平成7429日目
2009/05/11
【民主党・小沢一郎代表】辞任表明
民主党の小沢一郎代表(66)は11日午後、党本部で緊急記者会見し、代表を辞任する意向を表明した。西松建設の巨額献金事件で公設秘書が起訴され、党内から辞任論が出ていたのを踏まえ「自ら身を引くことで党の団結を強め、挙党態勢を強固なものにしたい」と強調、議員辞職や離党は拒否した。《共同通信》
小沢一郎代表は、11日夕党本部で緊急記者会見を開き、挙党態勢をより強固なものとし、総選挙での勝利、悲願である政権交代へのマイナスを少なくするために、「あえてこの身をなげうち、民主党代表の職を辞することを決意した」と表明した。
冒頭、小沢代表は、「挙党一致をより強固にするために」と題するメモを読み上げ、代表職辞意表明に至った考えを表明した。
その後、記者の質問に、辞任を決断したのは連休中であること、結果として代表職にとどまることで、党内が不安、不安定になってはいけないことが理由であると答えた。
政治資金に関する質問に「政治資金に関しては、私は一点もやましいことはない。きちんと法に則り処理している」と答えた。
また、総理になることを期待していた人もいるのではとの質問に、「何になるかということは、自分にとって問題ではない。長期の腐り切った政治を変えなければならない。それができれば、本懐。国民サイドに立った政治、議会制民主主義の定着ができれば、男子の本懐であり、政治家としても本懐」と答えた。
鳩山由紀夫幹事長は11日夕、小沢一郎代表の辞任表明を受けて、党本部で記者団に対して「断腸の思いである」と語った。
そのうえで鳩山幹事長は、「100年に一人という、大変大きな器の政治家・小沢一郎という男のもとで幹事長として仕えながら、必ずしも十分に支えきれなかったことが大変残念である」とも表明。同時に「国民の皆さんのお暮らしを守るために、まさに身を捨てるという決断をされたことは素晴らしい決断であったと思っている」と述べた。
断腸の思いで代表の辞任表明を受け止めたが、それだけに、「国民の皆さんの暮らしを守る民主党として、しっかりと再生し、必ず政権交代を実現させる。そして、国民のための政治を作り出すことまでやらなければいかんという思いをなお更に強く感じている」とした。
今後の新代表選出のスケジュールについては、幹事長としての最後の仕事としてきちんと取り組んでいくことになるとしたうえで、「国民の皆さんに開かれた、オープンな姿のなかで新しい代表を決める。すなわち選挙というものを通じて新代表を決めていきたい」と表明。同時に、あまり混乱をきたしてはならないとの認識を示し、「できるだけスムーズな形で選挙というものを堂々と行って、民主党の新しい姿をご覧になっていただきたい」と述べた。
また、補正予算の審議中であることも十分に配慮し、民主党の機能がわずかでも低下することのないように、「できる限り速やかに新しい代表を決めていかなければならない」と重ねて語った。
来週にまたがって延び延びになることは衆参の補正予算審議にも影響が出てきかねないことを考慮し、「できるだけ速やかに決めたい。今週中にすべて決められれば理想的だ」とした。さらに、「できるだけ早く決めなければならない。できれば1週間のオーダーで決めるとすれば、両院議員総会で決めることになるのではないか」との見通しを語った。《民主党ニュース》
麻生首相、小沢氏辞任「解散と直結しない」
麻生太郎首相は11日夜、衆院解散・総選挙の時期に関し、民主党の小沢一郎代表の辞任とは直結せず、2009年度補正予算案と関連法案が成立後も、ほかの重要法案成立に取り組む考えを表明した。
「海賊対処法案、消費者庁設置関連法案を吹っ飛ばしてでもやるという意見が自民党内にあるとは聞いたことがない。私の感覚とは少し違う」と強調。「小沢氏の辞任と解散が直接関係することはない。もろもろのことを考えて判断する」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》
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【この日の麻生総理】
全米さくらの女王表敬
麻生太郎首相は11日午前、首相官邸で全米さくらの女王のタチアナ・デュランさん(19)と日本さくらの女王の数井えりささん(20)の表敬を受けた。
首相は、吉田茂元首相が1965年に全米さくらの女王と交流した際の写真のコピーを見せながら「祖父もアメリカとの交流に力を入れていた」と語った。この後、デュランさんは記者団に「(首相は)とても良い人だった。写真まで用意してくれたのがうれしかった」と話した。《時事通信》
平成21年5月11日、麻生総理は総理大臣官邸で、2009全米さくらの女王のタティアナ・デュランさんと、第22代日本さくらの女王の数井えりささんの表敬訪問を受けました。
デュランさんは、ニューメキシコ州代表としてワシントンさくら祭り女王選出大会に参加し、今年4月、第61代全米さくらの女王に選出されました。
数井えりささんは、昨年3月に第22代日本さくらの女王に選出され、桜の親善大使としてアメリカ、ドイツを訪問するほか、国内各地で催される「さくら祭り」などに出席しています。
麻生総理は、初代の日本のさくらの女王がアメリカへ行ったときに、当時の吉田首相の親書を持って行ったことなどを話し、にこやかに歓談しました。
総理によるSRナザン・シンガポール共和国大統領への表敬
平成21年5月11日、麻生総理は、国賓として来日しているシンガポール共和国のSRナザン大統領を表敬するため、迎賓館を訪れました。
この日の午前には、皇居にて、天皇・皇后両陛下、皇太子ご夫妻を始め皇族方も出席され、ナザン大統領の歓迎行事が行われました。
表敬は和やかな雰囲気の中で行われ、麻生総理は、知日家であるナザン大統領を国賓として我が国にお迎えできたことは誠に喜ばしく、今回の国賓訪日は、両国の信頼関係の更なる強化に向けた歴史的機会である旨を述べました。
ナザン大統領からは、今般の国賓としての招へいに深い感謝の念が表され、また日本が1960年、70年代以降、技術や生産性の向上、人材育成などを通じて東南アジア地域において果たしてきた貢献を高く評価するとともに、日本の役割を更に期待したい旨が述べられました。《首相官邸》