円台まで上昇し、円も91円台ということで一時の円高が相当程度是正されている」との見解を明示。

そのうえで、「(同日夕方に予定される)臨時閣議で平成22年度予算を決定、年内に成長戦略を発表し方向づけがなされれば、来年に向けこの厳しい経済状況から脱却する明るい兆しが見えてくると確信している」と語った。

また、同日の閣議で提案した通常国会前の閣僚による意見交換について、9月半ばの政権発足以降、年内いっぱい予算編成等で閣僚それぞれががむしゃらに走ってきたが、2010年を迎えるにあたり「今度は一年間の取り組むべき課題を年初に内閣全体として意見交換する場があっていいのではないか」との思いのもと提起したと説明した。

「多少反省することがあるとすれば、制度論や組織論に踏み込むには3カ月では十分ではなかった」と振り返り、既存の制度、組織をそのまま存続していいのか、大きく変えるべきなのか、納税者番号制度のように議論を急ぐ必要があるものもあるとして、国会開会前に意見交換の場を開くことに意義があるとした。

安定政権の夏を目指して、全力投球 輿石東幹事長職務代行

25日、民主党本部の仕事納めで、輿石東幹事長職務代行は、職員を前に挨拶。「『その時、歴史が動いた』、そんな言葉があるが、国民のみなさんの大変なご支援を頂き、悲願の政権交代を勝ち取ることができた」と衆議院選挙の大勝利の労をねぎらうとともに、来年7月の参院選挙に向け「安定政権の夏を目指して、全力投球していかなければならない」と力説し、結束して国民のための政治を実現する決意を確認しあった。

同席した山岡賢次国会対策委員長、石井一選挙対策委員長もそれぞれ挨拶を行った。《民主党ニュース》



12月25日 その日のできごと(何の日)