平成3764日目

1999/04/29

この日のできごと(何の日)

【小渕恵三首相】「冷めたピザ、今や温かい」

29日、小渕首相は米国を公式訪問するため政府専用機で羽田空港を出発した。訪問中、日米首脳会談をはじめ、上院議員との懇談や大学生との交流、シカゴ商業取引所の視察などが予定されている。《首相官邸》

4月29日のできごと(何の日)【小渕恵三首相】米国訪問
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小渕恵三首相は29日午後(日本時間30日未明)、カリフォルニア州・ロングビーチ市の港に係留しているクイーン・メリー号に千鶴子夫人とともに乗船した。同船は首相が昭和38年、早大大学院生時代に9カ月間かけて世界38カ国を旅行した際、250ドルを奮発して英国から米国まで乗船した思い出の船。現在は「退役」して、ホテル、レストランなどとして一般観光客に公開されている。

当時、利用した船室を見学した首相は夫人に「あなたにも手紙を書いたんだよ。ロビーにポストカードがたくさんあって、毎日選挙区に手紙を書いたんだ。私の当選はこのクイーン・メリー号のおかげです」と語り掛けた。

首相はまた記者団に対し「当時、日本人は私一人だった。船旅はぜいたくと言われたが、政治家になると、そういうチャンスはなくなると思い、無理をしてチケットを購入した。船は今、歴史的建造物となっているが、青春時代をしのんで大変懐かしい思いだ」と当時を振り返った。《共同通信》

「最近は非常に温かいピザ、すなわちいろいろな政策を配達すると評価が高まっている」小渕恵三首相は29日午後、ロサンゼルス市のリトル・トウキョウで米国人記者に対し、昨年7月の就任当時、米マスコミに「冷めたピザ」と皮肉られたことを持ち出し、評価が改まってきたことを自らアピールした。《共同通信》

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【MLB・ブルワーズ】野茂英雄投手とマイナー契約

フリーエージェント(FA)となっていた野茂英雄投手(30)が29日(日本時間30日)、米大リーグ、ミルウォーキー・ブルワーズと大リーグ昇格を前提にマイナー・リーグ契約を結んだ。ナ・リーグ、中地区の同球団によると、野茂は5月2日にアラバマ州ハンツビルで行われる同球団傘下の2A、スターズの試合に登板した後、3日からのマーリンズ戦でブルワーズに合流する予定。

米球界5年目の野茂は開幕直前にニューヨーク・メッツから解雇され、直後にシカゴ・カブスとマイナー契約。大リーグ復帰を目指しマイナーリーグで3試合登板したが、追加登板を求められたため、FAの道を選んだ。《共同通信》

【柔道】全日本選手権

柔道の全日本選手権は29日、東京・日本武道館に37選手が参加して行われ、昨年のアジア大会100キロ超級金メダルの篠原信一・五段(推薦・旭化成)が、決勝で新鋭の棟田康平三段(東京・明大)を下して2年連続2度目の優勝を果たした。連覇は史上7人目。

篠原は準々決勝までの3試合で一本勝ちするなど順調に勝ち上がった。史上最年少の18歳1カ月で決勝に進出した棟田の攻めをしのぎ、3分半すぎに大外刈りで技ありを奪って勝負を決めた。昨年準優勝の井上康生三段(推薦・東海大)は準々決勝でベテラン三谷浩一郎四段(東京・日本道路公団)に一本負けした。《共同通信》

【政府】2000年サミット開催地を「沖縄」に決定

政府は29日午前、日本が議長国となる2000年の主要国首脳会議(サミット)を「九州・沖縄サミット」とし、首脳会議を沖縄県名護市で開くことを決めた。これに先立つ蔵相、外相両会合は分離して福岡、宮崎両市のいずれかで開くことも決定した。日本での過去3回のサミットはすべて東京で開かれており、地方開催は初めて。《共同通信》

【小渕恵三首相】自民党・森喜朗幹事長と会談

小渕恵三首相は29日午前、首相公邸で自民党の森喜朗幹事長と約45分間会談し、終盤国会の運営や自民、自由両党の次期衆院選での選挙協力などについて意見を交わした。

首相は「終盤国会では中央省庁改革関連法案や、地方分権整備法案など重要な法案がある。平成13年から始まる話だから何としても今国会中にきちんとやらなければならない」と述べ、通常国会の会期内成立に全力を挙げるよう指示した。これに対し森幹事長は「中央省庁改革と地方分権は二つで一つみたいなもので、切れ目のない改革が必要。各党それぞれ考え方はあるだろうが、改革を進めようという点では一致している」と述べ、連休明けに各党間の協議を進める考えを示した。《共同通信》

【国連・アナン事務総長】ロシア外相らと会談

モスクワ訪問中のアナン国連事務総長は29日、イワノフ・ロシア、パパンドレウ・ギリシャ、アクスワージー・カナダの外相とユーゴスラビア情勢をめぐり四者会談後、記者会見し、コソボ問題の解決策は国連安保理決議の形でまとめるべきだとの考えを表明した。同席した3外相もこれに同意した。

事務総長はこれに先立ち、エリツィン・ロシア大統領と会談・インタファクス通信によると、和平実現のためロシアと国連が緊密に協力することで一致した。事務総長はロシアの調停努力を高く評価、ロシアは今後、事務総長との連携を強調することで、国連を巻き込みながら和平攻勢をさらに強める方針だ。

事務総長は会見で「世界の指導者は、どんな解決策が見つかっても国連安保理決議の形でまとめられるべきだと考えている」と指摘。イワノフ外相は「われわれは国運を重視している」と述べ、国連がユーゴ調停で主導的役割を果たすべきだとの考えを示した。

焦点の国際部隊のコソボ展開問題も協議されたもようだが、結果は不明。

事務総長はこの日、チェルノムイルジン・ユーゴ問題担当大統領特使とも会談。特使顧問によると、事務総長は会談で、事態を打開するためユーゴ側だけでなく、NATOも歩み寄りを示すべきだとの考えを表明したという。《共同通信》



4月29日 その日のできごと(何の日)