平成6466日目

2006/09/21

【自民党・安倍晋三総裁】歴代首相に就任報告

自民党新総裁に選出された安倍晋三官房長官は21日午前、歴代首相を訪問、新総裁就任を報告した。この日は52歳の誕生日。総裁選から一夜明けた心境について「大変すがすがしいです」と記者団に述べた。

故竹下登元首相邸では、直子夫人と実弟の竹下亘衆院議員、登氏の秘書だった青木幹雄参院議員会長が出迎え。直子夫人が「(安倍氏の父)晋太郎さんのご臨終の際に竹下が呼ばれ、言葉を振り絞って『竹さん、晋三を頼む』と言われたことを思い出します」と振り返った。《共同通信》




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【マリナーズ・イチロー外野手】6年連続100得点達成

米大リーグは21日、各地で行われ、マリナーズはシカゴでホワイトソックスと対戦。イチロー外野手は4打数1安打1四球で打率3割1分7厘。2度生還して今季100得点に到達。新人から6年連続100得点以上を記録した。城島健司捕手は4打数無安打1打点。《共同通信》

【悠仁親王殿下】「皇統譜」登録

秋篠宮家の長男悠仁さまが21日、皇室の戸籍にあたる「皇統譜」に登録された。天皇と皇族は戸籍法の適用を受けず、名前や出生日時などは皇統譜に登録。宮内庁書陵部が正本を、法務省が副本を保管している。

今回書き加えられたのは天皇陛下が即位された際に作られた皇族譜。5年前に誕生した皇太子さまの長女愛子さまに続き、新たに悠仁さまの欄を設け、父、母、出生日時と場所、命名の日付が登録された。《共同通信》

【この日の民主党】

野党国対委員長会談で、安倍新政権に一致して対峙することを確認

国会内で21日午前、野党国対委員長会談が開かれ、渡部恒三委員長、平野博文、荒井聰両委員長代理が出席。安倍新政権に対して野党が一致結束して対峙いくことを確認した。

会談後に会見した荒井委員長代理は、今後は会談を定例化していくことを改めて確認するとともに、国民新党にも参加を得ることを各党間で了承したと報告。「安倍新政権の中心課題を国民の前に明らかにしていく」とも述べ、特に小泉政権の負の遺産ともいえる格差社会の解決策や東アジア外交の問題等について臨時国会のなかでしっかりと議論していく考えを示した。

会談ではまた、小泉政権の中枢にいた安倍新総裁としては、新政権下でも小泉政権の継承路線をとることになるだろうと分析した上で、「反対の意見を出すことはむしろ見識が疑われることになる」とも指摘。

同時に臨時国会において先の国会における継続案件について取り組んで行く姿勢を与党側が示している点について「おかしい」として、議論が必要であったならば先の国会の会期を延長するのが筋だったはずで、それをしなかったからにはすべて法案を出し直してゼロベースで審議し直すべきとの考えでまとまった。特に教育基本法改正案については十分な国民的議論が行われていないとの立場から民主党として「今国会で結論を出すのは暴論である」との考えを示し、他党も同意。一致して反対していく考えを表明した。

さらには新総裁の所信表明演説を受けて今後、野党党首会談もしくは幹事長会談を行うこととした。

小沢代表、菅代表代行ら硫黄島を訪問し、戦没者慰霊の献花行う

小沢一郎代表、菅直人代表代行、平岡秀夫衆議院議員ら民主党硫黄島訪問団は20日、21日の2日間、東京都小笠原村の硫黄島を訪問。戦没者慰霊碑への献花を行うとともに、日本軍の地下壕跡や激戦地だった擂鉢山などを視察した。さらに翌21日は、現在も収集が行われている日本兵の遺骨収集現場を訪れ、最近の収集概況の説明を受けた。

硫黄島は太平洋戦争の激戦地で、1945年2月半ばからおよそ1カ月間続いた激しい戦闘で、日本軍は約2万人の戦死者を出した。現在までに収集された遺骨は約8500柱で、日本軍戦死者のおよそ43%にすぎない。

視察初日訪問団一行は、はじめに硫黄島基地指令の海上自衛隊の工藤誠律一佐、航空自衛隊倉内茂光一佐を表敬訪問し、硫黄島についての現況などの説明を受けた。その後、厚生労働省の担当官、自衛隊員の案内で「硫黄島戦没者の碑」を訪れ、献花などを行い、戦闘で亡くなった多くの方々の慰霊を行った。

さらに島内の日本軍守備隊の司令部壕跡や野戦壕跡も視察し、野戦壕跡ではヘルメットに軍手を着用し懐中電灯を持ち、狭い入り口から気温60度を超えるような壕内へ入った。激しい攻防戦が展開された擂鉢山などの激戦地跡も、短時間ながら精力的に視察してまわった。

翌21日は、島の北部地域にある平成17、18年度遺骨収集現場を訪問。収集用に切り開いた細い道を徒歩でおよそ1キロ進み、道の両脇に続く深いジャングルや、60年前の銃痕の残る岩肌を見ながら、担当官から遺骨収集現況に関する説明を受けた。

視察後に小沢代表は、「洞窟の中や激戦地を目の当たりにし、先の戦争の悲惨さをこの目で、この肌で感じるいい機会になった。そして戦争そのものへの認識や、それに対する我々の主張も間違ってはいなかったという裏づけにもなったと思っている」として、今度の視察が非常に有意義であったとの感想を述べた。

日本兵の遺骨収集に力を注ぎたい 硫黄島訪問を終えて菅代行

菅直人代表代行は21日午前、硫黄島を訪問しての感想を記者団に語った。

約4割にしか満たない遺骨の収集状況を改めて再確認した菅代行は、「もっと多くの人を投入し、大規模に行えるのなら、全ての遺骨を収集するということにはならないだろうが、見つかりうるものならば、可能な限り早く見つけ出して安置できるように努力をしなければならないという思いをあらたにした」と語り、日本兵の遺骨収集に力を注ぎたいとの意向を示した。

また、靖国参拝など、戦没者慰霊のあり方に関する記者団の質問には「慰霊をすることは大事だが」と前置きしたうえで、それ以前に戦争を起すことの無いようにすることが大事であると答えた。

さらに、自民党の新総裁選出については、「いよいよ小沢民主党対安倍自民党の論戦が、政権を賭けての戦いが26日から始まる。小沢代表の下、民主党も態勢をしっかりと整えていく」と、政権取りへ向けた意気込みを語った。《民主党ニュース》



9月21日 その日のできごと(何の日)