平成1301日目

1992/07/31

この日のできごと(何の日)

【バルセロナ五輪】柔道・古賀稔彦選手が「金」

日本選手団の主将が気迫の優勝を果たした—。第25回夏季オリンピック・バルセロナ大会第七日の31日、男子柔道71キロ級で、古賀稔彦(24)(日体大助手)が、大会直前に痛めた左ひざじん帯の故障を乗り越えて見事に優勝、前日の吉田秀彦(新日鉄)に続いて柔道ニッポンに二日連続の金メダルをもたらした。

開幕直前のけがで満足に練習もできなかった古賀だが、準決勝を得意の背負い投げで勝ち抜くと、ベルタラン・ハイトシュ(ハンガリー)との決勝は決め手は奪えなかったものの、終始攻めの姿勢を見せて判定で下した。

女子柔道でも、56キロ級の立野千代里(筑波大)が銅メダルを獲得。射撃男子フリーライフル三姿勢の木場良平(自衛隊)の銅と合わせて日本の今大会のメダルは10個になった。《読売新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【タイ国際航空311便墜落事故】

タイ国際航空当局者によると、31日午後2時すぎ、バンコクからカトマンズに向かっていたタイ国際航空のTG311便エアバスA310機がネパール上空付近で消息を絶った。

ネパールの警察関係者は、カトマンズの南約100キロの村アゴール付近の山間部で機体の破片が見つかったと述べ、同機が墜落した可能性が高まっている。

同社によると同機には日本人18人を含む計113人(乗客99人、乗員14人)が乗っており、バンコク国際空港を31日午前11時ごろ出発した。

カトマンズからの情報によると、カトマンズ空港に着陸しようとした同機が着陸予定10分前の現地時間31日午後0時半ごろ、「視界不良のため着陸を見合わせ、引き返す」と空港管制官に連絡してきたのを最後に消息を絶った。《共同通信》

【連合・山岸章会長】連合選挙、手直し必要

連合の山岸章会長は31日、連合参院の議員総会であいさつし、連合候補が惨敗した参院選の結果について「今の形での選挙は、(連合型選挙の)支えの片方の民社がやらないと言っ一ている以上、難しい」と述べ、「連合の会」公認を柱とする連合型選挙の方式は、手直しが必要との考えを明らかにした。

そのうえで、3年後の参院選に向けた対応に関して、「(現在)連合参院にいる12人の議員を当選させていかなければならない。そのためにはどんな方法がいいか、じっくり検討していけばいい」と述べた。また、参院の会派としての連合参院については、「因数分解するといった議論には賛成できない。連合参院のままでいくという意思を尊重してほしい」と要請した。《読売新聞》

【宮下創平防衛庁長官】“PKO派遣”ポト派支配地域外す

宮下創平防衛庁長官は31日、東京・内幸町の日本記者クラブで、カンボジアの国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣問題などについて講演した。道路、橋などの施設整備分野への参加を予定している自衛隊部隊の担当地域について、宮下長官は、「ポル・ポト派の勢力が強い地域とそうでない地域もある」と指摘。さらに、「地雷処理が非常に大きなウエートを占める地域だと、(PKO協力法で)凍結された任務に近いものになるので避けるべきだ」と述べ、ポル・ポト派が活動する武装地帯や、地雷処理任務が多くなりそうな地域は避けることが望ましいとの考えを強調した。そのうえで政府として、こうした考えに沿って、国連と調整中であることを明らかにした。

また、自衛隊部隊の派遣時期については、「施設関係だと、(国連からの要請後)準備に2か月ないし2か月半を要する」として、「10月中が予想される」と明言した。《読売新聞》

【宮澤喜一首相】投資減税に積極発言

宮澤首相は31日、自民党の税制調査会が景気対策の一環として10月1日から数百億円規模の投資減税を実施する方針を決めたことについて、「いいものがあればやったらいい。今まででも投資減税は色々やったけれど、新しいものがあればどんどんやったらいい」と述べ、積極的に推進すべきだとの考えを示した。首相官邸で記者団に答えた。《読売新聞》

宮澤首相は31日午前、電源立地促進功労者表彰式に出席した後、直ちに首相官邸から、長野県軽井沢の別荘へ向かい、夏休み第一弾の4日間の休暇に入った。8月3日まで、ゴルフや読書などをして静養、充電に努めることにしてねり、3日夜、帰京する。《読売新聞》



7月31日 その日のできごと(何の日)