平成1300日目

平成4年7月30日(木)

1992/07/30

【バルセロナ五輪】柔道・吉田秀彦選手が「金」

柔道ニッポンがやっと金メダルを手にした。第25回夏季オリンピック・バルセロナ大会第六日の30日、男子柔道の78キロ級で、22歳の吉田秀彦(新日鉄)が優勝、日本の柔道に今大会初の金メダルをもたらした。これで日本は今大会、競泳女子200メートル平泳ぎの岩崎恭子(静岡・沼津五中)に次いで二個目の金メダルを獲得した。

世界選手権3位の吉田は、切れ味鋭い投げ技で一本勝ちを続けて決勝戦へ。ジェーソン・モリス(米)との決勝も、見事な内またの一本勝ち、初戦から六試合をすべて文句のつけようのない一本勝ちで制した。78キロ級は欧州を中心に強豪がひしめくクラスで、柔道がお家芸の日本にとって、これまで五輪の優勝がなかった。その意味でも価値ある金メダルとなった。《読売新聞》



【民社党・新間正次参議】学歴詐称で謝罪

参院選愛知選挙区(定数3)から民社党公認で初当選した放送タレントの新間正次氏(57)が選挙公報などで、明治大に在籍したと学歴を偽っていた問題で新間氏は30日、塚本三郎元同党委員長らに付き添われて名古屋市内で記者会見し、学歴詐称の事実関係を認めたうえで陳謝した。

新間氏は公報に「昭和28年、明治大政経学部入学」と記載したほか、報道機関の学歴照会に対し「明治大を昭和30年中退」と回答。著書にも「明治大学の二部に合格」などとしていたが、明大の調査で在籍していなかったことが判明した。

会見で新間氏は、昭和28年に明大政経学部二部に合格したのは事実だが、同じころ合格したNHK(日本放送協会)名古屋放送劇団に入り、大学には進学しなかったと述べた。

新間氏は「有権者の方々におわびする。仕事でお返ししたい」と詐称を陳謝。長年、明大中退などと称していたことについて「明大の校友会(同窓会)にゲストとして招かれているうちに仲間意識が芽生え、明大入学でいいのかなと思うようになった」と釈明した。

塚本元委員長は公報の誤記について「公報作成中、末梢の指示があったのにうまく伝わらなかった」と、事務的ミスであることを強調した。

新間氏はまた、選挙戦中に「中学生のころ福祉を学ぶためにスイスに半年留学した」と、繰り返し演説したことも偽りであることを認め「芸能人になってから現地の施設を見ただけで軽率な表現だった」とわびた。《共同通信》

【自民党】日医連に反論

 

「順位についてとやかくいわれる筋合いではない。むしろ下位にしか位置付けられなかった団体・支援組織のあり方を自ら反省されるべきだ」―。自民党の野中広務総務局長は30日、党本部で記者会見し、先に日本医師連盟の村瀬敏郎委員長(日本医師会長)が参院選での推薦候補落選で、自民党支後の見直しを表明したことに対し、真っ向から反論した。

今回の比例選で日本医師連盟には宮終秀樹候補(名簿20位)を推したが、当選は19位まで。村瀬氏が28日、「選挙の刀傷は選挙で返す」などと宮沢首相(党総裁)に抗議声明を出した。

これに対し、野中氏は順位決定について、「候補者本人の議員活動への評価、党員・党友などの獲得数、精度を厳しく採点し、公平に決定した」と強調。村瀬氏に対し、皮肉たっぷりに、「人の体や心をいやすべき医療に携わる人が昔の仇討ち、刃傷沙汰のような発言をするのは残念だ」と述べた。

自民党内には「最近の医師は金もうけ優先で、まじめに政治活動しない。選挙運動も手を抜いた」との不満も出ており、野中氏もこれらの声を代弁した形だ。《読売新聞》



7月30日のできごと