平成6334日目
2006/05/12
【小泉純一郎首相】トリノ五輪入賞者に記念品
小泉首相は12日、トリノ五輪・パラリンピックで入賞した選手ら61人を首相官邸に招き、記念品の銀製写真立てを贈った。
首相は「テレビで興奮して夢中になり、寝不足になった。日ごろの厳しい訓練に耐え、緊張と重圧を乗り越えて立派な成績を収めたことは、いくら称賛してもしすぎることはない」と述べた。これに対し、フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さんは「国民からの声援のおかげです」とあいさつした。《読売新聞》
平成18年5月12日、小泉総理はトリノオリンピック競技大会及びパラリンピック大会での入賞者等約60名を総理大臣官邸に招き、記念品贈呈式を行いました。
入賞者代表に対する記念品の贈呈の後、小泉総理から「多くの普通の人にはできない素晴らしい活躍をされた。そして、その重圧に耐えたのですから今後何をやるにしても代え難いいい経験だったと思います。この経験を踏まえて、今後何を目標にするにしてもどういう分野で活躍するにしても大いにがんばっていただきたいと思います。」と挨拶しました。
その後、オリンピック選手代表でフィギュアスケートの荒川静香選手から、「このたびの入賞は、国民の皆様からいただいたあたたかいご声援のおかげだと思っております。これからも更なる向上を目指して精進してまいります。」と挨拶があり、続いてパラリンピック選手代表でアルペンスキーの大日方邦子選手から「次なる目標は4年後のバンクーバーパラリンピックです。今回以上の成績を上げるために、私たち選手はより一層の努力を重ねることを誓うとともに、選手が安心してトレーニングに打ち込めるよう、より一層のご支援をいただけますよう重ねてお願い申し上げます。」と挨拶をして式典を締めくくりました。《首相官邸》
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【小泉純一郎首相】米軍再編経費「増税で賄わず」
小泉純一郎首相は12日午前の衆院本会議で、在日米軍再編の最終報告を受けた日本側の経費負担に関連して「在日米軍再編に要する経費の財源として、増税を行う考えはない」と述べ、巨額の経費負担を増税で賄う可能性を明確に否定した。《共同通信》
【国交省】計842人削減へ
国土交通省は12日、5年間で国家公務員を5%以上純減するとの政府の方針に基づき、気象庁など4分野で新たに計842人削減することを決めた。同日開かれた政府の「行政減量・効率化有識者会議」(座長・飯田亮セコム最高顧問)で示した。
削減の内訳は、気象庁が512人、自動車登録が138人、官庁営繕が122人、国土地理院が70人。4分野とも、これまで削減数を示していなかった。気象庁は研究部門を独立行政法人化し、測候所を無人化することなどにより定員を減らす。
一方、国交省は、北海道開発局の削減について、出先の事務所の統合などにより、これまで表明している削減数(861人)を拡大する考えを明らかにしたが、具体的な削減数は示さなかった。このため、有識者会議は同省に、早急に削減数を明示するよう求めた。《読売新聞》
【遺体なき強殺事件】京都地裁、50歳会社社長に無期判決
2002年、京都府宇治市の会社員Bさん=当時(52)=を殺害しキャッシュカードを奪ったとして、強盗殺人罪などに問われた住宅リフォーム会社社長A被告(50)に京都地裁(上垣猛裁判長)は12日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。遺体は未発見で殺害方法も不明。目撃証言など直接証拠もなく、A被告は「身に覚えがない」と、強盗殺人での無罪を一貫して主張した。
一方、検察側は状況証拠を積み重ねて被告の犯行と断定。「金銭目的で計画的。遺体を焼いて捨てるなど徹底した隠ぺい工作を図った」と指摘していた。 起訴状によると、A被告は02年10月31日夜から翌朝までに、知人のBさん宅でBさんを殺害。キャッシュカード3枚と現金十数万円が入ったウエストポーチを奪い、カードで現金約310万円を引き出した。《共同通信》
【自民党谷垣派】政権構想の発表を先送り
自民党谷垣派は12日、同派の政権構想について、当初予定していた15日のパーティーでの発表を取りやめ、国会閉会後に先送りする方針を固めた。会長の谷垣禎一財務相が9月の総裁選に出馬する際の政権ビジョンと位置づけていたが、森喜朗前首相が安倍晋三官房長官と福田康夫元官房長官の一本化調整を断念するなど党内政局が流動的となり、現段階で自らの政策を鮮明にしない方が得策と判断した。
谷垣派は政権構想の骨格を4月中旬に固め、同30日の研修会で協議。谷垣氏は科学振興策などの盛り込みを提案したが、「提案内容があいまい」などと延期論が出ていた。そうした中、森氏が一本化調整断念を表明。谷垣氏と同様に東アジア外交の立て直しを掲げる福田氏の去就など、党内情勢を見極める必要があるとの考えに傾いた。
パーティーでは谷垣氏が総裁選への立候補の意向を改めて表明するものの、同派の政治理念を紹介する資料の配布にとどめる見通しだ。《毎日新聞》
【この日の民主党】
共謀罪の強行採決には断固として抵抗 江田参院会長
参議院民主党・新緑風会の議員総会が12日朝、国会内で開かれ、江田五月参議院議員会長が挨拶。世論に耳を傾けることなく、共謀罪などで強行採決の動きも見せる与党側の動きを強く牽制した。
江田参院会長は総会冒頭の挨拶でまず、「後半国会がスタートして、非常に緊迫をしてきている」との現状認識を示しつつ、「向こうが色々と乱暴なことをやってきた場合には、荒れるかもしれない」とし、「荒れる時には、世論はこちらを支持すると考えている」と語った。その上で、自民・公明両党が、「『共謀』罪を『凶暴』に強行採決してくるようなことがあれば、これに対してわれわれは断固として抵抗しなければならない」とし、今週に関しては、「世論の動きを見ると、これはとてもそうはやれない」としながら、「来週以降、ますます緊迫をしてくる」との見方を示して、与党側を強く牽制した。
また、教育基本法改正に関する民主党の考えの取りまとめに関し、教育基本問題調査会の検討会の場で、活発な議論が行われていることも江田参院会長は紹介。各議員に「積極的なご参加を」と呼びかけた。
続いて輿石東参院幹事長や平田健二参院国会対策委員長から、来週17日に、小沢一郎代表と小泉首相との間では初めてとなる党首討論を開催する方向で検討されていることなどについて報告が行われた。このほか、直嶋正行参院政審会長(政策調査会長代理)や郡司彰議院運営委員会筆頭理事から、それぞれ報告が行われたほか、この日の本会議に登壇して質問を行う、浅尾慶一郎(『次の内閣』ネクスト外務大臣)・谷博之・芝博一各参院議員から挨拶も行われた。
国政選挙候補者の公募開始を明らかに 鳩山幹事長が会見で
鳩山由紀夫幹事長は12日午後、国会内で定例の記者会見を開催し、松野頼三氏の逝去、党首討論の開催、国政選挙候補者の公募などについて語った。会見には安住淳選挙対策委員長、加藤公一広報戦略本部事務総長が同席し、蓮舫副幹事長が司会を務めた。
鳩山幹事長はまず、松野頼三元自民党総務会長の逝去について触れ、「民主党も一様に、心からご冥福を申し上げている」とし、「政治家を引退された後も、指南役として大変な活躍をされていた」などと述べて、その死を悼んだ。そして、「ご子息の松野頼久議員とともに、生前には果たせなかったが、政権交代を何としても果たして、ご遺志に応えてまいりたい」と語った。
また、小泉首相と自民党の青木参議院会長との間で延長国会の話が交わされたという話があるとも鳩山幹事長は指摘。「終盤国会で大変に白熱した議論をしている最中に、大変に失礼な話だ」と厳しく批判し、会期の中でしっかりと議論してなすべきことを仕上げていくという役割を、野党として果たしていくとの意向を示した。
更に鳩山幹事長は、「小沢代表になって初めて、QT(党首討論)が開かれることになった」ことについても触れ、「両党首の対決を見ていただきたい」として、医療、共謀罪、教育といった「最重要法案が目白押しになっている」中での議論に期待感を表明した。
国政選挙候補者の公募についても、「いよいよ開始することになった」とした鳩山幹事長は、参議院選挙と衆議院選挙に向けて、「新しい小沢代表の下で最初の公募をさせていただく」とした。そして、「まずは参議院の一人区を大変重視している」と述べ、「できるだけ迅速に、素晴らしい候補を擁立していく」とし、「男女を問わず、年齢を問わず、是非公募にご参加いただきたいと思っている」などと呼びかけた。「人財募集」などと銘打った、予定されている公募広告も鳩山幹事長は自ら披露し、「ニッポンを動かす」人を募集するとして、5月21日にスタートし、6月一杯が締め切りとなる日程についても明らかにした。
この公募に関しては、同席した安住選対委員長もコメントし、人材バンク的に人材を登録し、「応募していただいた方々のかなりの皆さんに、その後、民主党との関わりを深めていただいて」、各地方組織とも相談しながら候補者として擁立していくとの意向を示した。また、審査の段階で、外部の有識者の皆さんにも、選考のプロセスのどこかに参加をしてもらうことも明らかにした。安住選対委員長はその上で、「人財募集」とのキャッチフレーズに関して、「有為な人材を集めて民主党の財産にする」ことの重要性を改めて強調した。
党首討論の場での小沢代表のかつての討論の印象について、小泉首相とかみ合っていなかったのではないか、などと記者団に問われた鳩山幹事長は、そうした見方を否定。自らが民主党代表として、当時自由党党首だった小沢代表の質疑を横で見ていた印象として、「ある意味で大所高所の原則論、理念に基づく話であった」と指摘し、小泉首相は全くそれに答えられず、「だからかみ合わない」という印象になったのではないかと語った。そして、今回の党首討論に関しては、「親と子のような感じの論争になるのではないか」とし、「非常に期待を感じている」と述べ、「国民の皆さんに、格が違うなという思いを抱かせるような質疑」になるのではないか、などとコメントした。《民主党ニュース》
【自民党・亀井善之衆院議員】死去
運輸相や農相を歴任した亀井善之自民党衆院議員が12日、膵臓(すいぞう)がんのため都内の病院で死去した。70歳だった。
神奈川県出身。慶大卒業後、父の亀井善彰参院議員の秘書を経て、1979年の衆院選で初当選し、当選9回。神奈川16区選出。
衆院運輸委員長、自民党国会対策副委員長などを経て、96年1月に第1次橋本内閣で運輸相として初入閣した。コメ問題などに詳しい政策通で、2003年4月には小泉改造内閣で大島理森農相の辞任に伴い、農相に就任。同年12月に、米国でBSE(牛海綿状脳症)の疑いのある牛が見つかったことを受け、米国産牛肉の輸入停止を決断した。《読売新聞》