平成3646日目
1999/01/01
この日のできごと(何の日)
【小渕恵三首相】新年祝賀会であいさつ
小渕恵三首相は1日、首相公邸で開かれた恒例の新年祝賀会であいさつし「現下の経済をよくすることが私に課せられた責任だと思っている。暮れには小渕内閣として、経済再生の元年だったといわれる年にしたい」と述べ、9月の自民党総裁選での再選、首相続投に強い意欲を示した。
首相は「公邸は古くなり、ことし春から夏には取り壊されるが、できれば公邸最後の主になりたい。国会の成り行きによっては(公邸に)もう一人入るかもしれないが、各大臣にしっかり支えてもらっているから大丈夫と思う」とも述べ、政局運営に自信をにじませた。
欧州単一通貨ユーロが1日、誕生したことについて首相は「円が世界に通用するようにしなければならない」と、円の国際化を推進する考えを強調した。
新年祝賀会には閣僚や自民党幹部など千数百人が出席。あいさつした自民党の森喜朗幹事長は「夏から秋にかけて大変いい方向が見いだせるのではないか」「首相が(公邸の)最後の主になりたいと述べたのは大きな意味がある」と述べ、小渕首相の再選支持を示唆した。《共同通信》
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【サッカー・第78回天皇杯】
横浜フリューゲルスの歴史は「天皇杯制覇」で完結した。サッカーの第78回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会主催、共同通信社、NHK共催)は1日、5万人の観衆を集めて東京・国立競技場で決勝が行われ、横浜マリノスに吸収合併されるためこの試合が最後になる横浜フリューゲルスが、2−1で清水エスパルスに逆転勝ち、5大会ぶり2度目の優勝を果たし、有終の美を飾った。
前半13分に先制され、その後も苦しい展開が続いたが、前半のロスタイムに久保山が同点シュートを決めて追いついた。後半は一進一退の攻防だったが、28分に吉田が決勝点を挙げた。
業績不振を理由に出資企業2社の一つ、ゼネコン準大手の佐藤工業がクラブ経営から撤退することになり、横浜Fは2月1日、同じ横浜市をホームタウンとする横浜Mに吸収合併され、新チームは「横浜F・マリノス」になる。《共同通信》
【第43回全日本実業団対抗駅伝】
陸上の全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間、86.4キロのコースに37チームが参加して行われ、旭化成がエスビー食品とのアンカー対決を制し、4時間11分34秒で3年連続21度目の優勝を果たした。《共同通信》
【民主党・菅直人代表】新年の挨拶
あけましておめでとうございます。
昨年は、新進党の解散を契機に、野党の再編成が進み、統一した民主党が4月に誕生しました。そして参院選での躍進、金融国会での民主党の活躍などを通して民主党が野党第一党としての役割をチームとして果たしていることが広く認知されてきたと思います。
この1年間の皆さまのあたたかいご支援に心からお礼を申し上げます。
新年に当たって今年の抱負を述べさせていただきます。
今年こそ、政権交代を実現させたい。これが第一の抱負です。昨年暮、自由党が自民党にすり寄るかたちで自・自連立政権が生まれましたが、国民の多くは単なる数合わせの連立と冷めた目で見ています。経済も行政のあり方も完全に行きづまった今日の状況を根本から変えるためには、選挙を通して国民の意思による政権交代が絶対に必要で、ぜひ今年中に実現したい。
そのため、政権を担当する場合に備えて、政権政策とともに政権運営のしくみの改革案をまとめております。
また、春の統一地方選挙では、全国に民主党の根っこを張りめぐらせるためにも1人でも多くの候補者を擁立し、議会に送りたいと考えています。
今年も課題の多い1年になりますが、どうか皆様のご理解とご支援をよろしくお願いします。
本年が皆様にとってよい年になりますことを祈念しつつ、新年の御挨拶といたします。
1999年元旦
民主党代表 菅 直人《民主党ニュース》
