平成6465日目

2006/09/20

【安倍晋三氏】自民党第21代総裁に選出

自民党総裁選は20日、安倍晋三官房長官(51)が国会議員票と党員・党友票を合わせて464票を獲得し、麻生太郎外相(66)、谷垣禎一財務相(61)を大差で破り、第21代総裁に選出された。麻生氏136票、谷垣氏102票だった。

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26日召集の臨時国会で小泉純一郎首相(64)の後継となる第90代首相に任命され、戦後最年少、初の戦後生まれの首相が誕生、同日中に新内閣を発足させる。総裁任期は2009年9月までの3年間。《共同通信》




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【野党】対決姿勢強める

野党各党は20日、自民党の安倍晋三新総裁について「(政策が)あまりにもあいまい、抽象的で具体性がない」(鳩山由紀夫民主党幹事長)と批判するなど対決姿勢を強めた。

民主党の小沢一郎代表は視察先の硫黄島で記者団に「自民党政治は役所、官僚機構におんぶに抱っこで、戦後体制の延長線上にある」と指摘。鳩山氏も党本部で「格差を見て見ぬふりする(安倍氏の)政治を容認するのか。民主党は格差是正を最大の問題ととらえ、具体性のある小沢政治を対峙させていく」と強調した。

共産党の志位和夫委員長は「安倍新体制ときっぱり対決し、憲法、教育基本法の改悪など、わが国の針路を危うくする悪政の進行を阻止することに全力を尽くす」との談話を発表した。

社民党の福島瑞穂党首は「安倍内閣は『戦後否定内閣』、『改憲内閣』であり、安倍氏は歴代の自民党総裁の中でもっとも戦争に近い存在といえる。全面対決のためにリベラル勢力の大結集を図りたい」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

政治への取組み姿勢の違いを示すのみ 新総裁選出受け小沢代表

小沢一郎代表は20日、自民党の新総裁選出について記者団の質問に答えた。自民党の新総裁については「個人的な情の部分ではお祝いしたい」と語った上で、結果については「人物についての差が出たのかどうかは分からないが、小泉総理の人気に相通じるものがあるので、票を集めたのかもしれない」と話した。

今後の小沢民主党対安倍自民党の対決をどのように有権者に示していくかとの記者からの問いには「政治に関する考え方が、安倍さんがどうこうというよりも、自民党は戦後体制の延長にある。私たち民主党は、官僚におんぶにだっこの政治や金属疲労を起こしたような仕組み、組織などを根本から変えていく」と話し、「その(民主党と自民党との政治に対する取り組み方の)根本的違いを国民に分かりやすく話していく」と答えた。

「闘いやすい」とコメント 鳩山幹事長が安倍自民党新総裁誕生で

鳩山由紀夫幹事長は20日午後、党本部で記者団に自民党の新総裁に安倍官房長官が選出されたことに関して、「小泉政治の継承なら我々は闘いやすい」、新総裁の政策に関しては、「いままで述べられた範囲では抽象的で中身がない。具体性を持った小沢政治を対峙していく」とコメントした。

鳩山幹事長は冒頭、「おめでとうございます」としたうえで、「小沢代表自らが述べられているように、小沢対安倍、どちらが国民の心を大事にしていく政治であるかを示していきたい。こちらはこちらとしてしっかり考えを示していく」と対決姿勢を明確にした。

さらに、「格差が広がっているなかで、国民の皆さんが苦しんでいる。この政治を(新政権は)是認するのかどうか。民主党は格差是正を最大の課題と捉え、正面から取り組んでいく」として、小泉政権の官房長官であった安倍新総裁では、小泉政権のもたらした格差の拡大の解決はできず、その解消こそが民主党の目指す政治であることを明らかにして、国会での論戦に挑むとした。

また、来年の参議院選挙での野党共闘について記者団から問われたのに対しては「25日の党大会に社民党、国民新党、新党日本を招待している。そこで決まるわけではないが、政策の違いを乗り越えて、協力できるよう、とりわけ1人区における協力関係を深めていく」として、野党共闘を進める考えを改めて示した。

記者から麻生、谷垣両氏の得票が予想よりも多かったのではとの質問には、「よく戦われた」としたうえで、「両氏とも小泉政権の主要閣僚だったし、コップの中の争いにすぎない。また、それぞれ派閥があり、派閥を超えた大きな流れを安倍さんが汲み取ることができなかった(のが、得票数に表われている)。森さん、小泉さん、安倍さんと続く。田中派、橋本派の政治を崩し、森派の政治が続くということだ」と分析した。《民主党ニュース》



9月20日 その日のできごと(何の日)