平成6287日目
2006/03/26
【小泉純一郎首相】海上保安大卒業式に出席
小泉純一郎首相は26日午前、海上保安大学校(広島県呉市)の卒業式で祝辞を述べ、「水際でのテロリストの侵入阻止や、原発、主要港湾など重要施設への警戒と対策を引き続き徹底しなければならない」と、海上保安庁が果たす役割の重要性を指摘した。
同校の卒業式に出席するのは歴代の首相で初めて。所管する北側一雄国土交通相の依頼に小泉首相が応じたという。
首相は「わが国を取り巻く治安情勢は大きく変化している」と述べた上で、「犯罪の防止・根絶のため国際社会と協調して取り組みを進めなければならない」と強調。東南アジアでの海賊対策として同庁が関係国に対し行っている研修支援などについて「高い評価を受けている」とたたえた。式典に先立ち、学生の行進を観閲した。《共同通信》
平成18年3月26日、広島県呉市の海上保安大学校の卒業式に出席しました。
歴代総理として初めて出席した小泉総理は、「水際でのテロリストの進入阻止や原子力発電所、主要港湾などの重要施設に対する警戒は引き続き対策を徹底しなければならない。」と海上保安庁の果たす役割の重要性を述べるとともに、「海の治安を守るという尊い任務に日夜献身努力を続ける諸君の活動が、多くの国民の敬意と感謝によって報われることを期待します。」と卒業生を激励しました。
卒業式の後、巡視船のブリッジを模したシミュレーションセンターで威嚇射撃の様子を視察や、梅の記念植樹を行いました。《首相官邸》
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【大相撲春場所千秋楽】横綱朝青龍関、2場所ぶり16度目の優勝
大相撲春場所は26日、大阪市浪速区の大阪府立体育会館で千秋楽を行い、史上初となったモンゴル勢同士の優勝決定戦の末、東横綱朝青龍(25)=高砂部屋=が、場所後に大関に昇進する東関脇白鵬(21)=宮城野部屋=を下し、2場所ぶり16度目の優勝を果たした。
モンゴルのエンフボルド首相が観戦する中、本割では白鵬が大関魁皇に、朝青龍は大関栃東に敗れ、ともに13勝2敗。決定戦は朝青龍が右下手投げで貫録を見せた。また、今場所の三賞はモンゴル勢が独占した。
西大関魁皇(33)=福岡県出身、友綱部屋=は8勝7敗と勝ち越し、9度目のかど番を脱出した。《共同通信》
【デザイナー・小篠綾子さん】死去
世界的なファッションデザイナー、コシノヒロコ、ジュンコ、ミチコ3姉妹の母親で、ファッションデザイナーの小篠綾子(こしの・あやこ)さんが26日午前3時15分、脳こうそくのため大阪府岸和田市の病院で死去した。92歳。大阪府出身。
岸和田市の呉服商の家に生まれたが「これからは洋服の時代」と女学校を中退、洋裁の道に進んだ。1934(昭和9)年、同市でコシノ洋装店を開業。紳士服のテーラーだった夫が戦死、戦後は女手一つで娘3人を育てた。
3姉妹がデザイナーとして活躍するようになった後も、自らは洋装店を続けた。ヒロコさんの二女、小篠ゆまさんも同じ道に進み「親子3代デザイナー」として話題になった。《共同通信》
【この日の民主党】
「若さと経験のバランスをうまくとることが大事」鳩山幹事長
鳩山由紀夫幹事長は26日午後、広島県広島市において「民主リーダーズスクール」での講演に続いて、党広島県総支部連合会の第8回定期大会に出席し、記念講演を行った。
冒頭、鳩山幹事長は「民主党にざんざん降りの雨が降り注いでいる」現状の中で、大会に駆けつけた出席者に対し、「『雨天の友』の皆さんに、改めて感謝申し上げる」とまず述べた。その上で、いわゆるメール問題に関して、謝罪広告の掲載や懲罰委員会での質疑の経緯などについて説明。情報仲介者の西澤孝氏に対して、党として参考人質疑でなく証人喚問で質すよう申し出たことを明らかにし、外部からと内部からの検証を精力的に、正確を期しながら進めているとした。また、なぜこのような情報提供が西澤氏から行われたのか、意図については不明であるとした。
鳩山幹事長はまた、「民主党が何をなすべきか」について、「若さと経験のバランスをいかにうまくとるか、ということに尽きる」と強調。これまで党を支えてきたベテラン議員も一緒になり、民主党再生に向けて一丸となっての取り組みこそが必要であると指摘した。そして、「苦しい時だからこそ、雨降って地固まる」よう、働きかけるのが幹事長としての役割だとも述べた。
民主党の立ち位置についても、「一部の既得権に守られているところを擁護するのではなく、徹底的に、国民の皆さんの側に立って主張を貫いていくことだ」と強調。「その対局にいるのが自民党の政治だ」と、鳩山幹事長は厳しく指摘した。その上で、官製談合による税金のムダづかいの構造をなくさなければならないとして、官僚政治にメスを入れるのが政治の本来の役割だと語った。
更に鳩山幹事長は、「こういった状況にメスを入れられる状況を早くつくることが大事だ」とし、既に小泉政治の末期症状が現れていると指摘して、ライブドア問題についても言及。マネーゲームが行き過ぎて、本当に物をつくって汗をかいて、地域や国のために奉仕をしながら、満足や幸せを得るという生活がどこかへ飛んでいってしまったとして、強い危惧の念を表明した。
米国産牛肉の輸入再開問題についても政府の対応を批判した鳩山幹事長は、「小泉政治にも品格が欠如している」としつつ、メール問題を呼び起こした質疑についても、「品格、品性が欠如していたと思わざるを得ない」と指摘。国家としての品格や尊厳、一人ひとりの品格や尊厳を深めることが、「民主主義、自由主義を深める最大の道だ」と強調した。
最後に鳩山幹事長は、来年の統一地方選挙、参議院議員選挙を全力でたたかっていく決意を改めて表明し、「地域で徹底的に強くなることが、民主党が求められている道だ」として、若さと経験の両輪相まった民主党に変えていくと述べて、講演を締めくくった。
「普天間基地移設は、説得と理解が大前提」前原代表
前原誠司代表は26日、視察先の福島県喜多方市で記者会見を行った。
額賀防衛庁長官が同日、沖縄県名護市の島袋市長と会談し、長官が米軍普天間飛行場の沿岸案に関して、航空機の飛行ルートが住宅地の上空にかからないよう滑走路の角度をずらす修正案を提示したのに対し、市長は滑走路を移動させる海上埋め立て案への大幅修正を改めて求め、折り合わなかった点をどう見るか問われた前原代表は「かねてからこの問題に関しては、地元との十分な打ち合わせ、説得、理解が大前提だと申し上げてきた」と主張。沖縄県民の理解と負担軽減、十分な説明と説得が不可欠だと考えてきたと重ねて述べ、それが十分にできていない小泉政権の粗野なやり方に憤りを感じるとした。
「地元の理解を得るためにしっかりと努力することが担保されなければならないし、沖縄全体が反基地、反安保となる状態を防ぐためにも説明、説得を重ねてほしい」とも語り、3月中に結論を出すとしていた政府の方針がもつれ込む形となった点については、「大きな責任違反だと思う」と批判した。
また、自民党の山崎前副総裁が同日、テレビの番組で、在日米軍再編に絡む在沖縄米海兵隊のグアム移転経費のうち75%を日本側が負担するとの米側提案について「過重な負担ではないか」として、半額負担が限度との認識を明らかにした点に関しても、記者団からどう見るか問われ、「日本が大きな財政的負担を持つというのは反対」と表明した。
そもそもトランスフォーメーションの議論がされ出したのは、前方展開を是正して後方に基地を構えることに重きを置く戦略に米軍が変えてきたことによるものだと分析したうえで、「日本に恩を着せて、日本がいるから出て行くというのは極めて一方的な見方だ」との考えを示した。「あくまでも米軍の戦略転換に合致する点であるということをしっかりと捉えないと言われっ放しになる」とも重ねて語った。
一方で、沖縄の負担軽減を行うのであれば、融資制度を含めた第三のやり方を提案していくなかで、円滑かつスムーズに繋げていくことが大事だとして、「お金を出さないならば米軍のグアム移転をやめるということにならないように、しっかりと米国に釘を刺さなければならない。それがまさに外交交渉だ」と述べた。
前原代表の視察をどう見るか問われた渡部恒三国対委員長は、「地方があるから東京がある。地方・農村がなくなってしまったら日本がない」というのが自らの政治信条であることを明らかにしたうえで、前原代表が農業に関心を持ち、農村の再生に向けた道筋を探るために視察に訪れた意義は大きいとの見方を示した。《民主党ニュース》