平成6335日目
2006/05/13
【小泉純一郎首相】「首相そんなによくない」
小泉純一郎首相は13日、都内で開かれた実践倫理宏正会の創立60周年記念式典であいさつし、来賓で同席した安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相のポスト小泉候補3人を前に「どうして首相になりたいのか、首相はそんなにいいもんじゃない、なってみれば分かる」と“忠告”した。
小泉政権が発足から5年以上続いたことには「まさか5年後に首相をやっているとは思っていなかったでしょう」と述べた。
この後あいさつした森喜朗前首相も「小泉首相の黒髪も5年たつとその重しでどんどん白髪になった。同じ仲間だからよく分かる」と首相の重責を指摘した。
また、森氏は教育基本法改正案について「首相もいよいよ決断したので、今の国会でお願いしたい」と今国会成立への決意を強調。少子化問題では「100万円やるからと(言って)若い人が子どもを産みますか。産むことが素晴らしいという視点に欠けている」と、政府の少子化対策に不満を示した。
実践倫理宏正会は自民党の有力支持団体で、式典には首相やポスト小泉候補らが勢ぞろいした。《日経新聞》
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【奈良ドリームランド】8月末で閉園
奈良市法蓮佐保山2丁目で遊園地「奈良ドリームランド」を運営するドリームランド(東久夫社長)は13日、同園を8月末で閉園すると発表した。最盛期の1960年代には年間約160万人が訪れたが、ここ数年は約40万人に落ち込んでいた。奈良市内では04年6月、近畿日本鉄道があやめ池遊園地を閉園している。
会見したドリームランドの松田博文取締役営業部長は「県外テーマパークとの競合などで客数、売り上げが減り続けている。これ以上赤字を垂れ流すわけにはいかなかった」と述べた。同社は近年、単年度で約十数億円の赤字を出し、親会社の不動産会社「テンラッシュ」(奈良市)が閉園を決めたという。
同園は広さ約32万平方メートルで61年に開園。93年に大手スーパーのダイエー(経営再建中)が運営会社を吸収合併し、木製のジェットコースターなど約30種類の遊具が呼び物だった。ダイエーは05年11月、運営会社をテンラッシュに譲渡した。現在は従業員約30人、パート約60人が働いている。《朝日新聞》
